エメラルドグリーンの湖に浮かぶ絶景秘境駅!かつてここにあった町と駅の思い出も:鉄オタ道子、2万キロ

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「ここどこだよ」都会から離れポツンと佇むローカル駅を舞台にした、ドラマ25「鉄オタ道子、2万キロ」(毎週金曜深夜0時52分放送)。歴10年・生粋の鉄道オタクの主人公・大兼久道子(玉城ティナ)は、時間ができるとローカル駅を目指し1人旅へ。観光地も名物もなにもないローカル駅には、ここでしか見られない絶景と、ここでしかできない体験、そして自分でも思いがけない自分との出会いがあった。

第3話 「静岡県・奥大井湖上駅、ひらんだ駅 『日本一の絶景駅へ』」での道子の旅を振り返る。

道子の旅#3

【今回の鉄道】大井川鉄道井川線

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静岡県・千頭駅~井川駅を結び、大井川上流部・奥大井の渓谷をゆっくりと走る日本唯一のアプト式列車。愛称・南アルプスあぷとライン。大井川水系のダム建設のため森林鉄道として生まれた路線で、その名残から車両幅がかなり狭い。ドアも手動だ。そんなレトロ感がたまらない。

【今回の駅】奥大井湖上駅

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ダムの裏、エメラルドグリーンの接岨湖の上に浮かぶ絶景駅。目の前に広がる湖に、息をのむ。ここまで追い詰められたら自白しちゃう!? 何もしてないけど。

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ホームの端には、恋愛成就を祈願する鐘が。併設された湖上カフェの近くには、森の中に置かれた木製のベンチとベッド。まるで秘密基地のよう。ベッドに寝そべって木々を眺めていると、子供の頃の懐かしい気持ちが湧き上がってくる。

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湖面にかかる赤い橋、線路の横を歩いて渡ると気分はまさにあの映画! Stand By Me~♪

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橋を渡って林道を上ると、湖を見下ろす絶景ポイントが。ここまで足を延ばす価値あり!

【今回の駅】ひらんだ駅

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湖上駅の隣の駅。ゆるふわな名前が鉄オタ心を刺激する。本当に人っ子一人いない、秘境の中の秘境駅だ。線路の先には、1988年開通の平田トンネル。平田と書いて"ひらんだ"と読む。

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駅から少し歩くと、高校のカヌー部の部室の建物があった。湖は目の前。周りには誰もいない。絶景を独り占めだ。

【本日の駅弁】千頭駅「おにぎり」&大井川鐵道ビール

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白米にわかめを混ぜて握っただけのシンプルなおにぎり。米みがごい! ラベルに釣られて買った地ビールは、富士山の雪解け水を仕込みに使っているらしい。美味い! さすがマウント富士。おにぎりと地ビール、米と麦の悪魔的競演! 最高かよ!

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湖のほとりで、道子は釣りに来た老人と出会う。地元の人も、今は列車を使う人はほとんどいないという。かつて、ここに町と駅があった。老人は湖に沈んだ切ない思い出を語り始める...。

次回1月28日(金)放送のドラマ25「鉄オタ道子、2万キロ」第4話は?

第4話「福島県・大川ダム公園/音鉄男子現る...」
古いレールを使用したホームでひっそりと佇む柱を見て思いを馳せる道子は、そんな貴重な物がある福島県・会津田島駅から会津鉄道に乗り大川ダム公園駅へと向かう。列車内にあるパネルや観光列車の様相を堪能し目的の駅で電車を降りるとそこには、列車内で録音機を持ち乗車していた"音鉄"為末守流の姿が...!