百貨店 来年の福袋 キーワードは「密回避」!?<WBS>

公開: 更新: テレ東プラス

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高島屋が発売する福袋は移動式のグランピング用テント。

百貨店が来年お正月の福袋を発表しましたが、コロナ禍が続くとみて密を避けることを意識した商品が並びました。

西武池袋本店は26日、来年の福袋を発表しました。「デパ地下グルメ ごちそうデリバリー福袋」はデパ地下グルメを自宅に届けるネット販売専用の福袋で、密を避けてお正月気分を味わえます。目玉商品は瞑想のための個室「メディテーションポッド」が入った「マインドフルネス瞑想福袋」で価格は495万円(設置費込み、施工費別途)。福袋には、本体以外にかかるアプリの利用料1年分もついてきます。

西武池袋本店ではコロナ禍で買い物客が低迷した今年の正月は17日間にわたり、福袋を販売しました。2022年は三が日だけで今年並みの売り上げを目指します。

「お客様に『百貨店は楽しいよね。正月らしいね』と感じてもらって、気分を高揚させてもらい、そしてお買い物につなげていただきたい」(西武池袋本店の高橋潤一郎さん)

一方、密を避けるレジャーをキーワードに高島屋が発売する福袋が、移動式のグランピング用テントです。足の部分は高床式。床が宙に浮いたような作りになっているのが特徴です。ゴルフバックサイズに収納できて、骨組みを組み立てていくと、5分もせずに完成します。テントの中は余裕があり、天井も高いので広々としています。床が浮いた作りになっていますが、安定感があります。

こちらの「"マイグランピング"福袋『運べる建築空間ZERO POD』」の店頭福袋価格は190万円。3台限定の抽選販売ですが、好評であれば今後も展開する方針です。

「フルターゲット。これまでの市場にない商品だと思って提供をしたい」(高島屋MD本部の村田英樹さん)

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