健康な白い歯、キュッと上がった口角、長いマスク生活で口もとの美しさに無頓着になっていませんか?
毎回さまざまな専門家がレギュラー出演中の生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木 午前9時26分~放送中)から、歯科医師・口もと美容スペシャリストの石井さとこ先生に、「美しく健やかな口もと」のための習慣についてうかがいました。
●【ポイント1】綿棒で歯を拭き掃除
歯磨きしたつもりでも、実は磨けてないことが多い!? その日の汚れをため込まないことが重要なので "夜の歯磨き"を意識しましょう。歯ブラシに加えデンタルフロスなどパーツケアグッズを使って、しっかり汚れを落とします。歯の表面は凸凹しているため、"綿棒"がデンタルケアグッズとして活躍!
「掃除機だけでは落ちないシミやベタベタした汚れには拭き掃除が必要ですよね。デンタルケアも同じ。綿棒でこすって色素汚れを落としましょう」(石井さとこ先生、以下同)
●【ポイント2】マイ歯磨き粉
歯ブラシは自分専用でも、歯磨き粉は家族で同じものを使い回していませんか? 年齢や口もとの状況は家族でも異なります。自分に合った"マイ歯磨き粉"を使いましょう。
「子供たちには虫歯予防にフッ素の入ったもの、歯茎の健康が心配な高齢者には歯周病対策のもの、白い歯をキープしたいならホワイトニング用など、自分の症状にあったもの、理想の口もとを目指すものを選ぶことが重要です」
画像素材:PIXTA
●【ポイント3】朝は歯磨き→朝食
朝、起き抜けの口の臭い、気になることありますよね? 実は口内にはとんでもない数の菌が!?
「就寝中は唾液が50%減少するので、朝起きた時の口の中にはウンチ10g分の雑菌がウヨウヨしています。まずはキレイにしてから朝食をいただきましょう」
●【ポイント4】口ゆすぎで唾液を出す
また、朝起きたらまずは口を動かしたり刺激したりすることで唾液の出る口内を作ることが重要。おちょこ1杯分くらいの水を口に含んで、ぐちゅぐちゅと30秒かけてしっかりゆすぐ「口ゆすぎ」を習慣に!
「内側から口をよく動かすことで水流とともに口の中の唾液を出すツボを刺激します。1日の始まりとして唾液をきちんと出す活動を目覚めさせましょう」
「唾液は出したもん勝ち!」と石井先生。"唾液"は、口の中を潤すだけでなく、食べ物の消化、口の中の汚れを洗い流す、口臭・虫歯・歯周病などの予防、免疫力アップや美肌効果など、様々な健康に関わる働きを担っています。
特に更年期世代は唾液不足になるため、唾液を出そうとする"意識"が大事。朝イチの他にも、口臭予防のためにマスクをする前、汚れを浮かせるために歯磨き前にも「口ゆすぎ」が効果的。口をしっかり動かすことで「顔トレ」にもなります。
日常のちょっとした習慣を見直すことで、美しく健やかな口もとを目指しましょう!
30秒で実践できる「顔トレ」を多数掲載。QRコードを読み取ると動画もチェックできます。
取材協力:歯科医師・口もと美容スペシャリスト/石井さとこ先生。歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスに定評がある。女優・モデル・アナウンサーからの信頼も厚い。コスメキッチン限定発売のオーラルケア商品「NATURAL DROPS」をプロデュース。著書に「マスクしたまま30秒!! マスク老け撃退顔トレ」(集英社)、「美しい口もと」(ワニブックス)、「口元から美人になる 52の法則」(講談社)など。
ホワイトホワイトHP
プロフィール
Instagram:@satoko5331
石井さとこ先生も出演する「なないろ日和!」は、今後もあらゆる専門家が出演し、生活に役立つ情報をお届けしていきます。毎週月~木曜9時26分からのOAも要チェックです!