ロングセラー商品「かにぱん」が、50年近く売れ続けるのはナゼ?

公開: 更新: TBS Topics


カニじゃない形にして食べる!?

「かにぱん」は1974年の発売以来、長年愛され続けているロングセラー商品。子どもたちに爆発的な人気を誇っています。

かにぱんかにぱん

人気の理由のひとつは、パンに入った切れ込みでちぎり、色々な形にして食べられること。“とんぼ”や“ダチョウ”などの動物から、“ドライヤー”や“ビデオ”まで、カニ以外にも様々な形を作ることができます。

ちぎって色々な形にして食べられるちぎって色々な形にして食べられる

元々、切れ込みは生地の膨らみを抑えるために入れたもので、ちぎって食べることを想定して作られたものではありませんでした。

しかし、“色々な形にちぎる食べ方が楽しい”と、お客さんからの発信で大人気に。商品の袋の側面に作り方を掲載して、アピールするようになりました。

袋に作り方をつけてアピール袋に作り方をつけてアピール

このほかにも、バイヤーから「ミニサイズは袋の方が売れる」という意見を聞き、すぐに商品化するなど、リクエストや不満を反映して改良しています。

また、乳酸菌を入れるなど、食感や味が少しずつ進化しているのも、かにぱんが発売から50年近くたっても愛され続ける理由のひとつ。マイナーチェンジを積み重ねています。

かにぱんは「源氏パイ」を作った会社が販売

かにぱんの発売元は、「源氏パイ」や「チョコバット」などで知られる「三立製菓」。
新商品をどんどん出して大ヒットを狙うのではなく、“お客さんの声を聞きながら小さなヒットをコツコツ育て、ロングセラーを狙う戦略”で成功している会社です。

三共製菓のロングセラー商品三共製菓のロングセラー商品

お客さん・販売問屋・バイヤーなどからの意見や要望を、多い時で月に200件以上も集め、商品の改良・変更に活かしています。

源氏パイも、かにぱんと同様にお客さんの意見をどんどん取り入れて商品に反映。
例えば、一口で食べられるミニサイズは「パイ生地は食べる時にボロボロこぼれる」という声から発売したものです。

ミニサイズの源氏パイミニサイズの源氏パイ

さらに「チョコ味の源氏パイが食べたい」という声からチョココーティングした商品も発売し、若年層や若い女性のお客さんが増加しました。

三立製菓は、2021年で創業100年を迎える老舗企業。
創業当初は金米糖を作る会社でしたが、戦時中から保存食の家庭用カンパンを作るようになり、1965年に源氏パイを発売して知名度がアップしました。
全部食べきった時に「美味しい」と感じる味を目指して、商品を作っています。

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