増え続ける詐欺事件、リスクの高い受け子を引き受ける者が後を絶たない驚きの理由:じっくり聞いタロウ

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売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時放送)。9月30日(木)の放送では、裏社会ジャーナリストたちが大集結し、ヤバい話を大暴露! 半グレや詐欺事件などに精通する裏社会ジャーナリスト・松永達也さんは、詐欺の道具を調達する「道具屋」の裏事情について語った。

いまだ増え続けているオレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺。昨年の被害額は約285億円だという。そんな特殊詐欺に必要なあらゆるものを手配しているのが通称「道具屋」と呼ばれる犯罪業者。

例えばオレオレ詐欺の場合、携帯電話や銀行口座などが必要となるが、携帯は印鑑証明がいらないので偽の免許証を使っても記載された住所に郵便物が届く状況があればいくらでも作れる。銀行口座は、ホームレスのような低所得者の身なりを整え契約させ、それを8万円程度で取り引きしている。ちなみに当のホームレスに手渡す報酬は、わずかタバコ1カートンだという。

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しかし、詐欺が増える一方でホームレスの人数にも限りがあるので最近は口座も作りづらい状況になり、道具屋は衝撃の方法で口座を確保し始めているという。なんと、ホームレスと日本に住みたい外国人を入籍させて、その外国人の口座を使うというのだ。「捜査の手が及んでも『落とした』とか適当なことを言えばいい」と松永さん。外国人は日本に滞在でき、詐欺グループは外国人分の口座も使えるというWin-Winの関係ができているという。

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詐欺がここまではびこり続けてしまうのには詐欺グループの特殊な仕組みが関係している。詐欺で1番捕まりやすいのは直接現金を受け取る役目を負った「受け子」だが、受け子はグループでは下っ端の存在で、指示を出す人物は彼らに身分を明かさず偽名で接している。さらに両者の間に紹介者が入っていることもあるのでグループのボスの存在までたどり着けず、結果詐欺は増え続けてしまっているのだという。

それでもリスクの高い受け子を引き受ける人が後を絶たないのは、詐欺で手にした金額の30%を分配されるから。例えば1億円の儲けがあれば3000万円を受け子で分配することになる。詐欺グループは、高額な報酬により受け子を確保しているのだ。詐欺は犯罪なので絶対に加担しないように!

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