LGBTQ+、シングルファザー、海外在住者、医療従事者...それぞれの”生理あるある”を漫画で...:生理CAMP

公開: 更新: テレ東プラス

2020年8月、月曜深夜2時に放送され、Twitterではトレンド入り。有料配信イベントも開催された「生理CAMP」が待望の書籍化。「生理CAMPみんなで聞く・知る・語る!」(集英社)が発売され、話題となっている。番組を受けた「テレ東プラス」の記事も、2020年度第1位に輝く大ヒットを記録。書籍では、タレントやアスリートら著名人が、自身の生理にまつわるエピソードを赤裸々に告白している。さらに、LGBTQ+、シングルファザー、海外在住者、医療従事者など、それぞれの体験や悩み、本音を読みやすい漫画形式で紹介。一家に一冊、辞典代わりに置くことで、小学生から大人まで、幅広い層が生理についての理解を深めることができる。

「テレ東プラス」は、番組を立ち上げ、書籍の監修を担当した工藤里紗プロデューサー(テレビ東京)を取材した。※前編はコチラ

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"みんなの生理あるある体験談"に思わずクスッとさせられます

――前編でもご紹介させていただきましたが、「生理CAMPみんなで聞く・知る・語る!」は、海外や立場別の生理事情、文化の違いや千差万別な生理に対する葛藤や疑問が浮き彫りになり、気づかされることが多かったです。

「冒頭、漫画で"みんなの生理あるある体験談"を紹介していますが、大変なことなはずなのに、思わずクスッとさせられるんですよね。イライラが顔に出てしまう、うっかり布団を汚してしまった、応急処置で何重にも巻いたトイレットペーパーを挟んだら、腰のあたりからヒラヒラと出ていたとか...(笑)。あーわかるなぁと。生理は実にさまざまで、症状も感じ方も人それぞれ。さらに国や文化が違うわけですから、ますます違ってくる。だけど私たちは、普段それをあまり耳にする機会がありません。今回の本は、いろんな国、そして立場の方に参加していただけたので、きっと読者の皆さんに親近感を持っていただけるのではないか、多くの情報を知っていただけるのではないかと期待しています」

――著名なタレントさん、アスリートの方がご自身の生理について告白していますが、ぺこ&りゅうちぇるさんが夫婦で対談していることに新しさを感じました。

「そうですね。りゅうちぇるさんには番組にも出演していただきましたが、本ではぺこさんと一緒にご夫婦で参加していただきました。夫婦揃って生理についてオープンに話すことが新しいし、すごく意味があることだと思っています。『パートナーと気軽に話して共有するといいよ』と言われたところで、そこにはハードルがあるし、きっと皆さん『どうしたらいいの? 何から始めたらいいの?』と思いますよね。それを今回、ぺこ&りゅうちぇるご夫妻に見せていただいたというか...。『こういうテンションで話すのか』という参考にしてもらえたらいいなと思います」