ウツボに小エビたちが食べられるのでは…?
和歌山県すさみ町にある「エビとカニの水族館」は、世界で唯一のエビとカニだけに特化した水族館。
さまざまなエビやカニが並ぶ水族館ですが、その中にはなぜか小さなエビとウツボが一緒に入れられたケースがあります。

一見すると「食べられてしまうのでは?」と心配になりますが、実はここに住むエビは"ウツボと共生しているエビ"です。
エビはそれぞれ「ホワイトソックス」と「アカシマシラヒゲエビ」という種類で、ウツボの身体に付いた寄生虫や古い粘液を食べています。

口の中に入っていって掃除をすることもあるそうで、その際、ウツボにエビが食べられることはないといいます。

ちなみにこの2種類のエビは、そのキレイなビジュアルから、観賞用としても人気があるそうです。
世界最大のエビとカニも
「エビとカニの水族館」ではほかにも、世界最大のエビ「アメリカンロブスター」や、世界最大のカニ「タカアシガニ」を見ることができます。

タカアシガニは日本近海にしか生息しておらず、成長すると4m(※足から足を伸ばした際の長さ)にもなるとか。

このカニは調理が難しく、殆ど市場には出回らないといいます。食べるのにちょうどいい大きさの物は一部のお店に卸され、大きすぎる物は水族館に運ばれるそうです。
機会があったら、ぜひ食べてみてはいかがでしょう?
スポット情報
エビとカニの水族館
和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808−1
※新型コロナウイルスの影響など、営業状況については事前にご確認ください
※また、緊急事態宣言中のため不要不急の外出はお控えください
世界ふしぎ発見!
土曜よる9:00~