【3行まとめ】
・サタドラ「女の戦争~バチェラー殺人事件~」第2話をプレイバック!
・麗奈の裏の顔が暴かれ、薪割りの斧の犯人も見つかり、事態が落ち着いたところで最初の脱落者が発表される
・6名になった女性たちは新たなバトルに挑戦。哲也とプールやヨガを楽しむが、そんな中、またしても誰かが仕組んだ危険な罠が!
「大戦争勃発!www 『女の戦争』が面白すぎる!」「ここまで突き抜けると、それはそれでゲスくて楽しめる!」など、早くもSNSで話題のサタドラ「女の戦争~バチェラー殺人事件~」。御曹司バチェラーを奪い合う女同士の熾烈な戦いが殺人事件に発展! 欲望にまみれた愛憎サスペンスをおくる。
▲第3話より
総資産3,000億! 華麗でハイスペックな御曹司・哲也(古川雄大)の心を勝ち取るために集まった7人の女性...。物語は、哲也が挙式直前に遺体で発見されるところから始まる。
時を遡り3ヵ月前、哲也は花嫁を探すため、リアリティーショー「ゲット・ザ・バチェラー」に出演。7人の女たちによるサバイバルバトルが始まった...。
実は、彼女たちには隠された裏の顔があった。その秘密とは? 真の目的とは? 毎回誰が脱落するのか...!? 「テレ東プラス」では、第2話「華麗なる御曹司と結婚へ!一人目の脱落者は誰だ...?裏の顔を暴け!忍び寄る危険な罠」の内容をプレイバックする!
鳴戸ホテルグループの新社長・鳴戸哲也(古川雄大)が、挙式直前に血を流して死んでいるのが発見された。資産3,000億、巨大ホテルグループの御曹司である彼は、花嫁を探すために人気リアリティーショー「ゲット・ザ・バチェラー」に出演し、一躍有名になる。その指には、高そうな婚約指輪が輝いていた...。
◆
「ゲット・ザ・バチェラー」に参加した7名の女性は、若菜(葵わかな)、麗奈(トリンドル玲奈)、りお(寺本莉緒)、一香(尾碕真花)、理恵(北原里英)、利子(成海璃子)、星(真飛聖)。参加者たちは1週間ホテルに滞在し、哲也はデートイベントごとに一名の脱落者を選ぶ。
最終日となる7日目に運命の決断をすることになるが、新たなルールとして『暴露タイム』が追加。女性陣が誰か一人に投票し、最も票が多かった人物は、番組が独自に調べた秘密が暴露される。
1日目の薪割り対決を制し、哲也とのツーショットデートの座を獲得した麗奈。女性たちの反感を買った麗奈は暴露タイムの標的となり、整形手術をしたことが明かされた。
また、薪割り対決の最中に斧が利子の手からすっぽ抜け、柄の部分が若菜の背中を直撃。柄にはボディオイルが塗られており、その犯人が発覚したとAD楓(喜多乃愛)が飛び込んでくる。
「斧の犯人...?」
「誰!? 教えて!」
「...ごめんなさい!!」
混乱の中、突然頭を下げる麗奈に驚く一同。しかしそれは犯行についての謝罪ではなく、整形についてだった。目・鼻・唇・顎を整形したと告白し、「全部盛りで逆に尊敬〜!」と、りおが囃し立てる。
「生まれ変わりたかったんです。学生の時にちょっと色々あって。自分に自信が持てなくなって」
「えっ、男?」
黙り込む麗奈。
「でもだからって整形は...」
「中身が大事とか見た目じゃないとか、あんなの綺麗事じゃないですか! だからみんなメイクするんでしょ? お洒落するんでしょ? エステにも行くんでしょ? ...私は整形して良かったと思ってます」
「話してくれてありがとう。今の麗奈さんはとっても素敵だと思いますよ」
優しく微笑む哲也に、麗奈は安堵したように礼を言う。そこに「そろそろ斧の方、いいっすか?」と、手元のタブレットを操作する楓。斧の柄にボディオイルを塗った犯人が、定点カメラに映っていたのだ。
「ちょっと見せて!」
星が取ろうとするより先に、利子がタブレットを取る。他の女性陣も集まり映像を流すと、そこに映っていたのは...スタッフの目を盗み、斧に細工する星の姿だった。冷ややかな視線が集まる。
「ちょっと盛り上げようと思ったのよ。まぁ怪我もなかったことだし。ただの冗談」
(バシン!)
