アメリカのバイデン政権は25日、ロシアがウクライナに侵攻した場合、ヨーロッパ各国への天然ガスなどの供給が滞らないよう世界各地でエネルギーの確保を急いでいると明らかにしました。
バイデン政権の高官は、ロシアがウクライナに侵攻した場合には、ロシアに対し、先端技術などを使った製品の輸出を規制すると説明しています。しかし、報復として天然ガスでロシアへの依存度が高いヨーロッパへのガスの供給が停止される恐れがあるため、資源国やエネルギー企業と交渉を進めているということです。
緊張が高まる中、ウクライナ軍の幹部がテレビ東京の取材に応じ、軍事衝突は避けられるとの見方を示しました。
「ウクライナの軍隊が西側諸国の支援のおかげで十分な備えができているので、軍事衝突は避けられるだろう。軍の兵士としても、サイバー部門の分析官としてもそう考えている」(ウクライナ国家特殊通信・情報保護局のユリイ・シチゴリ局長)