徳川・皇室ともに縁のある場所だった
“江戸”から“明治”へと時代が変わる一つのきっかけになった「大政奉還」ですが、その舞台になった場所があります。
それは、京都にある世界遺産「二条城(元離宮二条城)」です。この場所にある二の丸御殿で、大政奉還は行われました。

もともと二条城は、江戸幕府を開いた徳川家康が京都での居城として建設したものでしたが、明治になると皇室の所有になりました。
その際、徳川の葵の紋から、菊の御紋への付け替え工事が急ピッチで行われたそう。それらの痕跡として、平成30年には台風21号の影響で剥がれた飾り金具の下から、葵の紋が見つかっています。

また、当時の付け替え作業が間に合わなかったのか、御殿の内部には葵の紋のままの部分も現存しています。

歴史の重要な変わり目の舞台
二条城を含む「古都京都の文化財」は、日本文化の発展に大きく寄与したことが認められ、1994年 世界遺産に登録されました。

歴史の重要な変わり目の舞台になった二条城。京都には、多くの美や歴史が残されています。
世界遺産
日曜よる6:00~