AKB48とワーケーションで従業員のモチベーションをあげよう!@愛媛県東温市

公開: 更新: テレ東プラス

2021年も終わりを迎えようとしているが、今年はまだコロナ後の世界とは言い難い状況で年を越さねばならない。多くの悲しい出来事を生んだパンデミックは今後世界に何をもたらすのか。しかし、現状を受け入れつつ、よりプラスの側面に目を向けてチャンスを見出すことで、この先の状況は大きく変わっていくのではないだろうか。

ehime_20211214_01.jpg
今年、1年遅れで「東京2020オリンピック・パラリンピック」が開催され、様々なドラマを生んだ。1964年に開催された「東京オリンピック」は、高度経済成長のなか開催され、経済成長をさらに加速させた。
その後も経済成長は続き、バブル経済が弾けるまで日本の経済は世界をリードした。しかしその後、日本経済は停滞し続けている。GDPこそ世界第3位であるが、世界3位の経済大国かといわれると否定せざるを得ない。

ehime_20211214_02.jpg
例えばGDPが同じでも、物価の高い国より物価の低い国のほうが、実質的な生産額や所得額は大きいと言える為、国ごとの物価の違いを示す購買力平価でGDPを換算すると、日本はインドに抜かれ、第4位に。さらに国の平均的な豊かさを表す一人当たりGDP(購買力平価換算)は30位まで下がってしまう。
しかし、30位という数字にインパクトはあるが、そこまで悲観することはなさそうだ。これには小国の特殊要因が少なからず影響していると言える。人口5000万人以上の国だけを対象にすると世界第6位となっており、豊かな国と言えなくはない。豊かさは数字、体感など様々な側面を持つが、いずれにしても体感として国民全体の中で経済的に豊かな生活を送っていると即答できる人がどれだけいるだろうか。

パンデミックによって何も変化がなかった人は殆どいないだろう。この変化を個々が少しずつプラスに変えることによって、日本という国家レベルでの進化も大きく加速するのではないか。

昨今「Zoom」のようなオンライン会議が一般的になってきた。これは、ただオンライン会議がやりやすくなるということではなく、雇用の幅が物理的な距離に制限されなくなる点や、現職を維持したままの移住や短期的なワーケーションを利用しやすくなり、業務効率の改善や心の豊かさも増幅させることが出来る点などが本質的な変化なのかもしれない。
今では誰もが知っているワーケーションや企業版ふるさと納税は、地域経済を活性化させるポテンシャルが存分に感じられる。企業版ふるさと納税は、現状企業メリットが弱く改善の余地がありそうだが、ワーケーションはどんどん進化しているように思う。

昨年、新型コロナのパンデミックを機に、パソナグループが淡路島に本社機能を移すと発表し、話題を呼んだ。異動の人数も1000人を超える大規模である。こういった企業が増えることはいい傾向だが、いきなり追従することは難しいだろう。だが、短期的なワーケーションが企業に与える影響を試してみることは出来るのではないだろうか。

ワーケーションのインフラづくりは様々な自治体が積極的に推進しているが、「テレ東プラス」でも以前、和歌山県の取り組みを紹介している。

https://www.tv-tokyo.co.jphttps://www.tv-tokyo.co.jp/plus/travel/entry/2020/022656.html

ここでは、新たに愛媛県が提案するワーケーションを紹介しよう。

ehime_20211214_03.jpg
愛媛県は人口約132万人で日本有数のかんきつ類の産地である南予、商業観光サービス業が集積している中予、大手化学メーカーなどが集積し、ものづくり産業が盛んな東予と大きく3つの地域から成る。中予を中心にすべての地区にコワーキングスペースを兼ね備え、以前「テレ東プラス」でも紹介した愛媛県新居浜市へ移住した柳川さんが運営する「新居浜ビズ」もこの内の一つだ。以前紹介したスペースから移転し、今は広くきれいになっているようだ。

https://www.tv-tokyo.co.jphttps://www.tv-tokyo.co.jp/plus/travel/entry/2021/024107.html

ehime_20211214_04.jpg
1週間単位での利用が可能な宿泊施設を併設した「クールス・オフィスとうおん」は、20あるコワーキングスペースの中でも、特におすすめだ。
―――――
ローカル5G利用可能
個室(4席)/個室(6席)/コワーキングスペース/8名会議室
全席電源あり、室内Wi−Fi無料
オフィス家具月、複合機、シュレッダーなど備品あり
館内トイレ、フードコート、レストランあり
清掃、ごみ処理不要
駐車場無料

ehime_20211214_05.jpg
スペックとしても申し分ない。また、併設する天然温泉「利楽」、宿泊施設「樹楽」もワーキング施設を完備。広々とした露天風呂やサウナなどもあり、抜群の癒やしを与えてくれそうだ。立地も良く、松山市内から車で30分圏内、道後温泉、松山城(車で30分)、白猪の滝、砥部動物園、砥部焼観光センター(車で20分)、しまなみ海道、内子の町並み(車で40分)と抜群のアクセスを誇る。

ehime_20211214_06.jpg
また、メインコンテンツと言っても過言ではない「坊っちゃん劇場」も併設。現在、「坊っちゃん劇場」第16作、AKB48主演ミュージカル「ジョン マイ ラブ -ジョン万次郎と鉄の7年-」を上演中だ。仕事の合間に英気を養ってみては?

我々の生活に大きな影響を与えたパンデミックだが、地方経済活性化、都市部企業の雇用拡大や従業員の業務効率化などを目的としたワーケーションを利用することで、日本経済の進化を期待できるのではないか。
以前は、経済成長の代償として心の豊かさが犠牲になっていた面もあったように思うが、ワーケーションはそこすら補う進化するにふさわしい取り組みなのだ。1歩踏み出せずにいる方は、是非この機会に体験してみて欲しい。