【3行まとめ】
・ドラマParavi 「部長と社畜の恋はもどかしい」第5話をプレイバック!
・堤司は真由美を連れて、ホテル街!?...ではなく雑貨店へ向かう
・やっとお付き合いが始まったと思っていた真由美だったが、堤司の「付き合って」という言葉は、買い物に付き合ってほしいという意味だったと知り、都合のいい関係から脱出すべく、とある行動に出る
2月9日(水)深夜0時40分からは、ドラマParavi 「部長と社畜の恋はもどかしい」第6話を放送!
「残業女子×定時男子」仕事のやり方も考え方も全く違う2人が繰り広げる"ムズキュンが過ぎる"オフィスラブコメディー!!
「テレ東プラス」では、第5話の内容をプレイバックする!
会社の営業部に勤める"まるちゃん"こと丸山真由美(中村ゆりか)は、頼られることと仕事に生きがいを感じる残業三昧のOL。毎日きっちり定時で上がる"定時部長"こと堤司治(竹財輝之助)とは犬猿の仲だったが、酔った勢いで一夜を共にしてしまう。
互いに恋心を抱くも、"身体だけの大人の関係"とわきまえる真由美と、"真由美にとって、俺は身体だけの都合の良い男"と勘違いしている堤司。
ある日、堤司に「付き合ってくれ」と言われて喜ぶ真由美だったが、手を引かれて着いた先はラブホテル街だった。
(なんでラブホ? 私たち、ちゃんと『お付き合い』を始めたんじゃないんですか? これってやっぱり、身体だけの関係を続けるってことですか?)
「ダメです、行きません!」
真由美に手を振り払われ、「どうした急に?」と驚く堤司。
「その...今日はあまり時間がないんです」
「大丈夫だ、すぐ済む」
「え?」
(すぐ済む? そんなの、本当に身体だけの都合のいい女...)
「なおさらダメですよー!...って、あれ?」
抵抗する真由美を引っ張り、堤司が入ったのはオシャレな雑貨店。近道するため、ホテル街の脇道を通っただけのようだ。
(『付き合って』って...買い物に付き合ってほしかったってこと? だったら最初からそう言ってくれれば良いのに)
コーヒーカップを品定めする堤司の背中を不満げに見つめる真由美。すると振り返った堤司に、「君はどれがいい?」と聞かれる。
「えっと...ご自宅用ですか?」
「ああ」
堤司に似合いそうなマグカップを探す真由美。しかし、「こういうのはどうだ?」と堤司が差し出したのは、可愛らしいクマのマグカップ。堤司がそのカップでコーヒーを飲むところを想像し、思わず吹き出してしまう。
「可愛いですけど、もっと大人っぽい方が良いと思います。...あっ!」
真由美の目に留まったのは、ヴィンテージ風の素敵なコーヒーカップ。しかし値札を見て、あまりの高さに驚愕する。
「おっ、それいいな」
「でもちょっと、いいお値段で...」
「いいんだよ、大人だから。良いと思ったものなら、金に糸目はつけない。それに...とても君らしいチョイスだと思う」
高価なカップを購入する堤司。会計を済ませる後ろで、羨ましそうにカップを見つめる真由美。
(このカップは、これから毎日部長の部屋で一緒に過ごすのか...。いいな、幸せ者め)
雑貨店から出ると、「もう一軒、付き合ってもらえるか?」という堤司。
(付き合ってって、そんな思わせぶりなこと言われても。私たちはまだ、身体だけの関係で...)
複雑な気持ちを抱きながらも、堤司に着いていく真由美。しかし、そんな2人の姿を遠くから見つめる者が...それは、会社のコンプライアンスにうるさい、人事部の諫山基(丸山智己)だった。
2人が向かったのは堤司の部屋だった。「腹減ってるだろ? すぐ飯の支度するから」と料理を始める堤司だが、手を洗いながら腕時計をしたままだと気づき、真由美に外してくれるよう頼む。
「素敵な時計ですね」
腕時計を外しながら、上目遣いで微笑む真由美。大きなフライパンを軽々と振るたくましい手、美しい血管、綺麗な指...手際よく調理する姿を眺め、キュンが止まらない真由美。
やがて食卓にご馳走が並ぶ。「部長は料理の天才です!」と絶賛する真由美。
「大袈裟だな。うまいコーヒー豆も買ったから、食後に飲もう」
美味しそうに頬張る真由美を見ながら、(良かった...ここまでは順調だ)と頷く堤司。もう一軒と誘った時は、断られるかと思いドキドキが止まらなかった。
(上目遣い可愛い〜! やっぱり俺の彼女、可愛すぎるだろ!)
腕時計を外してもらった時の真由美の表情を思い出し、ニヤニヤが止まらない。しかし真由美はまだ彼女ではないのだからと、冷静を装う。
(俺は丸山にとって身体だけの都合の良い男...。だけど、このままの関係で終わらせるつもりはない!)
堤司は事前に、"脱・都合のいい男プロジェクト"という計画を立ち上げていた。
《その1 共有体験(デート)をする》
今日の雑貨店でそれはクリアできた。
《その2 胃袋をわしづかみにする》
これも順調で、今のところプロジェクト通りに事は進んでいる。あとは...。
食後、2人分のコーヒーを運ぶ堤司。真由美に用意したのは、先ほど購入したヴィンテージ風のコーヒーカップ。きょとんとする真由美に「ああ、俺ん家の丸山用」と告げると、なんともいえないリアクションが返ってきた。
(もしかして重かったか...?)
そんな不安が頭をよぎるが、「嬉しいです♡」と微笑む真由美に安堵する。
(良かった...これであとは、3番目のミッションをこなすだけ!)
3番目のミッションは、《エッチせずに、丸山を家に送り届ける》こと。一方の真由美も、
(コーヒーを飲んだら帰る。これ以上、都合のいい女にならないためには...!)
と決意していた。
「はぁはぁ...」
しかし結局、またしてしまった2人。これでまた、身体だけの関係に逆戻り...。