「のぼうの城」の城下町で発見!”花手水”のようなパン&名物大将の愛情たっぷり丼

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ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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3月11日(金)の放送は、埼玉県行田市で昼めし旅。埼玉の地名の語源とされるさきたま古墳群があることで知られています。また、小説『のぼうの城』の舞台としても話題となった城下町。そんな行田市にやって来たのは、タレントの金子貴俊さんです。

花手水の観光客にも人気!元パティシエが作る花のようなパン

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今、行田で話題になっているのが、水を張った鉢に花を浮かべる花手水。商店や民家の軒先など、市内のおよそ50カ所で楽しむことができます。そこで訪れたのは、花手水の人気スポット、行田八幡神社。自粛が続いた2020年春頃から「参拝に訪れる人々に癒やしを提供したい」と、行田市で最初に花手水を始めたのが行田八幡神社でした。

6カ所に花手水が飾られた神社内を散策したあとは、まるで花手水のようなパンがあると評判のパン屋さんへ。

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2009年にオープンしたパン工房「KURA」にお邪魔します。店長の今村順子さんは元パティシエ。お菓子作りの経験を活かして作られた彩り豊かな可愛らしい季節のミニ食パンのほか、40種類ほどの創作パンが並びます。地元民だけでなく、花手水を見に来た観光客にも評判だそう。

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金子さんが「パンの中の花手水」と評したバラのような見た目の「クリームチーズアップルデニッシュ」(324円)。ひと口いただいた金子さんは「酸味と甘味のバランスが非常にいい! クリームチーズとレーズンが入っているんですけど、アクセントになっていて」とコメント。たくさんの人に愛されるのも納得ですね。

大将自ら従業員にふるまう!から揚げのようなまかない焼き鳥丼

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続いては行田で話題の名物大将がいるお店にお邪魔します。訪れたのは、2013年オープンのうどん屋さん「大地」。

毎朝打つうどんは香川県・北海道・オーストラリア産の3種類の小麦をブレンドしたもの。日本全国のうどん屋さんを巡って習得した本格派の讃岐うどんです。人気のメニューは組み合わせ自由なランチセット。

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金子さんが注文したのは「大地の御膳」。普通盛りでも300gあるというコシのある讃岐うどん、そして利尻こんぶの天丼に、行田名物のおからの揚げ物「ゼリーフライ」が付いてきます。「ゼリーフライ」の中身はおからやじゃがいも、にんじん、タマネギ、合い挽き肉などを混ぜ合わせたもの。「大地」さんでは足袋の形にして、約5分揚げています。うどんの返しを混ぜた特製ソースをたっぷりかけていただきます。

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うどんを食べ進んであまったぶっかけの汁に、野菜の自家製ブイヨンスープを投入、さらにお好みで自家製の辛味噌を入れることで"味変"が楽しめるという、うれしいサービスも。名物料理を堪能したところで、で例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

まずは鶏肉に片栗粉をまぶして揚げます。彩りにシシトウも同時に素揚げ。フライパンにごま油をひき、揚げた鶏肉とシシトウをごま油をしいたフライパンで軽く炒めます。そして焼き鳥のタレと焼肉のタレをブレンドしたものを味付けにかけ、さらに炒めます。

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器に持った白飯の上に温泉卵をのせ、その周りに鶏肉とシシトウをのせたら「温玉焼き鳥丼」の出来上がり。

もう1品は、行田名物の青大豆を使った春雨サラダを。行田産の青大豆は甘みがあり香りが良いのが特徴だそうです。

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春雨と青大豆にカイワレ大根、ハム、水菜を加え、ポン酢とチョレギドレッシングと和風ドレッシングで味付け。さらに、うどん屋さんならではのこだわりとして、香川県琴平町から仕入れている醤油をかけます。最後に、パリパリ食感が楽しい、細切りして揚げた揚げうどんを添えます。

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こちらが「大地」のまかない。

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スタッフの好みの具材をちくわの穴の中に入れた、ちくわの天ぷらも並びます。この日はチーズとオクラを入れています。なんともボリュームたっぷりなまかないですね。青木さんはいつも、その日出勤するスタッフの希望を聞いてまかないを作っているそうです。

大将とスタッフの皆さんがとっても仲が良く、素敵なお店でした。これからも元気にお店を盛り上げていってくださいね!