片栗粉で底上げ?海苔の裏に防水加工?ラーメンをおいしく撮影するレべチなアイデア

公開: 更新: テレ東プラス

10月5日(火)夜11時6分からは、23時の密着テレビ「レべチな人、見つけた」を放送。

「テレ東プラス」では、放送の中から「レベチな会社シリーズ第1弾 日本一美味しそうなものを作る会社」の内容を先取りでご紹介!

「日本一美味しそうなものを作る会社がある」とのことで、向かったのは東京・江東区のとあるビル。案内されたのは「音声収録中」のスタジオ...。ここで何が行われているのだろうか。

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照明とカメラをセッティングし、始まったのはステーキの撮影。

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カメラマンとアシスタントが「3・2・1」と声を掛け、タイミングを合わせ、フォークで肉を持ち上げて撮影する。

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続いては、ローストビーフの撮影。見よ! この美しい断面を!
ということで、今回紹介する「レベチな会社」は料理撮影専門スタジオ「バックス」。料理の映像や画像の撮影に特化したスタジオだ。そのレベチなポイントを探ることに...。

人気チェーン店「サイゼリヤ」のメニューの写真もすべてこちらの会社が手掛けている。有名チェーン店などの店内で流れる映像なども制作しているそう。

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CMの撮影も多数手掛けてきた。ソーセージがポキっと割れ、肉汁溢れるジューシーな映像は、きっと見覚えがあるはず。1秒ほどのシーンだが、半日をかけて撮影したという。

全国には約6,000の映像会社があるが、「バックス」は料理しか撮影しない。オフィスにいる社員のほとんどがカメラマンもしくはフードコーディネーターであり、美味しい映像を撮ることだけに特化している。

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ステーキの撮影で使用するのは、縁がないフライパン。本来なら撮ることができないフライパンの中のローアングルを撮るために特注した。

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縁のないフライパンを使用することで、フライパンの表面とお肉が接する部分の脂のジュワジュワっとした様子をしっかりと捉えることができる。これぞアイデアの勝利!

寿命が短く、すぐにしおれてしまうクレソンには、携帯用美顔器で潤いを与える。他にも、ピザの表面だけを温める「あっためくん」(電気コンロを改造)など、「バックス」のオリジナル道具やアイデアを駆使して撮影に臨む。

美味しい映像は業界内でも話題となり、年間の撮影依頼は約1000件。料理の撮影だけで3億円以上売り上げを記録しているとのこと。

撮影に密着していると、ラーメンの撮影現場に遭遇。番組スタッフも「ラーメン撮影には自信あり」となり、急遽、「バックスVSテレビ東京」による撮影対決がスタート!

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こちらは、多くのグルメ番組を手掛ける、テレビ東京の番組スタッフによる撮影。ちなみに撮影時間は約5分。

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同じラーメンを「バックス」が撮影したもの。その美しさは一目瞭然! 「全然違う! 絶対バックスのラーメンが食べたい」とスタジオの太一も驚きを隠せない。

まず片栗粉を水で茹で、スープの中で麺が沈まぬように底上げするための土台を作る。片栗粉を使用すると高さを変えることも簡単にできるそう。丼の底にこの土台を敷き、その上に具材をレイアウトする。

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スープにつかると、あっという間に水分を吸ってしなっと倒れてしまうトッピング用の海苔。その裏側にはテープで防水加工を施し、「倒れない海苔」が完成!

箸上げ用の麺は、事前にまっすぐに揃えて作っておく。美しい麺の秘密はこの地道な作業にあった!

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さらに、箸上げをしやすくする"驚きの秘密兵器"が登場。その正体は、ぜひ番組で確認してほしい! 最後に熱々のスープを注ぎ、およそ1時間をかけて、美しい映像を完成させた。

他にも、エビの天ぷらの撮影に使う驚きのアイデアなどを紹介。オリジナルのアイデアで、とことん美しさを追求する「バックス」の秘密に迫る。

番組ではこの他、「小6で400万円集めた天才実業家!」をお届けする。10月5日(火)夜11時6分放送! 23時の密着テレビ「レべチな人、見つけた」をどうぞお楽しみに!