那須川天心仕込みのパワーでキッチンカーを1人で切り盛り! 22歳美女の人生を変えた”たこ焼き”事件:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

9月27日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、池尻大橋駅で出会ったニナさん(当時22歳)のお家について行くことになりました。

(取材日:2020年9月16日)

「イラン人と日本人のハーフ。キッチンカーを1人でやっている」と、ハイテンションなニナさんは、大学在学中の2020年1月から(同年4月卒業)キッチンカーをスタート。メニューは、日替わりのカレーで、客層はサラリーマンや学生、お子さん連れのママさんと幅広いそうです。

彼氏と同棲しているという部屋に到着しました。「洗濯物がすごい。けど映したいですよね?」と番組の趣旨をよ~くご存知のニナさん。片付けることなく、すぐに部屋に入れてくれました。

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玄関先にはカレーやタンドリーチキン用の保温器、部屋には大きな冷蔵庫などなど、お仕事道具が1Kの部屋のあちこちで存在感を示しています。

机の上には材料の納品書が。キッチンカーを運営するためにかかる経費は材料費込みで月20万~30万円ほどかかるそうですが、「材料の原価は絶対抑えたい」と、仕入れ値などを考慮する経営者の顔をのぞかせます。一方、彼氏とのツーショット写真に目を移すと「彼氏がいるから、美味しいご飯を作ろうとか、プラスアルファの気持ちが湧く」と、笑顔に。付き合って2年経ってもラブラブです!

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キッチンには自作の壁掛けに料理道具がぎっしり収納されています。「料理がめっちゃ好き」というニナさんですが、きっかけはちょっとワケありでした。「高校2年生ぐらいのときに、お母さんが家から出て行っちゃって、家で1人で居ることが多くて料理したり...」。当時は、卵焼きを作っていて遅刻することもあったといいます。

アウトドアも大好きだというニナさんは、小学生の頃から海釣りをしていて「普通の女の子ではない、強いんです。パワータイプ」と自己分析。なんと、あの那須川天心の指導を受けて、キックボクシングをしていた経験も!

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中高一貫の女子高に通っていたニナさんは、高校3年生のときに学校で「たこ焼きパーティー」を企画。それがバレてしまい、お母さん、ニナさん、学年主任、校長、副校長、担任、生活指導と7者面談するほどの大問題に発展。その結果、大学の指定校推薦をはく奪されてしまったそうです。

「そのために定期試験を頑張ってきたのになくなっちゃった。国際系の大学に入って国連で働くことが夢でした。ハーフに生まれて、"ガイジン"といじめられて、それが意味わかんないなと思って、世界的に平等になる社会を求めたかった」。

しかし、そこで立ち止まるニナさんではありませんでした。「何かをしないと、と思って、1人でハワイに行ったときにキッチンカーをやっている人が輝いているのを見て。キッチンカーだけど客席を作って、楽しい空間を作っていて。自分も料理が好きだったから、いろんな人に食べてほしくて」と、自らキッチンカーを始めることにしたそうです。

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ところが母校(大学敷地内)でメインにやっていこうと思っていた矢先、コロナ禍でオンライン授業になり、計画が頓挫...。「売り上げが4000円とか5000円とかずっとマイナスだったんですけど、でもやっぱりやめたくなくて、だからずっと今でもやっています。6月くらいから自分の意識も変えて、いろんな場所で挑戦しようと思って。表参道で空いてるって噂の駐車場のオーナーに直接行って、やらせてください、って交渉したりしました」。

ニナさんのバイタリティーが吉と出て、いまや表参道のほかにも週4カ所、安定してできる場所を確保したそうです。

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「1人でやってると、皆にすごいって言われるのは嬉しいんですけど、それがプレッシャーになる部分もあって、悩んでいる」と話すニナさんのモチベーションは?

「"美味しい"の一言じゃないですか?自分の人生を認めてもらえた気がして、すごい、嬉しい」。

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深夜にもかかわらずその場で「ハラミ肉を使ったきのことトマトのカレー」を作ってご馳走してくれました。

最後に、今後の夢を教えてもらいました。「夢は、彼と一緒に田舎に住むこと。(彼氏の実家がある)滋賀の自然の中でキッチンカーやりたい。最終的にそこにたどり着きたくて。今はすごい頑張っています」。