感染が疑われた人間を処刑も!?北朝鮮で新型コロナ感染者ゼロのカラクリ:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時放送)。11月4日(木)の放送では、北朝鮮のコロナ最前線から経済制裁下で行われる闇ビジネスを大暴露!

昨年から世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス。現在、日本では感染者が減少しているが予断の許さない状況にある。そんな中、北朝鮮はコロナ感染者が0人と発表しているが、そこには独裁国家ならではのカラクリがあった。

北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」の編集長で北朝鮮ジャーナリストである高英起(コウ・ヨンギ)さんによると、そもそも独裁国家である北朝鮮では自由に行動したり密になったりすることができない。戒厳令のような指令も容易に出せるので皮肉にも感染が抑えられているという。

また2002年に東アジアなどで甚大な被害をもたらしたSARSといった過去の感染症の経験がコロナ感染の抑制に役立っているそうだが、その一方で日本では考えられないコロナ対策が行われているという噂も。高さんいわく「ほぼ感染を疑われた人間を処刑という話もチラホラ出ている」という。

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核実験やミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対して、外国から輸出できる石油の量を大幅に制限したり、北朝鮮からの食品・機械・木材などの輸入を禁止したりするなど様々な制裁措置が行われているが、高さんによるとその経済制裁下で闇ビジネスが行われているという。例えば、ロシアから石油を密輸する際、互いのタンカーをパイプで繋いで石油を流しているなど、密輸のレベルが違うのだそう。

公式では日本と北朝鮮には国交がないが、あるルートを辿って北朝鮮産の食材が日本に輸入されている可能性も。北朝鮮の海産物を記録に残らないように現金で取引し、「韓国産」「シンガポール産」など書類を書き換えて産地を偽装し輸入しているという。

また強制収容所で作られたものが海外へ輸出されているそうで、収容所で作られたウィッグを中国の業者が買い取り「MADE IN CHINA」として輸出している可能性もあるとか。オーストラリアではサーフショップのブランドのTシャツが実は強制収容所で作られていたことが発覚し国連に報告されたことがあったという。

北朝鮮では金一家への忠誠度順に階層が分類されている。高さんによると親のかつての職業や地位などに応じて決定する「成分」と呼ばれる身分制度があり、核心階層・動揺階層・敵対階層に分けられ、最も低いのが敵対階層で地主、親日派、親米派、宗教家、脱北者の家族などが含まれるという。この出身成分は子孫にまで受け継がれ、進学や就職で制約を受けるため親族の過去を隠して生きている人もいるとか。

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そんな北朝鮮で、顔も知らない祖先のせいで、ある一家の失踪事件が発生!? 農村の土地の中から、土地の権利書が見つかる。その持ち主は国家安全保衛省に務める幹部の祖先だった。地主は最下層の成分のため、隠蔽のため権利書を土に埋めたのだが掘り起こされて発覚してしまったのだ。するとその幹部の家族は一夜のうちに姿を消してしまったとか。

この他、北朝鮮に40年以上在住した脱北者が、「喜び組」の実態から命懸けの脱北劇までを大暴露!