TBSで火曜よる10時から放送中の火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』。綺麗に着飾ることで自分の居場所を得ていた川口春奈演じるヒロイン・真柴くるみが、ミニマリストの藤野駿(横浜流星)、オンラインカウンセラーの寺井陽人(丸山隆平)、アーティストの卵・羽瀬彩夏(中村アン)といった価値観の違う人々とルームシェアをしながら、恋をしたり、友情を深める中で、着飾るという鎧を脱ぎ捨てて自分らしく生きる姿を描く“うちキュン”ラブストーリーだ。今回は真柴の会社の後輩・茅野七海を演じる山下美月(乃木坂46)をインタビュー。作品への思いを聞いた。
――演じる茅野七海の印象を教えてください。
茅野は情熱や熱い思いをあまり前に出せない低温女子。ほかの人と同じことができても自分が設定したハードルを越えられないと納得できなくて、自分に自信が持てないのですが、私から見たらすごく魅力的で大好きですね。真柴さんという先輩に追いつこうと頑張っている姿はかわいいし、愛おしいです。
私は自分と役の似ているところを見つけて、そこを広げていきながら役作りをするので、プライベートでも役に引っ張られて茅野のように低温女子になってしまうことも。ふと話し方がいつもよりサバサバしていることに気づいたり、グループ活動でステージに立っているときに「こんなに高い声が出るんだ」と驚いたりするので、怖くなることがあります(笑)。
――茅野を演じてみていかがですか?
その時は精一杯演じるのですが、毎回自分の足りない部分に気づいてしまい反省してばかりです。いつか自分が納得できるお芝居ができたらいいなと思って演じています。Paraviで配信中の『着飾らない恋には理由があって』では“じゅわキュン”なシーンもやらせていただいているんですけど、初めて恋愛ドラマに参加させて頂くのでキュンとしたときの女の子の表情や仕草が難しくて、恋愛ドラマや映画を見て研究しています。うまくできているかは分からないですが、高橋(文哉)さん演じる秋葉くんが真っ直ぐな人で、セリフが心に刺さってくるので良かったなと思います。

――役への反響はありましたか?
この作品自体がSNSを題材にしていることもあって、自分もInstagramを開設してみたのですが、皆さんからの声がダイレクトに届いてすごくうれしいなって。「共感できた」とか「ファッションが春らしくて素敵だった」といろいろな声をいただけて、「これからも撮影頑張ろう!」という気持ちになりました。演技の手ごたえは全然ないのですが、役をいただけるだけですごく幸せですし、違う人格になって違う世界を生きる女優という仕事が本当に魅力的だなと思いました。
――川口春奈さんと共演してみていかがですか?
オフィスのシーンでご一緒させていただいていますが、かっこいいですね。たくさんシーンを撮られていてお忙しいはずなのにそれを全く見せない強さがあって。この作品は女性からの共感が大切だと思うのですが、川口さんの役も、川口さん自身も女性が憧れる女性だなと思います。
――この作品のテーマは“うちキュン”ですが、最近キュンとしたことを教えてください。
最近、ロボット掃除機を買ったんです。AI機能がついているので部屋の中を掃除しながら「ここに障害物がある」とか学習していくのですが、いつも同じところで道に詰まってしまうんです。本当にかわいらしくて親心が出てきてしまって、一緒に部屋の中を散歩しています。
――最後にメッセージをお願いします。
低温女子の茅野が先輩の真柴さんに影響を受けてどんどん成長していく姿を見守っていただきたいです。そして、茅野は真柴さんとは違って着飾ることが苦手で、自分は先輩と違うからできないと諦めていたのに、おしゃれにも前向きになって着ている服の色のバリエーションも増えているので、ファッションにも注目してください。
■番組概要
〔タイトル〕
火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』
〔放送日時〕
毎週火曜よる10時~10時57分