チワワが輪投げ?絵本を読む?Instagramで大人気!AO&MONOの動画撮影秘話&素顔をインタビュー!

公開: 更新: テレ東プラス

いろんな選択肢があったら、『これかな?』と自分で考えて持ってきます

――まずは、あおちゃん&ものちゃんとの出会いのキッカケから教えてください。

「きっかけは本当に偶然なんです。ワンちゃんを飼おうと思っていたわけではなく、癒しを求めてペットショップを覗いていた時、たまたまいたのが生後2ヵ月くらいのあおでした。『こんなに可愛いチワワがいるんだ!』と衝撃を受け、一目惚れしたものの、実はそれまでワンちゃんと暮らしたことがなくて…。覚悟や準備ができていなかったので、2〜3ヵ月ほど悩みました。お店を覗いたりHPで在籍状況をチェックしていましたが、あおちゃんはずっとお店にいてくれて…お迎えすることを決意しました」

――きっと飼い主さんを待っていてくれたんですね! そこからあおちゃんとの暮らしが始まったのですね。

「はい。あおと暮らし始めて2年ほど経ち、兄弟犬を迎えたいと考えるようになりました。せっかくお迎えするなら血の繋がりのある子をと、ワンちゃんの親戚を探せるインターネットサイトを利用しました。偶然にもInstagramでフォローしている方のワンちゃんが、あおの親戚だったんです。そんなご縁でブリーダーさんを知ることができたので、ひたすらブログをチェックして、あおとおばあちゃんが同じ、ものと出会いました」

――あおちゃんと出会うまでワンちゃんと暮らすこと自体が初めてだったそうですが、2匹はとても芸達者ですよね。どのように教えたのですか?

「芸(トリックコマンド)を教えようと思って始めたことではないんです。実はものが2歳くらいの時、他のワンちゃんに吠えるようになってしまって…。すごく悩んでいたら、お友達がしつけ教室の先生を紹介してくれました。それまでは、『吠えちゃダメだよ』と注意することもありましたが、その先生に出会い、『ダメなところを見つけて注意するのではなく、良いところを見つけて褒める』という方針に変えました。
レッスンでは輪投げなどのゲームのような遊びを通して、飼い主が褒めるタイミングを学んでいきます。楽しみながら徐々に出来るようになり、教えていただいたことを自分なりに応用して、お洗濯や料理の動画のようなことが出来るようになりました」

――ものちゃんが2歳の時に通い始めたということは、あおちゃんはもう大人の年齢でしたよね。大人になってからでも芸は覚えられるのですか?

「はい、ワンちゃんの年齢は関係ないと思います。一緒に楽しみながら教えてあげれば、出来るようになる子はたくさんいると思いますよ」

――ものちゃんは常に飼い主さんの顔を見上げていて、あおちゃんは飼い主さんの腕の中でうっとりしていて…飼い主さんが大好きなんだということが伝わってきます。こうして見ていると、本当に魅力的ですね。

「どの飼い主さんもそうだと思いますが、ワンちゃんは全てが魅力です。いつも楽しく過ごしているところが、ものの魅力の一つかな。病院に行っても尻尾をブンブン振っていて、診察台に上がった途端にテンションが下がる感じです(笑)。あおはいつもリラックスしていますね。2匹とも食いしん坊で、そんなところも可愛いです」

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――食いしん坊なんですね! どんなものが好きですか?

「あおはパンが大好きで、ものはお肉が好きかな。2匹とも食べるのが大好きなので、なんでも美味しく食べていますね。ご飯は1日2回で、毎食手作り。野菜はお芋系が好きで、葉物野菜はお肉と混ぜるなど工夫しています」

――毎食手作りとは、飼い主さんの大きな愛を感じます。とても仲の良い2匹ですが、喧嘩をすることはありますか?

「ときどきしますよ。膝の取り合いとか、ヤキモチを焼いて喧嘩になることが多いです。ものは気が強い性格なんですけど、雷や地震など、ちょっと怖いことが起きるとあおの後ろに隠れます。末っ子キャラなんですよね(笑)。あおは何事にも動じず、“ヘソ天”で寝るタイプ。近くで雷が落ちても気にしません」

――個性の違いも魅力ですね。得意な分野にも違いはありますか?

「ものは何かをくわえて運ぶのが得意、あおはじっとたたずんでいるのが得意。スラロームのように、本能的に動くのはあおの方が得意ですが、頭の中で考えながら行動するのはものの方が得意かもしれません。しつけの先生の方針が、『自分で考えて行動できるようにする』というもので、例えば“何かを持ってくる”という動作にしても、何を持ってくるのかを自分で考えるように教えるので、いろんな選択肢があったら、『これかな?』と自分で考えて持ってきます」

――しっかり自分で考えて行動しているんですね。何かを運ぶ動画には、あお&ものちゃんサイズの可愛い小道具がたくさん登場します。これはどのようにご用意されているのですか?

「購入したものもありますが、基本的には全て手作りです。私自身がデザイナーをしているので、何かを作るのが好きなんです。完全に趣味ですね(笑)」

――ひとつの作品にかかる時間はどのくらいですか?

「撮影時間は20分ほどで編集は30分くらい。小道具作りに1時間くらいかかります。頭の中に完成図があって撮影を始めるのですが、2匹が想定外の面白いことをしてくれたりするので、途中でプランが変わったり。基本的にモデルさんに任せているので、NGはないですね(笑)」

――動画編集もとてもお上手ですよね。

「ありがとうございます。少しずつ勉強していろんなことが出来るようになってきたら、映像を作ることが楽しくなりました。学生時代に映像ソフトを使った作品作りをしたことがあったので、多少の知識はありましたが、ソフトの使い方などは昔とかなり変わっていて。夫が映像関係の仕事をしているので、教えてもらったりしました」

――作品を作る上で、気をつけていることはありますか?

「誰が見ても不快な思いをしないように心がけています。最初は写真をアップするだけのアカウントでしたが、だんだん見てくれる方が増え、国によっても考え方が違ったりするので、どの国の方が見ても楽しめるようにしたいなと思っています。あとは、動画の長さも意識しています。自分がSNSを流し見する方なので、見やすいように30秒ほどにまとめています。『見ていると元気になります』『2匹をすごく大事にしているのが伝わります』などのコメントをいただくと、ちょっとウルウルしちゃいます」

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――撮影中の2匹の様子を教えてください。

「2匹とも撮影の時間が大好きなんです。“遊びの時間”と認識しているので、私がカメラを触ると喜びます。芸をやらせるのではなく、みんなで楽しむことが大前提。一緒に遊ぶ感覚で撮影しています」

――飼い主さんにとって、あおちゃんとものちゃんの存在は?

「もう身体の一部のような…大事な大事な我が子ですね」

――今後の展望を教えてください。

「2匹の健康を第一に、一緒に楽しんで作品を作っていければいいなと思います。私自身のことでは、覚えたい映像ソフトがあって、使えるようになると新しい映像表現が出来そうなので、今後勉強したいと思っています」

(取材・文/みやざわあさみ)

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