パフォーマンスにメリハリがない...ローティーン中心の次世代グループは表現の幅が課題:Dreamer Z

公開: 更新: テレ東プラス

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Z世代のスターを発掘する「~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z」。新世代アーティスト発掘オーディション「iCON Z」男性部門は、三次審査を突破した20名が4つのグループに分かれて戦う"グループバトル"に突入。課題曲は、SHOKICHI(男性部門プロデューサー)がディレクションした、グループそれぞれのカラーに合わせたオリジナル曲。前回の放送では、「ZFACTION」と「LIL LEAGUE」の曲が発表された。

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佐藤峻乃介や鈴木瑠偉などキッズダンサーとして活動してきたメンバーが多く、ローティーンが中心の次世代グループ「kid matic」。エネルギッシュなパフォーマンスが期待される彼らに、SHOKICHIが書き下ろしたのは「Giant Steps」。4グループの中で一番人数が多いチームのため、「みんなで踊りながら、この世界をステップで駆け抜けていく」という意味が込められている。曲の舞台となるのは、煌めく夜の街。SHOKICHIは、「あらゆるものをかき分けて、無我夢中でステップししながら、街を駆け抜けて行く様」をイメージして作ったという。ローティーンの彼らが、少し背伸びしながら大人の世界へ一歩踏み出す...そんな高揚感と色気を感じさせるダンスチューンだ。

アップテンポの中にいかに大人っぽいムードを漂わせるか、緩急とメリハリがポイント。8人が交代でマイクを握る中、2人のリードボーカルが引っ張る構成に。1人目のリードボーカルは、三次審査で急激に評価を上げた遠藤翼空。そしてもう1人は、SHOKICHIが「天性のボイスコントロール」と評した山本光汰が務めることに。

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それぞれが克服すべき課題がトレーナーから指摘された。リードボーカルの遠藤はボイスコントロールは出来ているが、LDHの楽曲を歌いこなすには高音が足りない。しかも歌だけではなく、ダンスも含めたステージングが求められるため、遠藤にとっては高いハードルとなる。

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さらに、グループとして大きなウィークポイントも。メンバーに共通して足りていないのは、表現の幅。中学生が多いチームのため、全てが全力すぎてパフォーマンスにメリハリがない。緩急を巧みに操れなければ、「Giant Steps」は歌いこなせないのだ。

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まだ14歳の鈴木は全てがエネルギッシュで、「パターンが一つしかない」という見方も。ダンストレーナーからは「その表現が間違っている時に取り返しがつかない」と厳しい言葉が投げかけられた。エネルギッシュなダンスが評価されてきた鈴木だが、ここから先は攻めの一手だけでは通用しない。表現の引き出しを増やせるかが課題だ。

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もう1人のリードボーカル、山本にも課題が。ボイストレーナーによると、自分の声のスタイルを作りすぎているところが今後は仇に。さまざまな楽曲に対応していかなければならないため、自分のスタイルが完成していると逆効果になる可能性が。表現を絞りすぎず、柔軟になる必要性がある。

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これまでとは違うステージにいることを突きつけられたメンバー達。ダメ出しを受けた後の話し合いでは、「チームワークがバラバラすぎる」(岡尾琥珀)、「探り探りで失敗しても、どんどん挑戦していった方が、強みや弱みが出てくると思う」 (遠藤)、「他のグループにも真似されるようなチームになりたい。全ての個性を引き立たせられたら、絶対上位に入れる」(中村碧)など、熱く意見を交わした。

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ボーカル部門の合格者が集結し、歌で魅せる「CROONERZ」の課題曲は「Water Baby」。4グループの中で最も年齢層が高く、これまで夢を掴めずもがいてきたメンバー達。水中での身動きのしづらさと重ね合わせ、「水の中でもがきながら宝物を見つけてほしい」という願いが込められた楽曲だ。しかし突きつけられたのは、ダンス経験の少なさ。とくに沓野広翔はダンス経験がほぼなく、ダンサー並みにレベルアップすることが求められる。CROONERZの課題曲への取り組みは、「ネットもテレ東」で!

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課題曲が発表され士気が高まった矢先、新型コロナ感染拡大の影響で週末合宿が一時中断に。候補生達には先行して振り付け動画が送られ、各自が自主練習することになった。そして、無事にメンバー集まっての合宿が再開。切磋琢磨し急成長するグループがある一方で、問題が浮き彫りになるチームも。なかでもダンスで遅れを取っているCROONERZは、曲線的で複雑な振り付けが多く大苦戦。焦りを隠しきれないメンバー達...目前に迫った四次審査を突破することはできるのか!?次回、プロデューサー達による振り付け・ダンス中間チェックが行われる!