小日向文世と遠藤憲一が「これだけは譲れない!」こだわり明かす:嫌われ監察官 音無一六

公開: 更新: テレ東プラス

テレビ東京では、金曜8時のドラマ「嫌われ監察官 音無一六」を放送します。

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本作は、小日向文世演じる"音無一六"が監察官でありながら捜査にも介入し、捜査現場を荒らされ怒り狂う刑事たちの猛抗議にもひるむことなく、鋭い"観察眼"と"閃き"で己の正義を貫き、我が道を突き進みながら仲間と共に難解な事件を解決していくサスペンスドラマです。

遠藤憲一小野武彦ら過去のスペシャル放送でもお馴染みのレギュラーキャストをはじめ、今シーズンから一六の新たな相棒となる四堂厘太郎役の古川雄輝など新たなキャストも加わり、待望の連続ドラマ化ということで話題を集めています。

「テレ東プラス」では、先日行われた、主演・小日向文世と、遠藤憲一、古川雄輝、小野武彦によるオンライン記者会見の模様をリポートする。

【会見日時】2022年4月26日(火)
【登壇者】小日向文世、遠藤憲一、古川雄輝、小野武彦、祖父江里奈プロデューサー

▼ご挨拶

祖父江P:過去に全6回の特番を経てのレギュラー化ということで、テレビドラマ界の中でも凄く珍しいことなんじゃないかなと思っております。私が担当するのがこのレギュラーになってからなのですが、これまでずっと同じスタッフさん、出演者さんで演って頂いておりまして、入った時からこの"音無一六"という作品に対しての愛情を感じる機会が多かったです。何より、出演者の皆さん仲が良くて、カメラが回ってないところでもお話しされて、盛り上がっている光景をよく見受けられます。
さらにですね、第1報のリリースを出してからSNSなどを見ていると特番だったのにも関わらず、すごくファンの多いドラマだなと実感しました。「あの"音無一六"が帰ってくるのか!」などの書き込みが沢山見受けられてすでに多くの視聴者の方々に愛されている作品なんだなと感じております。短い時間ではありますが、出演者の皆さんの仲が良い感じ、面白い感じなどが伝われば良いなと思っております。

小日向:今日はリモートという形ではございますが、皆様ありがとうございます。"音無一六"はいよいよ連ドラとして、これからOAされるんだなとヒシヒシ感じております。2時間ドラマを9年越しでやってきてまさか連ドラになるとは思ってなかったものですから、いよいよ始まるんだなという嬉しい気持ちでいっぱいです。

遠藤:こんにちは、遠藤憲一です。若い時から刑事ドラマの犯人役で、結構歳を取ってからは刑事役をたくさんさせていただきましたけど、警察のドラマでただのタクシー運転手を演じるとは思わなかったので、すごく斬新なキャスティングだなと思って、喜んでお受けさせて頂きました。そして、何年か過ぎてこうやって連ドラになるのは嬉しい限りです。先輩の小日向さんの背中を見ながら撮影を頑張っています。

古川:四堂厘太郎を演じさせて頂いています古川雄輝です。今回、僕だけが新キャラクターとしてこのシリーズに参加させて頂けて、非常に嬉しく思っています。本日は短い間ですが、皆様どうぞ宜しくお願い致します。

小野:二宮満役の小野武彦です。宜しくお願いします。僕は今年80歳になるんですけど、主役の小日向君とは40歳の時に初めて知り合いまして、知り合ってから人生の半分経ちました。知り合ってから40年のうち4分の1をこの「嫌われ監察官 音無一六」でご一緒しているということで、かなり長くやっていて楽しくやらせてもらっています。本日はよろしくお願いします。

▼質疑応答

Q.本作への出演の意気込みと再集結した今回の「音無一六チーム」の雰囲気についてお聞かせください。古川さんは本作からご参加ということで、このチームにご参加されての感想をお聞かせください。

