餃子の町で意外な食べ方を発見!レモン餃子の○○鍋!?老舗の名物「かぶと揚げ」も

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ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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1月12日(水)の放送は、栃木県宇都宮市。宇都宮といえば「餃子の町」としても有名。一世帯あたりの餃子の購入額が毎年全国1、2位(出典:総務省家計調査)を争うほど餃子文化が根づいていますが、じつは長い日照時間など恵まれた環境のもと果物の栽培も盛ん。中でも圏外屈指の出荷量を誇る梨やいちごが有名です。そんな宇都宮をご飯調査するのは、タレントのユージさんです。

レモン農家さんならではのアイデアレシピが登場!

まずは、宇都宮で新たなフルーツを根づかせようとしている農家の竹原さんのもとへ。

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そのフルーツとは、「璃の香」という品種のレモン。これは「リスボンレモン」と「日向夏」を交配してできた品種で、重さが1個あたり約200gと普通のレモンより大きいのが特徴。さらに種がなく、酸味がまろやかで皮ごと食べられるそうです。

もともとは花農家だったという竹原さん。5年ほど前に新しいことに挑戦したいと璃の香を育て始めました。一般的にレモンは寒冷地では栽培が難しいとされていますが、宇都宮の新たな名産品にしようと花を育てていたハウスを利用し、年間約400㎏のレモンを生産しています。ご厚意でもぎたての「璃の香」を味見させてもらったところで、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

まずはメインの鍋のスープ作りからスタート。

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鍋にオリーブオイルを入れ、細かく切ったタマネギとベーコンを炒めます。軽く火が通ったらおろしニンニク、ざく切りにしたキャベツ、さらにシメジやエノキ、シイタケといったキノコ類をたっぷり入れ、塩・コショウで味付け。

さらに炒めたところで水を少し加え、野菜がしんなりするまで煮込んだら、白だしと豆乳、粉チーズを加えてさらに煮込みます。

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その間に、餃子のあんにみじん切りしたレモンを加えたレモン餃子を作ります。爽やかな風味でたくさん食べられるという「璃の香」は、果肉だけでなく、皮も入れるのがポイントだそう。

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包んだ餃子をスープに入れて染み込むまで10分ほど煮込んだら...竹原家の冬の定番メニュー、レモン餃子の豆乳鍋の出来上がり!

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こちらが竹原さん家のお昼ご飯。茹でた鶏の胸肉をレモンやオリーブオイルと一緒にひと晩漬け込んだ鶏肉のレモン漬けも並びます。レモンをのせたガーリックトーストもおいしそう! 貴重な「璃の香」を使った昼めし、ごちそうさまでした!

人気食堂が作るササミの唐揚げ&特製月見そば

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続いては、地元で愛されて60年以上という人気食堂「みよしや本店」へ。焼き鳥や鳥刺しなど、鳥料理が自慢のお店ですが、創業当時から人気のメニューが「かぶと揚げ」(550円~※大きさによって値段が異なります)。創業者が「安くてお腹いっぱいになってもらいたい」という思いで作ったメニューです。

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地元栃木産の鶏肉の半身を使い、味付けは塩・コショウといたってシンプルですが、おいしさの秘密は揚げ油。創業以来、継ぎ足して使っているため、肉の旨みや衣の調味料がたっぷり溶け出しているそうです。

ご厚意で試食させてもらったユージさんは「衣のサクサク感と中身のジューシー感が絶妙!」と絶賛。代表の鈴木さんによれば「生後30~40日の雛鳥を使っているので、身はすごく柔らかく外はカリッと揚がる」とのこと。さっそく例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

まずは、鳥刺し用のササミを使って唐揚げ作りから。

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スライスしたササミに塩・コショウで下味を付け、自慢の油で揚げます。生でも食べられるササミなので、衣がカリッとすれば半生くらいがおいしいとのこと。

続いて、今朝打ったばかりという手打ちのそばを茹で、わかめとネギを添えます。さらに、かぶと揚げを作ったときに大量に出る揚げかすを食べる直前にトッピング!

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こちらが、みよしやのまかない。

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お店の人気メニューにひと手間加えたシンプルながらもおいしそうな二品が並びました。これからも地元に愛されるお店を守っていってください。ありがとうございました!