中山秀征がIMALUとの思い出を告白...今回も人がいない!「中山秀征の秘境路線バスの旅」プロデューサーに聞く”ロケ裏話”

公開: 更新: テレ東プラス

辻村たろうプロデューサーに、番組の見どころを直撃!

――2018年9月にスタートした本シリーズ。まずは番組が誕生した経緯からお聞かせください。

「今までにない地方ならではのバス企画をやりたいと思い、番組を立ち上げました。そこで浮かんだのが、街ぶらロケが上手な中山さん。物腰が柔らかく、人との触れ合いにも長けていらっしゃるので、良い感じにハマるのではないかと思いました」

――今回は旅先で出会った皆さんに「思い出の一曲」を聞き、その発売年数をすごろくにしています。前回は、皆さんに年齢を聞き、その数によってバス停を進むことができる“年齢すごろく”でしたが、中山さんの年齢当てのスキルが素晴らしかったですね!

「そうですね。見た目だけで当てても面白くないので、思い出の曲や好きな芸能人などをインタビューしてもらい、そこからヒントを得て相手の年齢を予想するというルールにしました。中山さんは『年忘れにっぽんの歌』を始め、人気歌番組のMCを数々担当していらっしゃいますし、歌謡界の知識も豊富なので、ヒントから遡って上手に年齢を当てていらっしゃいましたね。

中山さんはどの世代の曲も満遍なくご存知ですし、演歌や最近の曲もよく知っていて、30〜40代が好きなアーティストの方々とは実際に歌番組を通しての接点もある。歌謡曲に関しての守備範囲の広さは、今の芸能界で一番だと思います」

――ロケは天候などにも左右されると思いますが、現場での中山さんの反応は?

「ロケは想像以上に大変です。なぜなら秘境は車移動の方が多く、そもそも路線バスを利用する人が少ないんですよ。さらに始発で移動となると、真っ暗な中で撮影が始まりますし、夕方4時には暗くなってしまう。街灯も少ないし、道を歩いてる人もいない。『それがこの番組の難しさだよね』と、中山さんも現場でよくおっしゃっています。

人がいなくても先に進まなくてはならないので、例えば1時間バスが来ないとなると、時間がもったいないので吹雪の中を歩いたりします。中山さんは前向きな方なので、どんなに悪天候でもとにかく前に進もうとする。ロケは大変ですが、それもこの番組ならではの良さとして楽しんでいただけるのかなと思います」

――ゲストはIMALUさんですが、お2人の雰囲気はいかがでしたか?

「記事でも紹介されている通り、『“THE夜もヒッパレ”以来だよね』と話していて、そういう意味では、“親戚のおじさんと姪っ子の旅”というような雰囲気でした。IMALUさんは、自分と同世代の人を見かけると積極的に話しかけにいく姿が印象的でした」

――旅の見どころを教えてください。

「3つの関所として、能登前寿司、北陸の名湯として有名な和倉温泉、氷見の寒ぶりを設定し、冬の北陸の魅力をたっぷりお届けします。今回から、関所を超えるマス目が出た場合、一度通り越してから戻らなくてはいけないという新ルールを設けたのですが、そのおかげで、貴重なバンドウイルカの群れと出会うことができました。地元の方に聞いてもかなり珍しかったようで、中山さんも『ロケでこんなの見たの初めてだよ!』と感動していたので、ぜひお楽しみに!」

――中山さんはやはり“持ってる男”なのですね(笑)。今後、このシリーズをどう盛り上げていきたいですか?

「実は毎回ルールが変わっていますが、今回のルールが定着するといいなと思っています。誰にでも“あの頃を思い出す一曲”があると思いますし、今回のルールは歌謡曲の知識が豊富な中山さんならではの発明です。ここ数年『中山さんだからこそできる旅番組ってなんだろう』とずっと考えていましたが、ようやく出来上がったと思っているので、土曜スペシャルを代表するシリーズにしていきたいですね」

1月29日(土)夜6時30分からは、テレビ東京系にて、土曜スペシャル「中山秀征の秘境路線バスの旅 みんなの思い出の一曲で進む冬の北陸」を放送! どうぞお楽しみに!