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多くのビジネスパーソンや学生にとって避けられないプレゼン。しかし.....「人前で話すのが得意です」という人は少ないでしょう。『Re:presentation〜成功の本質〜』では、旬のスタートアップ企業のプレゼン資料をもとに、イケてるプレゼンのポイントを探ります。
なぜスタートアップか? それは、スタートアップ企業は実績がほぼない中で、自分についてプレゼンし、投資家からお金を集めたり、大企業と共同事業をしたりしているからです。
初回は植物由来の「肉」を作り、設立わずかにも関わらず名だたる大企業との提携を果たした「ネクストミーツ」が登場!彼らのプレゼンを"神"が分析し、成功のヒントを探ります。
ガイド役はこの方、"プレゼンの神"澤円(さわ・まどか)さん。日本マイクロソフト時代に数々のプレゼンをこなし、その風貌もあいまって(?)、神の異名を持つに至りました。現在はご自身で会社「圓窓」を立ち上げ、プレゼンやITコンサル、スタートアップのメンタリングを手がけています。組織人としての経験と、スタートアップにも詳しい澤さんが、すぐに使えるプレゼンのポイントを解説!
創業1年で10万食!!「だいたい肉」スタートアップ見参!!
今回登場するのは代替肉(だいたい肉)のスタートアップ「ネクストミーツ」。大豆タンパク質を使い、その名の通り肉の味と見た目を再現した「代替肉」を作っています。
なんとこの会社、創業一年で10万食を売り上げ、「イトーヨーカドー」「オイシックス」「亀田製菓」など、誰もが知る大手企業と協業しているのです。
代表取締役社長の佐々木さんに、実際に提携を持ちかけた時のプレゼンを再現してもらいました。
プレゼンは「地球を終わらせない」という企業理念から開始。壮大な画に「おおっ」となりますね。
その後、「創業者の紹介」「市場の説明」「開発チーム」「商品の説明」「独自技術」といった形で進んでいきます(この流れはぜひ動画でご覧ください!)。
ビジョンをズラさなければ迷いはない
では、"神"はこのプレゼンの成功したポイントは何と見るのか? 最初に評価したのが「実現したい世界観」を提示することから始めた点。何だか大袈裟にも見えますが、最初に「地球を終わらせない」という大きなビジョンを提示し、これを元に論を展開することで、プレゼンに一本、筋が通るのだそう。本当に言いたいことを決めて、何回も言い換えて説明するのはプレゼンの常ですね。
デカい主語+曖昧なロジック×雑にぶん殴る=炎上
しかし「ビジョン」も安易には使えません。あまりにも大きな話は漠然としてしまいます。
「主語が大きいとプレゼンはうまくいかないのが常」。ん? では「地球を終わらせない」は逆では....?
「ネクストミーツ」の場合、相手は全人類。これに対して美味しい物を提供し、地球全体を救うのでロジックが通るとのこと。
自分で使う場合は、ほどよい落とし所が必要のようです。
理念から始めよ!比較はNO!!
情報を与える順番にもポイントがあります。「ネクストミーツ」が手がける代替肉、実はすでに多くの企業が参入しており、比較対象には事欠きません。いきなり商品の説明から始めると、細かいスペックの質問タイムが始まり、「もうあるよ」「アメリカの〇〇との違いは?」などの質問が出てきてしまいます。
そこで使えるのが「先に理念から説明する」ということ。理念や背景を丁寧に説明することで、表面上の差に囚われず、本質的な違いを訴えることができるのです。
では「ネクストミーツ」の世界観はどのように醸成されていったのか? 自分たちの理念に人を巻き込んでいくには? この後、澤さんがぐいぐいと迫り、更なる成功の本質に迫ります!
「日経テレ東大学」YouTubeチャンネルで配信中!です。お見逃しなく!
※番組情報
創業まもないベンチャーがなぜ大手企業と続々協業?本当に伝わるプレゼンのコツをプレゼンの神・澤円と読み解く【ネクストミーツ】
<出演>
MC:澤円(株式会社圓窓代表取締役)
ゲスト:佐々木英之(ネクストミーツ株式会社代表取締役社長)
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