休み明け、勉強...やる気が出ない人、必見!すぐできて即効性のある裏ワザ

公開: 更新: テレ東プラス

月曜夜7時58分から放送の「主治医が見つかる診療所」は、皆さんが知りたい医療の疑問に第一線で活躍する医師たちがやさしく答える、知的エンターテインメント番組。毎回、病気の予防法や今すぐできる健康法などを、最新情報を交えて発信しています!

今回WEBオリジナル企画「主治医の小部屋」に寄せられたのは、休み明けになかなか仕事に取り組めない、エンジンをかけるにはどうすればよいかという質問です。早速、同番組のレギュラー・菅原道仁医師に教えていただきました!

まずは身体を動かすと"やる気"が伴う

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Q:40代後半の会社員です。長い休みや土日を入れた連休明けなどに、自分の脳がボーッとしているのがよくわかります。休み明け、スムーズに脳にエンジンをかける方法、週明けはこの作業から始めるのがよいなどあれば教えていただきたいです!

また、脳が怠けてしまいそうで、PCと離れる時間が長ければ長いほど不安を感じるのですが、何かよい対処法はありますか? アドバイスがあればお願いします。

―― 休み明けにやる気が起きないということはよくあります。

「基本的に私たちの脳は怠け癖があります。人間の脳は1日に消費するカロリーの20%以上という非常に多くのエネルギーを使うのですが、私たちは生き残るためにできるだけエネルギーをセーブしなければなりません。そのため、脳はなるべく面倒なことを考えるのを避けるようにできています。これは人間の脳の仕組みなので、怠けるのは仕方がないことです。

では、どうやったら脳が動き出すようになるのかというと、ちょっと身体を動かすといいんです。やる気が出なくても、とりあえず何か行動する。やる気が出てから行動を起こすのではなくて、行動を起こすことでやる気が伴ってくるんですね。これは机の上を整理するでも何でもいいのです。そうすると徐々にエンジンがかかってくるのが私たちの脳の仕組みなんですね」。

―― 最初からエンジンをかけようとすると無理があるのですね。

「そうです。無理があるというよりできないのです。仕事を始める前に簡単な作業をするなど、何か行動を起こすことで楽しくなってきて、やる気が出てくるということですね。

これを『作業興奮』というのですが、例えば子どもたちに勉強させる方法も同じです。何かを始めることで、やる気のスイッチの役割を担っている脳の側坐核(そくざかく)からドーパミンが放出されて、やる気が起きてくるのです。黙っていても脳は動かないので、とりあえず机に座る、ファイルを開いてみるというところから始めると、徐々にやる気が伴ってきます。

皆さんも掃除を始めたら止まらなくなったという経験があると思いますが、それと同じなんですね。大掃除は嫌だけどいったんやり始めるといろいろなことが気になってくる。やる気というのは充電して出てくるのものではなくて、動くことでスイッチが入るものなんだと考え方を変えてみるといいと思いますよ」。

パソコンを使わずにできる作業に慣れよう

doctor_20220130_02.jpg画像素材:PIXTA

―― やる気が出ないから仕事が進まないというのは逆だったのですね。この相談者はもうひとつ、パソコンから離れることに不安があるようなのですが。

「以前、心配性についての記事でリフレーミング(物事を見る枠組みを変えること)の話に触れましたが、パソコンから離れることが不安ならば、パソコンから離れても何か自分にとってメリットのあることを見つけることが大事だと思います。パソコンがなくてもできることをやってみるとか、パソコンから離れるのは違うアイデアを醸成する時間だと思うようにすればよいのです。紙とペンを持って作業をするなど、視点を変えてみるのがおすすめです」。

―― 休み明けということは寝不足など生活リズムも関係しているのでしょうか。

「休みの日も決められた時間に起きて活動したほうが、実は身体の調子は良くなります。身体が疲れていると脳の働きが低下するので睡眠時間は確保したほうがよいのですが、寝だめはできるだけせずに、いつもと同じ生活リズムを習慣づけるようにしましょう。

最後にもうひとつ。効果的にやる気を出させる、楽しくなる方法があります。無理やり笑うことです。口角が上がっていると人間の脳は自分が楽しいと勘違いするんですね。つまらない仕事でも、やりたくないなと思っていても、口角を上げることで "これは楽しい!" と自分にウソをついて大丈夫です。脳がだまされて本当に楽しくなってきますよ」。

―― 菅原先生、ありがとうございました!

【参考資料(菅原道仁先生・著)】
・『すぐ怠ける脳の動かし方 脳神経外科医が教える「すごい生産性アップ術」(青春出版社)

【菅原道仁医師 プロフィール】
1970年埼玉県生まれ。杏林大学を卒業後、クモ膜下出血や脳梗塞といった緊急の脳疾患を専門とし、国立国際医療センター、北原脳神経外科病院にて数多くの救急医療現場を経験。外来診療は月に延べ1500人ほどを診察する時期もあったが、一人ひとり責任をもって診察をするために2015年、東京都の八王子市内で小規模ながら大病院並みの検査機器を揃えた菅原脳神経外科クリニックを開業。「病気になる前にとりくむべき医療がある」との信条で、新しい健康管理方法である予想医学を研究・実践している。元・日本健康教育振興協会会長。

※この記事は菅原道仁医師の見解に基づいて作成したものです。

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