地味さを克服し、国民民主党が与党になったら「3つの4」を実現したいと玉木さん。具体的には「賃金上昇率4%、GDPの成長率4%、日経平均株価4万円台」とのこと。目標は素敵だが、具体的にどのように目指すのか。
政策としては、積極的に投資をする企業に大幅な減税をすることなどを考えているという。そこで成田さんは「そもそも日本企業が、利益が出ても内部留保をする理由は?」と日経新聞感のある質問をぶつける。
玉木さんは「デフレのため現金を貯める合理性が高まってしまっている。サラリーマン社長でアニマルスピリットがない」などが理由ではないかと回答。するとひろゆきさんから、「アニマルスピリットがあるとホリエモンやゴーンのように逮捕されてしまうことが問題では?」と鋭いツッコミが入る。
玉木さんもこれには同意。まさに足を引っ張り合う日本社会こそ一番の問題とのこと。学校教育の減点方式などを辞めて、eスポーツだけの公立学校を設立するなど、どれか1つ秀でていれば認められる風土を作るべきだと主張した。
とはいえ、足の引っ張り合いで25年間平均賃金が下がり続けている日本・・・。「3つの4」を達成するまでには、まだまだ足を引っ張られそうである。
昼間からジムで鍛える高齢者たち
経済を活性化するために、投資への減税以外には、ベーシックインカムのようなばら撒きも検討しているという。単なるばら撒きではなく、期限付き且つ電子マネーのような形にして、IT化の促進や短期的な購買意欲を掻き立てるものにしたいそうだ。
ひろゆきさんはこの政策に懐疑的。高齢者だらけの日本においては、お金をばら撒いたとしても、大きな需要喚起には繋がらないのではないかとのこと。これに対し、玉木さんは「最近の高齢者は昼間にジムで鍛えてお洒落して、不倫までしている」と政治家にしては大胆すぎる(?)反論を展開した。
短期的にマッチョな高齢者たちが需要を生み出し、経済が回ったとしても、中長期的にはまだまだ課題が残る。ひろゆきさんは「海外のマーケットで日本製品の需要が小さくなっていることも大きな課題」と主張。さらに小さくなった理由の1つが「政府が応援どころか足ばかり引っ張るから」と指摘した。
玉木さんは「まずは民間の足を引っ張るようなことを国が辞めないといけない」と釈明。すかさず成田さんは「ムキムキな高齢者が多いから足を引っ張る社会になっているような・・・」とポツリ。マッチョな高齢者の力を、足の引っ張りではなく、若者を支えるほうに使って頂きたいところではあるが・・・。
国民には説明しない方が良い?
ここまでの議論を踏まえてひろゆきさんは「国民に説明をすると足を引っ張られるのであれば、説明しないで正しいと思うことを行えばいいのではないか?」と提案。
玉木さんは元官僚でもあるため、国民が気づきづらい形で色々なお金の動かし方があることは認めつつ、「今はむしろ、知らないうちに年金や医療保険など高齢者向けの予算が増えている・・・。」と解説する。
どうやらここでもムキムキの高齢者が立ちふさがっている模様・・・。それでも打開策はあるのか!? 続きは日経テレ東大学でーー!
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※番組情報
【ひろゆき&成田悠輔】衝撃結末!野党党首に前代未聞の刺客【玉木雄一郎の野望】|Re:Hack
出演:
成田悠輔(半熟仮想株式会社代表、イェール大学助教授)
ピラメキパンダ(テレビ東京所属 パンダ)
ゲスト:
玉木雄一郎(国民民主党党首)
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