アラサー女子のリアルを演じる岡崎紗絵の結婚観「相手に踏み込みすぎないことも大事」:花嫁未満エスケープ

公開: 更新: テレ東プラス

マンネリ気味の今カレか、再会した元カレか...? "結婚適齢期"を迎えたアラサー女子のリアルすぎるトライアングル・ラブストーリー、木ドラ24「花嫁未満エスケープ」。なかなか結婚に踏み切らない同棲中の今カレにモヤモヤした毎日を送る主人公・ゆう。そこに素敵に成長した高校時代の元カレが現れた! 幸せな"結婚"のため、ゆうが選ぶのは!?

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主人公・ゆうの揺れる女心を繊細に演じる岡崎紗絵さんにインタビュー。恋愛観や結婚観、岡崎さんに欠かせない5つの大事なものなどについてお話をうかがいました。

誕生日だけは絶対に忘れないで欲しい

――岡崎さんは26歳ですが、今回演じるゆうはアラサーの28歳。2歳の差は感じましたか?

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「ゆうは30歳目前なので、結婚への意識は今の私より現実的。学生時代のお付き合いとは変わってきて、"この先の人生を連れ添っていく"と考えると、本当にこの人でいいのかと悩んでしまう――そうした感情を、ゆうを演じることで体験しています。このドラマが終わった時に、私は結婚に対してどう感じているのか、今から楽しみでもあります」

――岡崎さんにとって、理想の結婚は?

「今は結婚があまり現実的ではないので想像つかないのですが、例えば、洗濯や料理など家事を全てどちらかがやらなければいけないとなると、いつか爆発してしまう気がします(笑)。お互いが自立しているといいですよね」

――このドラマだと、同棲中の今カレ・尚紀(中川大輔)は、全てをゆう任せにしていますよね。そういう男性はどう思いますか?

「ちょっと寄りかかりすぎですよね(笑)。ゆうが何でもできるから尚くんが甘えている部分もありますが、"ちょっとお母さんみたいになってない?"と思ってしまいます。尚くんには、もう少し自分の足で立って欲しいです。あと、ゆうの誕生日を忘れるんですよ。そこだけは絶対に忘れないで欲しい」

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――ゆうを一途に思ってくれる元カレ・深見(浅香航大)みたいな男性は、いかがですか?

「自立しているという意味では深見くんの方がいいかなと思うのですが...。深見くんは無理をしているように見えて、"私に合わせすぎていない?"という気持ちなります。お互いフラットでいられる関係がいいですよね」

――「誕生日は忘れないで欲しい」とおっしゃっていましたが、理想の誕生日の祝われ方は?

「派手なことをしてくれなくてもいいんです。いつもはあまり言ってくれないことを言葉にしてくれるとか、気持ちが伝わるようなことがあるとうれしいです」

――これまでの誕生日で印象に残っていることはありますか?

「学生時代の友達からのサプライズは忘れられないです。当日、雨が降る中、家に友達が来てレインコートだけ渡されて。指定の時間に公園に行ったら、いろんな装飾で飾り付けされていました。みんなが頑張って準備してくれたことがうれしくて。友達からのコメントを集めたビデオレターにも温かい気持ちになりました」

――同棲5年、マンネリ気味のゆう&尚紀カップルは、気持ちのすれ違いが生じてしまいます。岡崎さんは、恋人、友達、家族など大切な人といい関係をつくるために大事にしていることはありますか?

「尊敬や尊重を忘れないことですね。そして相手に踏み込みすぎないことも大事。信頼があってお互いを尊重しているからこそ入り込まない。一歩引く力が必要だと思います」

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――岡崎さんは、俳優、モデル、さらにコント番組などのバラエティにも出演するなど幅広く活動されています。それぞれのスイッチの切り替えは?

「お芝居は役があるし、モデルは服を見せる、バラエティは楽しませるという目的があるので、特に意識せずスイッチは自然と切り替わっていますね。ただバラエティは不慣れなので、考えることがたくさんありすぎて緊張しちゃいます。コントはもう芸人さんについていくしかないので、毎日が勉強です。みなさん頭の回転が速くて、すごすぎます」

――違うジャンルでの経験は自分の新たな引き出しになっていますか?

