「同棲を解消したい...今は1人になって考えたいんだ...」堤司の思惑とは?:部長と社畜の恋はもどかしい

公開: 更新: テレ東プラス

【3行まとめ】
・ドラマParavi 「部長と社畜の恋はもどかしい」第10話をプレイバック!
・堤司に「同棲を解消したい」と告げられ、ショックを受ける真由美は、職場でマネージャーに昇進
・しかし喜びもつかの間、今までの仕事をすべて取り上げられ、やることがなく落ち込む日々を過ごしていた。そんななか真由美は、拝島の一言で"あるプロジェクト"を思いつく

3月16日(水)深夜0時30分からは、ドラマParavi 「部長と社畜の恋はもどかしい」第11話を放送!

「残業女子×定時男子」仕事のやり方も考え方も全く違う2人が繰り広げる"ムズキュンが過ぎる"オフィスラブコメディー!!

「テレ東プラス」では、第10話の内容をプレイバックする!

会社の営業部に勤める"まるちゃん"こと丸山真由美(中村ゆりか)は、頼られることと仕事に生きがいを感じる残業三昧のOL。毎日きっちり定時で上がる"定時部長"こと堤司治(竹財輝之助)と恋人になり、お試し同棲が始まった。交際は順調と思われていたが、同棲後も変わらず社畜生活を続ける真由美と、真由美を愛するあまり大人の対応ができない堤司。堤司は真由美に「同棲を解消したい」と申し出るのだった。

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「正確に言えば、お試し同棲の解消ということになるが...」

「あの...つまり、私と別れたいってことですか?」

「......」

「部長...」

じわっと涙を浮かべる真由美。

「今は一人になってゆっくり考えたいんだ。ごめん...」

翌朝、ハッと目を覚ます真由美。隣を見るが、堤司の姿はない。自分のアパートに帰って来たのだった。

「夢じゃない。部長に愛想を尽かされる理由は...」

デートより仕事を優先させたこと、いちゃいちゃタイムに仕事のメールを返信したこと...指折り数えてみると、思いあたる節が数限りなくある。

「部長のために何もしてあげられなかった...」

涙ぐみ、ベッドの上でゴロゴロと身悶える。

「私が、マネージャー!?」

出社すると、営業部の部長・石橋亘(脇知弘)に呼び出され、営業部アシスタントのマネージャーになるよう命じられた。コンプライアンスにうるさい人事部の諫山基(丸山智己)から、アシスタントのまとめ役が必要で、真由美が適任だと言われたらしい。

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「すごい、先輩昇進ですか!?」

「さすがです! マネージャーなんてカッコいい」

アシスタントたちから拍手喝采を受け、「これからますます忙しくなるな」と気合を入れる真由美。しかし...。

「三森さん、見積りできた? 急いで」

「もう少しで...」

「栗木さん、あの書類は?」

「今ちょっと別の作業でいっぱいで...」

忙しそうにしているアシスタントたちに対し、手持ち無沙汰な真由美。嬉々として「みんな、私に仕事回して」というが、キョトンとされる。

「先輩、知らないんですか?」

実は、真由美にはアシスタントの仕事をさせないよう諫山からお触れが出ていた。諫山に抗議しに行く真由美。

「マネージャーというのは、メンバーそれぞれが良いパフォーマンスができるようサポートするのが役目です。質問や相談を受けて、時にはカウンセリングすることも必要です。そういう役目の人間が忙しくしていたら、周りはどう思いますか?」

「それは...相談や質問がしにくいです...」

「その通り! だから丸山さんにはアシスタント業務から離れていただき、マネージャーの仕事に専念していただきたいのです。宜しく頼みますよ」

念を押して去っていく諫山。真由美は不服そうにオフィスに戻るが、相変わらず仕事はなく、居心地悪そうに過ごしていると定時の18時に。すると石橋から「仕事がないなら早く帰りなさい」と言われ、しぶしぶ帰ることにした。

大好きなコンビニスイーツを買って帰宅。「仕事終わりのご褒美♪」とパクつくが、いつものように美味しく感じられない。

「私...今日、仕事何したんだっけ?」

しょんぼりしていると、スマホに着信が。同期で社畜仲間の拝島高志(佐野岳)は、真由美を居酒屋に呼び出したのだった。

「何がマネージャーだ、何が働き方改革だ! 私はそんなのいらないんだよおおぉ!」

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ビールのジョッキを乱暴にテーブルに置き、鬱憤を吐き出す。

「泣き上戸だったのに、まさかの怒り上戸にキャラ変かよ」と拝島。すると今度は「部長...」と泣き出し、拝島はさらに呆れる。

「私、部長にも見限られたのかな...」

「え、なに? お前らもう別れたの?」

真由美に告白したものの「友達として好き」とあっさりフラれてしまった拝島。チャンス到来とばかりに目を輝かせる。

「別れてない!...と思うけど...」

「今度こそ俺のところに来いよ」

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「やだ! 私は部長が好きなの。だって部長は、ありのままの私を...社畜としてしか生きられない私を認めてくれた。ずっと応援してくれてた。だけど私は、部長にも仕事にも見捨てられて...」

「なぁ、せっかく昇進したんだ。その仕事、とことんやってみろよ」

「ないんだって。私がマネージャーとして出来ることなんて」

「甘ったれんなよ! なんで何もないって決めつけるんだ? 会社がお前に何を求めているのか、よく考えてみろ」

「会社が私に求めてること...? マネージャーとして、私に出来ること...」

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その頃、堤司は諫山を誘いバーに来ていた。「珍しいですね、君が誘うなんて」という諫山に、「新人の頃は2人でよく飲んだだろ」と堤司。

「懐かしいな。で、何か話があるんじゃないですか?」

「......」