元中華料理店が「芋スイーツ専門店」に変わって儲かっているらしい

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女性客に人気の高級芋菓子店

「高級芋菓子しみず」は、連日女性客が殺到するお芋スイーツの専門店。元々は“スパイス食堂サワキチ”という、激辛麻婆麺が人気のお店でしたが、芋スイーツ専門店に業態を変更して大成功しました。

看板商品は、色々な種類のお芋を一度に味わえる「贅沢芋パフェ」。

贅沢芋パフェ贅沢芋パフェ

“紅はるかの焼き芋ペースト”をはじめ、“安納紅の焼き芋ペースト”や“鳴門金時芋の大学芋”などがのっています。

様々な芋を使用様々な芋を使用

その他にも、冷たいアイスと焼き芋を合わせた“焼き芋ブリュレ”や、テイクアウト専用のスイートポテト(4種類:紅はるか・シルクスイート・さつま金時・綾紫)など、様々な芋スイーツを取り揃えています。

麻婆麺から芋スイーツへ変えたのは何故?

高級芋菓子しみずを運営しているのは、(株)未知インターナショナル。もともと大阪で、芋スイーツのお店“高級芋菓子しみず”と、麻婆麺のお店“スパイス食堂サワキチ”の2つのお店を経営していた会社です。

もともとは2つのお店を経営もともとは2つのお店を経営

東京・築地のサワキチは、インバウンド全盛期に、魚市場へ観光に訪れるアジアの男性客をターゲットに出店したお店でした。

しかし、コロナ禍でインバウンドによる来客が減り、売上げが激減。通りがかりのお客さんの来店が見込めない状況では、“他の街からお店自体に目的をもって、お客さんに来店してもらう”しかありません。

そこで社長が考えたのが、街やネットで話題になるような目玉商品の必要性です。“映えるパフェ”をメインとする芋スイーツ店に業態を変更したところ、外食産業では空前の芋ブームということもあり、この戦略がズバリ的中。インスタグラムを見た女性客が、芋スイーツを求めて築地にあるお店までわざわざ足を運ぶようになりました。

映える芋スイーツ店に業態を変更映える芋スイーツ店に業態を変更

時代が変わるスピードに合わせて素早く業態を変更できたことで、中華料理店では約300万円だった月商は、最高で約950万円にまでアップ(※2021年5月放送時点)

また、中華料理店からスイーツ店への業態変更は大変そうですが、客席を少し減らして厨房にオーブンを入れた程度。最小限の改装でスムーズな模様替えに成功しています。