世界のメディアが大注目!”1400年前の技”を継承するレべチさんの正体

公開: 更新: テレ東プラス

2月8日(火)夜11時6分からは、23時の密着テレビ「レべチな人、見つけた」【超細かい!!ニッポンが誇るべき職人SP】を放送。

「テレ東プラス」では、特別に先取りで放送内容の一部をご紹介する。

スタッフはレベチさんに会うため、岡山県真庭市へ。自宅を訪問すると、レベチさんご本人が迎えてくれた。実はレベチさん、真っ赤なフェラーリに乗り、ガレージには4000万円もするロールスロイスなど、高級車が並ぶカーマニアでもある。その上、演歌歌手としてデビューも果たしているそう。一体どんなレベチさんなのか。

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案内されたのは、レベチさんが経営する会社「佐田建美」。社内にはたくさんの「組子細工」が! 組子細工は、釘や金具を1本も使わず、木を組んで美しい立体的な模様を作り出す伝統工芸品。身近な場所では、障子や襖などの装飾に使われている。
その歴史はとても深く、約1400年前の飛鳥時代に始まったとされる。飛鳥時代に建てられた世界遺産・法隆寺の欄干も組子細工と同じ技法が用いられているとか。

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江戸時代には現在使われている約200種類以上の紋様が作られていたそう。このような細かい模様を組み上げる繊細な技を持つのは、日本でも限られた職人のみだという。
レベチさんはその一人であり、さらに組子細工とLEDを融合させるなど、斬新なアイデアで絵画のような作品を次々と生み出している。「The Okura Tokyo」のメインロビーでも、レベチさんの作品を見ることができる。

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高額な値で販売されるレベチさんの組子細工は、一体どのように作られているのか。作業現場へ潜入することに。
まずは大枠となる木材を機械で切る作業。ここからすでに大きな違いが! 一般的な組子に使用する木材の厚さはだいたい6~9mmほどだが、レベチさんの会社では、0.6mmまで薄さを追求。板を薄くすることで、より細やかなデザインを表現することができるそう。

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薄く切った木のパーツに凹凸を作り、組み合わせて模様の大枠を作っていく。一つひとつの作業が実に細かく、1㎜のズレも許されない緻密な作業が続く。

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大枠を組み立てた後は、枠の中の細かい模様を作る。3枚のパーツの角と角を合わせ、同じ圧力がかかるよう均等に並べていく。この地道な作業がひたすら続くのだ......。

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模様を作るための極小パーツもすべて手作業。中には「指で持つのもやっと!」という小さなパーツも。これらも凹凸で組まれており、枠の中に組み込まれていく。

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緻密な工程を経て模様が完成。レベチさんはこれら一連の作業(ひと枠分)をわずか10分で終えるという。まさにレベチ!

素晴らしい組子細工を生み出すレベチさんだが、過去には組子細工以外のあるモノが海外のメディアに注目され、イギリスのBBCも取材にやってきたそう。「木で作れないものはない」と語るレベチさんが手掛けたものとは一体...!?

番組ではこの他、

▼大好評!レベチな会社シリーズ! 誰もが一度は作ったことがある...あのプラモの金型を作る小さな町工場。そこに2人のレベチな職人が! そしてその会社がとんでもないプラモを作り出した! 一体そのプラモとは?

をお届けする。2月8日(火)夜11時6分放送! 23時の密着テレビ「レべチな人、見つけた」をどうぞお楽しみに!