ロングワンピース、靴下、カップ麺...収納しにくいものをスッキリ収納

公開: 更新: テレ東プラス

クローゼットにロング丈のワンピースをかけると裾がシワシワに。靴下は左右がごちゃごちゃ。カップ麺はストックしておくのに場所を取って...。

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毎回さまざまな専門家がレギュラー出演中の生活情報番組「なないろ日和!」から、整理収納アドバイザー・中山真由美さんに「収納しにくいもののスッキリ収納」についてうかがいました。

ロング丈の衣類の収納

今年の春夏も大流行のマキシ丈のワンピースや、ロングニットなど丈の長い衣類は、どのように収納していますか? クローゼットに高さがあまりない場合や、下の部分に衣装ケースなどがある場合は、そのままハンガーにかけて収納するのが難しいですよね。

【ロング丈のワンピースの収納】
ロング丈のワンピースは、ハンガーを2本使って折り畳み収納! 1本のハンガーにワンピースをかけ、もう1本のハンガーの下のバーの部分に裾を持ち上げてかけ、そのままクローゼットにかけます。この方法ならワンピースの丈が半分に。詳細は動画でチェック!

nanairo_20220515_02.jpgYouTube「プチっとお片付け!中山真由美」より

【ロングニットの収納】
ロングニットも、ハンガー1本で収納! まずロングニットを縦に二つ折りにし、ワキの部分にハンガーの肩の部分をあて、袖と裾をハンガーの下のバーの中へ入れ込み、クローゼットにかけます。そのままハンガーにかけると型崩れしてしまうニットも、この方法なら畳まずかけて収納できます。詳細は動画でチェック!

nanairo_20220515_03.jpgYouTube「プチっとお片付け!中山真由美」より

靴下&ストッキングの収納

靴下の片方が無くなったり、ストッキングが何足あるかわからくなったり...靴下やストッキングの収納も悩みの種。畳み方と収納方法を変えれば、使いやすく収納できます。

【靴下の収納】
靴下の畳み方は、種類によって3パターン!
「普通の靴下」...左右を合わせて重ね、かかとを折り、足首を折って足首の中につま先を入れる。
「スニーカーソックス」...左右を合わせて重ね、半分に折り、足首の中につま先を入れる。
「フットカバー」...片方の中にもう片方を入れて重ね、つま先をかかとの中に入れる。
畳んだ靴下は、100均などの収納ボックスに立てて収納すれば、取り出しやすい! 詳細は動画でチェック!

nanairo_20220515_04.jpgYouTube「プチっとお片付け!中山真由美」より

【ストッキングの収納】
ストッキングは、幅を2つ折りにし、長さも2つ折りに、収納する引き出しやケースの高さに合わせてウエストのゴムの部分を折り曲げ、残った足の部分も折り曲げ、ウエストのゴムの部分に足の部分を入れる。畳んだストッキングは立てて収納。文字ではわかりにくいので、動画でチェック!

nanairo_20220515_05.jpgYouTube「プチっとお片付け!中山真由美」より

《収納の極意は「3」にあり》
靴下はワンシーズン3足
また、履かない靴下やストッキングが出てくるのは、数にも問題あり。「靴下はワンシーズン3足あれば十分。3足をローテーションで履いていくと、消耗のタイミングで、ちょうど衣替えの季節に買い替え時を迎えます」と中山さん。ストッキングも同様に3足あれば十分ですが、2足セットのものもあるので4足で。シーズンごとに新調すると気分もスッキリします!

S字フックにかけるのは3本まで!
この「3」という数字は、他の収納においても鉄則。ネクタイやベルトを「S字フック」にかけて収納する際も、1つのフックにかけるのは3本まで。それ以上かけると使いたいものが取り出しにくくなります。「1軍」(よく使うもの)、「2軍」(1ヵ月に1度程度使うもの)、「3軍」(ほとんど使わないもの)により、フックにかけるものと、丸めて収納するものを分けましょう。

食品ストックの収納

地震や台風などの自然災害や非常時のための食品の備蓄は、いつ使うか分からないものの、いざという時に取り出しやすい場所に収納しておくことが必要です。食品ストックの中でも特に、カップ麺はメーカーや種類によって様々なサイズがあるため収納に困ります。

【カップ麺の収納】
カップ麺や通常の水の消費期限は約半年のため、小まめに見直しが必要。月に1度"カップ麺を食べる日"を作って、ストックを食べて新しいものを補充する「ローリングストック法」がオススメです。

収納場所は、「我が家では、蓋つきの黒いボックスに入れて、インテリアとしてダイニングテーブルの近くに置いています」と中山さん。家族がいつでも取り出して食べられる場所に収納しておくことで非常時以外にも使え、またどんなものが減っているかによって家族の好みも分かります。

中山さんの収納術は、今すぎ実践できるものばかり。ちょっとしたアイデアで、収納しにくいものもスッキリ収納しましょう。

取材協力: 中山真由美さん。整理収納アドバイザー。お部屋と心のカウンセラーとして、これまでに2000件以上のお片付けの悩みを解決。著書に『心も整う「捨てる」ルールと「しまう」ルール』(集英社)、「10分でスッキリ! 捨てない片づけ」(主婦と生活社)など。
オフィシャルホームページ
公式YouTube 「プチっとお片付け!中山真由美

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