創作ちりめん・タコ・海苔...答志島名物の”間違いない”食べ方を伝授!ケーキにもみかんにも合う海産物とは!?

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ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

9月13日(月)の放送は、三重県鳥羽市答志島で昼めし旅。772世帯、およそ1925人(2021年1月末時点)が住む漁師町。海女が多い島としても有名で、その数なんと120人以上! 海女さんが素潜りでとるアワビにサザエ、さらに秋から冬にかけて脂のりが抜群だというサワラなど、伊勢湾の恵みをうけた、海の幸の宝庫なんです。そんな答志島で、"リーダー"こと渡辺正行さんがご飯調査します。

一番人気は梅? 絶品!創作ちりめん

歩いていると、「天日干しちりめん」というのぼり旗が。

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気になったリーダーがお邪魔したのは、創業60年以上の「やま助商店」。

島でとれたシラスを中心に仕入れ、天日干ししたちりめんじゃこを製造しています。さらに、そのちりめんにさまざまな食材をブレンドしたオリジナル創作ちりめんを販売しているそうです。一番人気は「梅ちりめん」。ちりめんに梅とオキアミ、野沢菜などを合わせた1品です。梅の酸味と、ちりめんの旨味が絶妙のバランスだそう。

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ラインナップは現在、全部で10種類。3代目社長・濱口光佑さんのオススメは北海道産の鮭を使った「鮭ちりめん」だそうです。この日作っていたのは、11種類目になる新商品の「高菜ちりめん」。使用するのは三重県産の高菜で、ちりめんに合うよう、ゴマをブレンドした高菜漬けを特注しているとのこと。

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間違いのない食べ方は、まず、炊き立てのご飯を茶碗に盛り付け、その上にたっぷりとかけるだけ! シンプルにこれが一番おいしいそうです。これからも親族の皆さんで力を合わせて、お店の切り盛りがんばってください! ありがとうございました。

漁師直伝! タコの刺身と唐揚げのおいしい食べ方

港を歩いていると、船がやってきました。お話を伺ったのは、漁師の山下晃さん。漁師歴50年以上の父・善継さんと母・典子さんの親子3人で、この時期はタコ漁を行っているといいます。

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タコツボ漁で1匹ずつとられる答志島のタコ。伊勢湾の速い潮流の中で育つため身がしまって、とてもおいしいと評判なんだとか。では、さっそく例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立! 晃さんご夫婦とご両親が暮らすご自宅へ。

1品目は、とれたてのタコを使った唐揚げ。

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まず、茹でたタコの足をぶつ切りにし、ポリ袋の中へ入れて塩コショウで下味をつけます。さらに砂糖を少し加えて甘みをプラスするのが山下家流。よく揉み込んだら、1時間以上冷蔵庫に入れ、味をなじませます。

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下味をつけたタコを片栗粉にまぶしたら、80度の油の中へ。5分ほど揚げ、身にほどよく火が通り、表面がカラッとしたら、タコの唐揚げの出来上がり!

続いては、とりたての生ダコを使って1品。

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タコの足の皮をはいだら、足と吸盤を切り分けます。これを沸騰したお湯の中へ入れてサッと湯通しして氷水でしめます。吸盤も40秒ほどサッと湯通ししてから氷水へ。これを適当な厚さにカットしたら、絶妙な歯ごたえのタコの刺身の出来上がり。

さらにもう1品。

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とれたてのカサゴと水を鍋に入れ、火にかけます。ここへ砂糖と醤油をたっぷりと投入。さらにみりんも加え、おとし蓋をして煮込むことおよそ15分。

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味がしっかりとしみ込んだ、島では定番だというカサゴの煮付けが完成!

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さらに、カサゴの煮付けの煮汁はそうめんつゆに使うとのこと。カサゴの出汁がよく出た特製めんつゆでいただく、そうめんもできました。

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こちらが、山下さん家の本日のご飯。秋から冬にかけ、海苔の養殖も営む山下家。炙った自家製おかず海苔も食卓に並びました。

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山下家オススメの食べ方は、タコの唐揚げにはレモン汁とコショウ! コショウをピリッときかせたレモン汁とちょっと甘めの唐揚げは相性抜群なんだとか。

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タコの刺身は海苔で巻いて、ゴマ油と塩でいただくのがオススメ。ケーキやみかんに海苔を巻く人もいるほど、答志島の海苔は豊かな香りとパリッとした食感に加え、海苔本来の甘みもあるので何にでも合うと有名なのだそうです!

これからも健康第一でがんばってください。ありがとうございました!