<対談>増田貴久×田中みな実「もしもシェアハウスに住んだら...」厳しい自分ルールが止まらない!?

公開: 更新: テレ東プラス

企画・原作 秋元康が手掛けるシチュエーションコメディドラマ「吉祥寺ルーザーズ」(毎週月曜夜11時6分放送)。

物語の舞台は不動の人気タウン東京・吉祥寺。なぜか安い家賃に、不可思議な募集方法、謎の開かずの扉...。そんな謎めいたシェアハウスで、性別も年齢も職業もバラバラのルーザーたちの奇妙な共同生活が始まる! 初対面の住人たちは部屋決めから波乱を招くが...。

女子校の教師として順風満帆な人生を送ってきたが、ある出来事で心が折れ"負け組"の一員になってしまった主人公・安彦聡役をNEWS増田貴久が、夫と離婚調停中の元女性ファッション誌編集長・大庭桜役を田中みな実が演じる。

losers_20220410_01.jpg
さらに、シェアハウスに住む個性豊かな住人に豪華キャスト陣が集結!
自称芸人で実演販売員・秦幡多役を片桐仁、生意気なキャバ嬢・望月舞役を田島芽瑠、ギャンブルに溺れ借金まみれの公務員・胡桃沢翠役を濱田マリ、リストラされた天涯孤独の男・池上隆二役を國村隼が演じる。

losers_20220410_02.jpg
「テレ東プラス」は、今回初共演となる増田貴久と田中みな実の対談をお届け。すでに息がピッタリの2人が、シェアハウスに住む上での自分ルール、人に負けていると感じる部分など、赤裸々に語ってくれた。

「"その人を知りたい"という欲が強いので、人見知りもしないし、壁を作ることはないかもしれない」(増田)

――初共演とのことですが、まずはお互いの印象からお聞かせください。

増田「番組ですれ違ったことはありますが、ちゃんとお話させていただくのは今日が初めてなので...。でも同い年なので、最初から気を使わずにいけるなと、ちょっとうれしいです。年齢が違うと、探りを入れながら話しかけるタイプなので」

田中「まっすーくんは、"みんなお友達なのかな?"と思うくらいどなたにも分け隔てなくフランクな方。こうして取材を受けていても、マスコミの皆さんに愛されているなと感じることが多かったです」

増田「(笑)。たしかに取材では、長年付き合っている方と会うことが多いですからね。自分であまり意識したことはありませんが、構えたりしないようにはしているかも。"その人を知りたい"という欲が強いので、人見知りもしないし、あまり壁を作ることはないかもしれません」

――台本を読んだ感想は?

増田「リビングでの掛け合いが多いので、舞台みたいだなと思いました。その場で生まれる空気感やギクシャク感みたいなものが生きる気がしています」

田中「みんなそれぞれに沢山セリフがあるな~と(笑)。中でも桜は長ゼリフが多く、彼女の流儀みたいなものを語り出すと長いんです。第1話の『女の自虐を簡単に受け入れる男は、古今東西モテた試しがないからね』というセリフがお気に入り。これからどんどん桜語録が出てくるのではないかと期待しています。聡を上から目線で説き伏せるのも痛快で面白いんですよね。
まだ他のキャストの皆さんとセリフの読み合わせができていないので、家で自主練しているのですが、少しでも不安な気持ちを払しょくしようと "5人の顔をプリントアウト"して、そこに向かって練習しています。洋服を置いている部屋なので、着替えをするときも視線を感じて少し気まずい思いをしています(笑)」

losers_20220410_03.jpg
増田「桜さんは一人で盛り上がって話すシーンが多いからね。掛け合いだと相手がいるから覚えやすいけど、一人だと自分の中で完結させないといけないから大変だよね」

――聡と桜はどういう人物なのでしょう。

増田「聡はこれまで普通に生きてきたけど、あるとき予期せぬことが起きて心が折れてしまいます。それがトラウマになり、女性と話すのが苦手。基本は、優しいほのぼのとした男性だと思います」

田中「桜は勝ち気で正義感が強い。ただ、その正義感が彼女の凝り固まった概念によるもので。ちょっと分かるんですけどね。私も1人の生活が長くなってきて、自分が心地いいと感じるやり方や瞬間が増えていき、それを他者に邪魔されたくないと思うようになっていますから...」

増田「僕も分かる(笑)」

田中「第2話でパンにジャムを塗るシーンがありますが、"一度使ったスプーンを再び瓶の中に入れて使えるか論争"が勃発するんです。"わかる!"という感じでした」

増田「僕も桜さん派ですよ。一度使ったらパンくずがついているかもしれないから、絶対にジャムの中に入れてもらいたくない」

田中「同じく!(笑) でも私たちは気にする派だけど、全く気にならない人もいるわけじゃないですか。日常生活に潜む悪気のない癖みたいなものに、所々共感してもらえるかもしれません」

――個性的なキャラクターがたくさん登場しますが、気になる人はいますか?

増田「やっぱり聡ですかね。すごく普通っぽいのに、なぜ"ルーザー"と呼ばれるようになってしまったのか...。実は桜さんは聡と年齢が近いので、おそらく一番の理解者になるんじゃないかな? と思っています。逆に國村さん演じる池上さんとはかなり歳が離れているので、ルームシェアしたからこそ関われた2人の距離感や生まれてくるものに興味が沸きます」

losers_20220410_04.jpg
田中「國村さんとは『生きるとか死ぬとか父親とか』(2021年テレビ東京)で共演させていただいていて。残念ながら同じシーンはありませんでしたが、國村さんが演じた哲也さんがすごく好きだったので、今回、ご一緒できるのをすごく楽しみにしていました。キャラクターとしては、みんな一癖も二癖もあるので全員気になります。それぞれが抱えている過去やトラウマも気になりますね」