小日向:今までは2時間のスペシャルで、大体撮影期間が実質10日間くらいのハードなスケジュールで毎回終わっていたんですよね。ですからこのメンバーと会っても10日間であっという間に終わってしまったのが、今やこうやってクランクインして2ヵ月以上経っているんですけど、毎日のように皆と会えることが本当に幸せであるということと、監督たちがすごく手応えがあると言ってくださっているので、スペシャルでファンになってくださった視聴者の皆さんにはきっと喜んで頂けるんじゃないかという思いで今、5月6日の放送をワクワクしながら待っています。
毎回大笑いできる本当に最高のメンバーで、小野武彦さん演じる二宮満の経営する居酒屋に皆が必ず集まるんですけど、まるでホームドラマのような時間を過ごせるので、僕はその時間が楽しくて大好きです。皆フランクだし女優陣の田中美佐子さんと堀内敬子さんの二人がとっても明るくて、お二人が入ってくると笑いが止まらないんですよね。本当に楽しい現場なんです。多分、古川君は少し呆れてるんじゃないかなって(笑)。

遠藤:僕も含めて、ここまでおじさん、おばさんがいっぱい出るドラマって中々無いんでね。ガヤガヤしたり、難しいセリフをしゃべったり、馬鹿な事やったり、何か不思議なドラマです。

古川:最近は、現場で僕が一番先輩になる機会が多かったんですけど、気づいたら一番後輩になっていました。なので、先輩の役者さんが沢山いらっしゃる現場に、僕だけ新しく入るということで物凄く緊張していたんですけど、現場の空気感が物凄く良くて、僕のことも温かく迎え入れてくださったので、今は楽しく、そして真剣に撮影に挑めています。そして、毎日楽しく皆さんのお話を聞いています(笑)。

小野:雰囲気は今皆さんがおっしゃった通りなんですけど、コロナ化なんでそこそこにしとかないとね。おしゃべりし過ぎなんですよ(笑)。番組のことで言えば単発で6本やっていたのがレギュラーになるって珍しいことですよね。レギュラーでやっていた作品がスペシャルになることはよくありますけど、今回は初めてのケースなんじゃないかなと。お話を頂いた時に嬉しく思いましたし、皆さんも楽しんで頂けるように現場も頑張っているので是非、ご覧になってください。

Q.撮影で苦労したことや撮影時のハプニング、または印象に残る撮影時のエピソードはありますか?

遠藤:僕がゲラなので、この前も小日向さんと古川君と3人で花屋さんのシーンを撮影していたんだけど、僕から笑い始めちゃって、笑いが止まらなくなっちゃったんですよ。それが小日向さんに移って、古川君に移って最後はゲラ大会みたいになっちゃって(笑)。スタッフさんは言い加減にしてくれよっていう顔つきになっているんだけど止まらないんだよね。これが多々あるので気をつけなきゃなと思ってます。

<笑い出したきっかけは何だったんですか?>

遠藤:リアクションというか真面目なことを話している時に、小日向さんの顔を見ておかしくなっちゃっただけなんだけど、些細な事で笑い出したんだよね。

小日向:いや、そんな変な顔した記憶はないんだけど、結構ギリギリまで余計な話をたくさんして、急にまじめな顔して本番でお芝居するでしょ? それでね、まじめな顔して演ってるエンケン(遠藤憲一)の顔とか見ると笑っちゃうんだよね。

<撮影直前まで皆さんどんなお話しをされているんですか?>

小日向:その場で思いついたことだよね。大した話はしてないんだけどとにかく皆おしゃべりなんだよね。古川君以外は(笑)。古川君には僕らが色々質問して聞き出すんですけどね。

小野:世界経済の話とかね!

古川:小日向さんは基本的に僕の家族に凄く興味を持ってくださって、僕だけ新しいキャストなので新たに来る他のキャストさんに古川君はこうで、家族構成はこうでと毎回説明してくださっています(笑)。

<居酒屋のシーンもポイントになってくるかと思いますが、小野さんは撮影時のエピソードいかがですか?>

小野:レギュラー化する前にお借りしていた居酒屋シーンの撮影場所は、雰囲気は良かったんですけど撮影にはちょっと狭すぎたんですね。そこでの撮影は共演者、スタッフさん含めて入れる人数が限られていたものですから、そこで中々演技のテストとか自主トレができなかったんですね。今度のセットは居住性が良くなったものですから、撮影は捗るし、自主トレもできるので文句ないです。幸せでいっぱいです。