無理に笑う星の頬を、理恵がビンタする。
「何が冗談なの!? 人が死ぬかもしれないのに!」
「顔に傷でも出来たらどうすんのよ!」
「あなたがそれ言う!?」
「大丈夫です。勝手に怒らないでください」
ヒートアップする理恵と星を、被害者の若菜が静止する。
「勝手にって...!」
「私は大丈夫なので、続けてもらっていいですか?」
そうピシャリと言い放つ若菜に、MCのケリー豊田(松大航也)が場を仕切り直す。これから哲也は、脱落者を一名選ぶ。脱落者には、番組タイアップの"ジェットスター"から帰りの航空券が贈られるという。「お気持ちはもうお決まりですか?」というケリーの問いに、頷く哲也。
「星さん」
「!!」
ケリーに前へ出るよう施されるも、呆然と首を横に振る星。「もう一回、チャンスをください」と哲也のもとへ駆け寄り、跪く。
「お願い、チャンスをちょうだい! もうこれしかないの! これしか...」
戸惑いながら「どういうことですか?」と尋ねる哲也に、見かねた利子が「お金が目当てだった」と口を挟む。
敏腕弁護士としてテレビ出演している利子は、何人かの女優が星の店から謝礼をもらい、「"エステに行った"とSNSにアップしている」と話していたのを偶然聞いてしまったという。さらに経営状況が厳しいのか、謝礼を値切られたというのだ。星はなぜ、「セレブ社長」と嘘をついたのか? 女性陣から疑惑の目が向けられる。
「星さん...。僕にとって、お金があるかないかはさして重要な問題ではありません。心から信頼し合い、尊敬し合い、愛し合える人を探しにきました。それは、ある人から『人が幸せになるためには、愛する人に愛されることだ』と教えてもらったからです。...申し訳ありません」
チケットの目録を差し出す哲也。星は先ほどまでの態度とは対照的に、「まだお若いですね」と鼻で笑う。
「愛? それだけじゃ足りません。人が幸せに生きるためには、『自分が社会に必要とされている、生きていてもいいんだ』という実感も必要なんです。人はどこまでも認められたい生き物だから...」
目録パネルを受け取ると、毅然とした態度で「楽しかったです」と哲也に一礼し、去って行く星。去り際、「水素水なんかに手を出さなきゃよかった」と吐き捨てる。
これで今日のイベントは全て終了。明日からは残った6人が争うことになる。
◆
翌朝、パーティールームに集められた女性陣。今日は2対1で哲也の朝のルーティーンに付き合うデートプラン。まずは麗奈とりおが屋内プールに呼び出された。
水着に着替えた2人がプールに向かうと、颯爽と泳ぐ哲也の姿が。濡れた髪をかきあげ笑顔を向ける哲也に、りおが「かっこいい〜!」と黄色い声を上げる。毎朝泳いでいるという哲也は、日課に付き合ってもらえないかと2人を誘う。しかし、喜ぶりおに対し麗奈は「ごめんなさい。私、泳ぐのが苦手で...」と表情を曇らせる。
「小さい頃に溺れてから、全然で」
「えー、あたしが手を持ってあげるよ?」
「ごめんなさい、ほんとに」
「全然怖くないから」
強引に手を引くりおだが、麗奈は思わずその手を振り払ってしまう。気にせず泳ぐよう促し、プールサイドのベンチに腰掛ける。
「行こ、哲也さん」
りおは哲也と手を繋ぐと、勝ち誇ったような笑顔で麗奈を振り返る。その頃、ホテルの一室では、AD斉藤(芹沢瞬)がエアリアルヨガの準備をしていた。そこへ何者かがやって来て、人目を盗み天井から吊るした布を掴む――。
「気持ちいい〜! あ、やっば! メイク崩れてませんか?」
哲也と楽しそうに泳ぐりおは、上目遣いで顔をぐっと近づける。「りおさんは何でも楽しんでくれるね」と微笑む哲也に、「超楽しい〜!」と水をかけるりお。2人は笑いながら水をかけ合う。そんな光景を、麗奈はプールサイドでひとり見つめるのだった。
「哲也さんはどんな恋愛がしたいんですか? 好きな人と何したい、とかあります?」
「んー...全然特別なことじゃなくていいから、ひとつでも多く思い出を共有したいかな」
「じゃあ、ここから端まで勝負しましょ! 勝負の思い出、共有♡」
「勝負の思い出? オッケー」
「いきますよ! よーい...」
りおが掛け声をかけた次の瞬間。
(ドボン!)