「モデルで世界観ある撮影をする時は、お芝居で培った表情や表現力が役立つし、お芝居にはコントで学んだ間や言い回しが活きるなど、それぞれがいい影響を与えていると思います。お仕事のジャンルは違いますが、どこか似ている気もします。少し前までは、まさか私がこんなにいろんな経験をさせてもらえるとは思ってもいませんでした。数年前の私に『コントに出てるよ』と伝えたらびっくりするんじゃないかな(笑)」

――今作が連ドラ初主演となりますが、俳優としての今後の展望は?

「作品の世界に染まれる人になりたいです。映画やドラマだとわかってはいながらも、本当にその世界に生きているようにしか見えない、そういう方に憧れます。ブルース・リーの『Be water(水になれ)』という名言がありますが、どんな世界にも馴染める人になれたらいいですね」

岡崎紗絵を構成する5大要素

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岡崎さんご自身が"岡崎紗絵"を語る上で欠かせない、人物・モノ・場所・出来事などは? "岡崎紗絵"を構成している3つの要素についてうかがいました。

【友達】
友達が多い方ではないですが、一人一人と深いです。高校2年生からこの仕事を始めましたが、それ以前からの友達もずっと変わらずにいてくれて、支えられています。何かに行き詰まったときはテレビ電話をして、お互いに顔を見て話すだけで落ち着くんです。自分とは違う視点の意見をくれるのでありがたいですし、憧れのような存在でもあります。

【ファッション】
中学生の頃から、友達と雑誌を交換してトレンドを勉強したり、少ないお小遣いの中でプチプラアイテムを購入したりしていました。モデルさんはキラキラした憧れの存在で、あの頃は、まさか自分がなれるなんて想像もしてなかったです。モデルのお仕事も、ずっと続けていきたいです。

【お風呂】
お風呂で踊ることでストレス発散! ミュージカルが好きで、映画「グレイテスト・ショーマン」の音楽をかけて見よう見まねで歌って踊っています。お風呂の湯気で雰囲気が出るし、開放感もあって(笑)。感情のまま動いて汗をかく! 誰にも見せられないですが、私のお気に入りの時間です。

【旅行】
コロナ禍以前はよく行っていました。国内だと宮古島や石垣島など、ゆったりと時間が流れる場所が好き。海がキレイなので見ているだけで癒やされます。海外だと、ベトナムでオーダーメイドのアオザイ(ベトナムの民族衣装)を作ったことが印象的。色も鮮やかで、刺繍も素敵で、ファッションが好きな人は楽しいと思います。自由に旅行ができるようになったら、ベタですがハワイとか暖かいリゾート地に行きたいです。

【水中考古学】
水の中のものに、すごく興味があるんです。映画「タイタニック」でも、私にとっての一番の見どころは探索機が海に降りていくシーンで。水の中に、まだ知らないものが閉じ込められていると考えるとロマンを感じます。今、見ていることなんてほんの一部分で、もっととんでもないことがあるんじゃないかなとゾクゾクするんです。沈んでいたものを採取することで歴史が明らかになる、というのもいいですよね。ダイバーのライセンスは持っていませんが、いつか私も海の中の世界を体験したいです。

メイク:つばきち
スタイリスト:高木かなえ
衣装:MAISON SPECIAL
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(撮影/uufoy 取材・文/玉置晴子)

【プロフィール】
岡崎紗絵(おかざき・さえ)
1995年11月2日生まれ。愛知県出身。2012年にモデルデビューし、現在は女性ファッション雑誌「Ray」専属モデルなどで活躍。2014年より女優としても本格的に活動を開始し、ドラマ「ごほうびごはん」(BSテレ東)、「ドクターホワイト」(フジテレビ系)、映画「mellow」(2020年)、「シノノメ色の週末」(2021年)などに出演。また、コント番組「新しいカギ」(フジテレビ系)にもレギュラー出演中。

岡崎さん主演、木ドラ24「花嫁未満エスケープ」第1話は?

第1話
彼氏の尚紀(中川大輔)と付き合って7年、同棲して5年目を迎えマンネリ気味の日々を過ごしているゆう(岡崎紗絵)。ゆうの誕生日に、ちょっとしたことがきっかけで怒りを抑えきれず、ゆうは家を飛び出してしまう。そして勢いで帰省した先で高校時代の元カレ・深見(浅香航大)と偶然再会する。久しぶりの再会にも関わらず、誕生日を覚えていたり自分を特別扱いしてくれる深見にゆうは心が満たされていき...