ウツボと小エビが同じケースで暮らす⁉世界で唯一の「エビとカニの水族館」とは

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ウツボに小エビたちが食べられるのでは…?

和歌山県すさみ町にある「エビとカニの水族館」は、世界で唯一のエビとカニだけに特化した水族館。

さまざまなエビやカニが並ぶ水族館ですが、その中にはなぜか小さなエビとウツボが一緒に入れられたケースがあります。

ウツボと小エビが同じケースにウツボと小エビが同じケースに

一見すると「食べられてしまうのでは?」と心配になりますが、実はここに住むエビは"ウツボと共生しているエビ"です。

エビはそれぞれ「ホワイトソックス」と「アカシマシラヒゲエビ」という種類で、ウツボの身体に付いた寄生虫や古い粘液を食べています。

ウツボの身体に付いた寄生虫などを食べているウツボの身体に付いた寄生虫などを食べている

口の中に入っていって掃除をすることもあるそうで、その際、ウツボにエビが食べられることはないといいます。

観賞用としても人気があるそう観賞用としても人気があるそう

ちなみにこの2種類のエビは、そのキレイなビジュアルから、観賞用としても人気があるそうです。

世界最大のエビとカニも

「エビとカニの水族館」ではほかにも、世界最大のエビ「アメリカンロブスター」や、世界最大のカニ「タカアシガニ」を見ることができます。

「エビとカニの水族館」「エビとカニの水族館」

タカアシガニは日本近海にしか生息しておらず、成長すると4m(※足から足を伸ばした際の長さ)にもなるとか。

タカアシガニタカアシガニ

このカニは調理が難しく、殆ど市場には出回らないといいます。食べるのにちょうどいい大きさの物は一部のお店に卸され、大きすぎる物は水族館に運ばれるそうです。

機会があったら、ぜひ食べてみてはいかがでしょう?

スポット情報

エビとカニの水族館
和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808−1

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