立ち上がった麗奈が、突然プールに飛び込んだ。溺れそうになりながら必死に泳ぐ。
「大丈夫!? どうして...」
「私も思い出共有したいです! 哲也さんと」
「麗奈さん...」
「キャハハ! パンダみたいになってる〜!」
目元のメイクが落ちて、パンダのようになっている麗奈の顔をりおが笑う。
「ごめんなさい! やだ...」
「ナイス飛び込み!」
泣き笑いの麗奈に微笑む哲也。いい雰囲気になる2人を目の当たりにし、りおは苛立ちを隠せない。
泳いだ後は別室に移動し、ヨガをする哲也。このルーティーンに付き合うのは、若菜と理恵だ。
「いつも泳いだ後にヨガをするんですか?」
「うん、体を整えるルーティーン」
「朝からアクティブなんですね、すごい」
「痛っ...」
体が固く、上手くヨガのポーズが取れない若菜。哲也は若菜のそばへ行き、「無理のないところで大丈夫だよ」と優しくアドバイスする。
「若菜さんの大切な時間を分けてもらってるから、ちょっとでも楽しんでもらえたら嬉しいなって」
「...楽しいです」
「ほんと?」
「はい。こんな...ぶら下がったことないので」
「普通は朝からぶら下がらないか」と笑う哲也に、「優雅っていうか、住む世界が全然違う」と若菜。父親は町工場を経営しているが、裕福ではなかった。父親が亡くなり、工場は閉めてしまったと聞いた哲也は、思わず「ごめん」と謝る。
「いえ、気にしないでください。哲也さんはお父さんと仲いいですか?」
少し考え込む哲也。
「すみません、立ち入った話だったら――」
「いや。うちはちょっと普通と違うかもしれない。仲がいいとか悪いとか、そういう感じじゃないっていうか。ここまで不自由なくこられたのは父のおかげだから、それは感謝してる。父なりの愛だったんだろうなって」
「そうなんですね...」
「うん。だから僕が会社を継いだら、僕もこの会社を守りながら、自分の大切な人を幸せにしたいと思っています」
「...大切にしたいと思える人、見つかるといいですね」
若菜の言葉に微笑み、「お父さんのこと聞かせてくれてありがとう。もっと若菜さんのことを知りたいです」と返す哲也。だが、若菜が何か言いかけた瞬間!
