“論破王”ひろゆき、30億円損害賠償踏み倒しの真相、2ちゃんねる&ニコニコ動画開設の裏話:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時放送)。9月23日(木)の放送では、メディアで見ない日はない"論破王"ひろゆきが、フランス・パリからリモート出演。損害賠償30億円を踏み倒した(!?)2ちゃんねる訴訟の裏側から、座っているだけでお金が舞い込むウハウハの近況まで大暴露!

最近では、歯に衣着せない物言いで「論破王」と言われ、コメンテーターとして大活躍しているひろゆき。そもそも「2ちゃんねる」を立ち上げ日本最大のネット掲示板にした功績者だが、一方で誹謗中傷の書き込みを放置した管理者責任を問う裁判を多数抱えていた。

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裁判の件数は、「東京地裁で"トリプルヘッダー"(1日に3件)したことがります」とのことで、裁判所へ入る際も身分証明確認なしの"顔パス"!? 当初は削除と損害賠償を求める裁判で争っていたが、削除依頼を受け管理者側が削除しても、削除するまで掲載されていたという点から、ひろゆきが敗訴し賠償金を請求されることが多かった。のちに「プロバイダ責任制限法」が成立してからは、誹謗中傷を知った時点で削除した場合は管理者には一切責任がなくなったが、裁判で下された賠償金は支払わなければならないのでは...?

これに対し、ひろゆきは、訴えた側は削除依頼だけでは裁判を起こしにくいため便宜上賠償金を請求していた場合が多かったと説明。実際、「削除」が目的のため、賠償金を請求してきた人は2~3人だったという。

支払いは10年で時効。ひろゆきは、相手から賠償金を請求されなかったので支払わなかった。一見、不誠実な対応に見えるが、損害賠償を認める判決を受けた人がひろゆきの財産を調べ差し押さえることもできるのだ。

一部のネット界隈では損害賠償30億円を踏み倒したとウワサがあるが、その真相は...!? ひろゆきによると、例えば「賠償金30万円と削除、払わない場合は1日5%の利子がつく」という判決もあり、全ての賠償金の10年間の利子の総額はすごい額になるため、ネットでは想像で噂されているのだという。「総額何十億円って言われるけど、何十億円払えって判決を受けたことはないんですよ」とひろゆき。

そもそも「2ちゃんねる」は、1999年、ひろゆきが22歳の時に開設。当時はインターネットが始まったばかりで、「複数の人同士のコミュニケーションにハマるだろうなと思った」と、ひろゆきはヒットを予想していたという。

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開設当初はコアなネット民が集まるコミュニティだった「2ちゃんねる」だが、半年後には1000万アクセスを突破。1~2年は収益がほとんどなかったそうだが、書き込みをもとにしたラブストーリー「電車男」が2004年に書籍化されて105万部を超える大ヒット。印税は約1億5000万円と予想され、ひろゆきはその3分の1を受け取ったという。ちなみに、「電車男」は映画、ドラマ、舞台などメディアミックス展開されたが、ひろゆきは「僕が書いているわけじゃないので、あぶく銭だった」と、二次使用料は阪神淡路大震災などの被害者に全て寄付したという。

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アクセス増加にともなう莫大な広告収入や書籍のヒットなどで日本最大のネット掲示板となった「2ちゃんねる」。その管理者であるひろゆきのMAX年収は「サラリーマンの生涯年収を年で稼ぐくらいでしたね」とのこと。

そして2006年、30歳の時に動画配信サービス「ニコニコ動画」をオープン。コメントがリアルタイムに表示される斬新さ、動画がつまらなくてもリアルタイムで文字ツッコミを入れることで笑いになっていくことから人気となった。

しかし、動画のサーバーと動画を転送するコストが高く、しばらくは赤字続きだったそうで4~5年後にやっと黒字に。多い時の年商は、有料会員120万人×月額会費500円で月に約5億円、加えて広告もあるので「年間100億円くらいには」とのこと。

ひろゆきは2015年、38歳の時にフランスのパリに移住。2016年にはYouTubeチャンネルを開設し、登録者数は126万人。座っているだけでお金が入ってくる(!?)広告収入とは別のおいしい収入、YouTubeのスーパーチャット(通称・スパチャ)や、切り抜き動画での儲けのカラクリについても解き明かした。