見た目はジャンクも中身はヘルシー  “動物性原料”不使用のスイーツ<WBS>

公開: 更新: テレ東プラス

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植物由来の材料のみで作られた「2foods」のドーナツ。

植物由来の食材のみを使った料理を提供している「2foods」が東京・銀座のロフトの店内にスイーツに特化した店舗を2日、新たにオープンしました。店頭に並んでいるのは、プリンやガトーショコラなどのスイーツです。実はこれらはすべて牛乳やバター、卵など動物由来の食材を使わず、植物由来の材料のみで作られたものです。

店のおすすめは「ラズベリーピスタチオドーナツ」(418円、税込)。色鮮やかなドーナツは、独自に配合した小麦粉に豆乳で作ったバターや、アガベと呼ばれる植物から取れるシロップなどを加えて作られています。食べた記者によれば「食感がふわふわです。人工甘味料を使っていないということですが、甘さもすごいしっかりしています。植物由来の食材が主に使われているドーナツとは、言われないとちょっとわかりません」といいます。

こうした食感やうまみを出すための工夫について、2foodsを運営する「TWO」の濵名みず穂さんは「一番短いストレート法というパンの作り方では3〜4時間くらいで発酵が終わりますが、今回は4〜6倍かけて作っています。18時間発酵させている。今回の食感を生み出すためのそこがポイントです」と明かします。

ドーナツの価格は1つ、300円台から500円台。カラフルな色合いですが、ある特徴があります。

「ジャンクの要素とヘルシーの要素をくっつけた、ヘルシージャンクフードが開発のコンセプトです」(TWOの東義和CEO)

ジャンクフードのような見た目ながら、一般的なドーナツよりも50キロカロリー少なくしています。

「食べたときのギャップが非常に重要。病みつきになるようなもので、ヘルシーなものを食べる。そのギャップがいい」(東CEO)

また、植物由来の原料を使うことで、環境問題や食糧不足など世界が抱える問題の解決にも役立つといいます。

「動物から出る温暖化ガスが軽減できるといわれているので、人類の課題のひとつのオプション(選択)になる」(東CEO)

2Foodsは、既に都内に5店舗を展開し、カレーやお子様プレートなど40種類のメニューを提供しています。今後も、新たなメニューの開発に力を入れるほか、この店を旗艦店として国内外へ発信していきたいとしています。

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