「キャア!」
「理恵さん!?」
見ると、天井からぶら下がった布が切れ、理恵が落下している。慌てて駆け寄る哲也だが、理恵は気を失っていた...。
その頃、パーティルームでは、サイクリングの格好をした利子と一香が待っていた。そこに楓が、「準備万端のとこすみません! サイクリングデート中止でーす」と駆け込んで来る。
「え? 何かあったの?」
「また事件っすね。マジすいません!」
医務室に運ばれた理恵が目を覚ますと、そばに哲也が付き添っていた。
「! 哲也さん...」
「骨とかは異常なかった。大丈夫」
「ごめんなさい、私」
「もうちょっと寝てて」
起き上がろうとする理恵を哲也が止める。
「あの、いいんですか? サイクリングデートが...」
「うん、いい。僕がヨガに誘ったのにちゃんと安全確認してなくて...本当にごめん」
「いえ...。少しこうしてて良いですか?」
理恵は哲也の手をとると、自分のおでこの上に乗せる。看護師をしている理恵。不思議そうな顔をする哲也に、「人の肌のぬくもりが免疫を高めてくれる」と患者から教わったのだと言う。哲也の手を頬にあて、「あったかい...」と微笑む理恵。
パーティールームにはブッフェスタイルの食事が用意され、理恵以外5人の女性が待機していた。
「ヨガの布に切れ目が入ってたって」
「え?」
「ねぇ、こういうのほんとやめて! 傷害罪だからね」
皆にそう警告する利子を、一香が「私たちの誰かがやったとおっしゃりたいんですか?」と睨む。
「他に誰がいるの?」
「自分は無実なんだぁ〜」
「当たり前でしょ? 私がそんなことするはずないでしょ」
布に切れ目が入れられた時、りおと麗奈はプールで泳いでいた。利子と一香は一緒にパーティールームにいたため、唯一アリバイがない若菜に視線が集まる。
「私じゃありません!」
そこへ、哲也、理恵、ケリーが楓と共に戻ってきて、5人の女性たちは表向きの顔になる。
「皆さんで夕食を召し上がっていただきましょう。これが最後の晩餐になる方もいらっしゃいますので、存分にお楽しみください!」
ケリーの進行で食事がスタート。早速りおが「一緒にあっちで食べませんか?」と誘うが、「二人きりはずるいでしょ」と利子が不満気に言う。
「じゃあ、サイクリング中止になっちゃったから、一香さんと利子さん、お話しませんか?」
「喜んで!」
哲也の提案で3人で食事をとることに。そんな中、少し離れたところに座っている理恵に、若菜が「大丈夫ですか」と声を掛ける。
「うん、ありがとう。ごめんね、心配かけちゃって」
「...私じゃないので」
「え?」
「布が切られてたって...」
「...そう。何ともなかったから大丈夫。全然気にしてない」
笑顔でそう答える理恵。その様子を気にしながら見ていた3人だが、利子が空気を変えるように「哲也さんが結婚相手に求めるものは何ですか? 料理が上手とか話を聞いてくれるとか、あるじゃないですか」と話しかける。
「幸せの価値観が同じ人がいいかな」
「わたくしも同じことを思っておりました! 生まれや育ちの環境にもよりますし、なかなかそういう人っていないですよね」
財閥令嬢の一香がここぞとばかりにアピールする。しかし、利子も負けじと「それって、カンバセーションが大事ってことですよね。相手のことをちゃんと理解して、アグリーすること。私は得意です」と主張する。そこへ「乱入〜!」とりおがやって来て、少しだけ空いていた哲也と利子の間にグイッと座る。
「ほんとに恋愛禁止だったの? っていうか、それ守ってた?」
隣を奪われた利子が嫌味を言うと、「もちろんです! ファンのみなさんの笑顔のために、アイドルはアイドルでなきゃいけないんです。ウンチもしないんです」と可愛らしく答えるりお。哲也が思わず笑うと、「でもアイドルを卒業して一人の女の子になって、ちょっとだけワガママしてもいいのかなって。あ!」
遠くを指差すりお。哲也がそちらを見た瞬間、その頬にキスをする。女性陣に衝撃が走るが、この後、さらに一香が驚きの行動に出る。はたして今夜は誰が脱落するのか? そして、布を切った犯人とは...!?
7月17日(土)夜11時25分からは、サタドラ「女の戦争~バチェラー殺人事件~」第3話「陰湿な女のバトル勃発!御曹司の花嫁の座を狙って醜い駆け引きと罠が。果たしてターゲットとなるのは誰?」を放送!
2度目の「暴露タイム」ののち、さらに一人が脱落し、残された女性たちはあと5人。今回はリゾートパーク内デートを哲也(古川雄大)と楽しむ企画。くじで勝った若菜(葵わかな)と一香(尾碕真花)が絶景ピクニック、光の運河の遊覧船クルーズを満喫。その一方で、デートに参加できず、焦りを感じた女性たちは、りお(寺本莉緒)の提案をきっかけに、ある企みを...。少しずつ女たちの秘密が明らかとなり、物語が複雑に動き始める第3話!