「シャチ恋」から一転ストーカーに!竹財輝之助「演じている時、不思議な高揚感はありました」:寂しい丘で狩りをする

公開: 更新: テレ東プラス

――『シャチ恋』で共演した丸山智己さん(押本忠夫役)など、他の共演者の皆さんとは現場でどんな話をされたのでしょう。

「今回、丸山さんとはまったく接点がなかったのですが、何度かお会いした際は、『シャチ恋』つながりで『まだ干し芋食ってんの?』と聞かれたり、『竹財くんの役、ヤバいね。面白いね!』と声をかけてもらいました。あと、第1話の丸山さんの演技を見て、"丸山さん、目が死んでる~"と思ってちょっと引きました(笑)。『シャチ恋』で僕たちを見てくださった方は、おそらく驚くのではないかと。
敦子役の久保田紗友さんとは、あまりお話しする機会がなかったです。一緒のシーンがなかったというのもありますが、久保田さんの目からも久我に対する嫌悪を感じたので(笑)」

――「シャチ恋」で竹財さんが演じた堤司部長は、「悶絶する姿が可愛すぎる!」など、SNSでも話題となりました。

「僕は正直"気持ち悪くないかな?"と探り探り演じていたので、皆さんにそういう風に感じてもらえたのなら良かったです。現場でも、何度か監督に『大丈夫ですか? これ、本当に大丈夫ですか? 気持ち悪くないですか?』と確認しながら演じていたので(笑)。原作よりも年齢が上の設定でしたし、どこまでやるかのさじ加減は、すべて監督にお任せしていました」

――様々な話題作へのご出演もあり、お忙しいとは思いますが、オフはどのように過ごしていますか?

「きちんとお休みをいただける時は、趣味に時間を費やしています。料理、釣り、野球...朝起きてやりたいなと思ったことをするようにしています。特に料理をしている時はリラックスできるので、撮影が早く終わった時は、なるべく家で自炊するようにしています。何もしたくなければ、ベッドでゴロゴロしていることもありますよ(笑)」

――最後に、読者へメッセージをお願いします。

「女性の方にはつらい内容かもしれませんが、そこから立ち上がろうと頑張る女性の強さを見ていただきたいです。あと、押本と久我ってちょっと種類が違う怖さがあると思うので、大丈夫な方は、ぜひ真っ暗な部屋でご覧ください。違う楽しみ方を発見できるかもしれません」

竹財輝之助 プロフィール】
1980年4月7日生まれ。熊本県出身。O型。「仮面ライダー剣」(2004年)で俳優デビュー。主演作に「劇場版ポルノグラファー〜プレイバック〜」(2021年)、ドラマイズム「年の差婚」(2020~2021年)など。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)にも出演している。

(取材・文/松下光恵)

【第1話 あらすじ】

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探偵の桑村みどり(倉科カナ)は、恋人で刑事の浅野(平山浩行)から結婚を申し込まれ、幸せな日々を送っていた。ある日、探偵事務所に野添敦子(久保田紗友)がやってくる。敦子の依頼は7年前に自分を強姦し服役していた押本(丸山智己)の出所後の動向を調べてほしいというもの。敦子は裁判の時に押本が放った「復讐してやる」という言葉に怯えていた。
みどりもかつて交際していたカメラマンの久我(竹財輝之助)とのつらい過去があり、心に傷を負っていた。みどりは敦子の依頼を受けるが...押本は執拗に敦子を追いかけ襲ってきた。それと同時に久我がみどりの前に現れ、再び付け狙う。その姿はまるで「狩り」を楽しむようだ。
終わりのない地獄に、みどりはいつしか復讐を誓う。「狩られる前に狩る」。息もつかせぬ展開で送る戦慄のクライムラブサスペンス!