世界遺産に住む“木に擬態する”鳥。一体どこに隠れている?

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一見、どこにもいないようだけれど…?

中米・コスタリカの世界遺産「グアナカステ保全地域」。香川県ほどの面積でありながら、そこには33万種以上の生物が生息しています。

世界でも類を見ないほどユニークな生物が多く、たとえば、“木に擬態する”夜行性の鳥「キタタチヨタカ」もその中の一つ。

木に擬態する「キタタチヨタカ」木に擬態する「キタタチヨタカ」

木が風に揺れてもじっと動かず、できるだけ目立たないようにし、身を守ります。

反対側から見ると、まるで木に刺さっているよう。

反対側から見ると、まるで木に刺さっているよう反対側から見ると、まるで木に刺さっているよう

枝になりきっているものの、目を開いた姿は、鳥そのものです。

目を開いた姿は、鳥そのもの目を開いた姿は、鳥そのもの

 

不思議な生物が多く暮らす世界遺産

「グアナカステ保全地域」に様々な生物が生息する理由は、その成り立ちに関係があります。

アメリカ大陸はかつて南北に分断されていました。しかし300万年前から始まった火山活動によってグアナカステを含む中米ができ、2つの大陸がつながったのです。その結果、中米に南北それぞれの生物がやってくるようになりました。

大陸がつながったことで、南北それぞれの生物が来た大陸がつながったことで、南北それぞれの生物が来た

森には、オジロジカやマントホエザル、体長1mにもなるグリーンイグアナなど、多種多様な生物の姿が。

独特な生態系が見られることから、グアナカステ保全地域は、1999年 世界遺産に登録されました。

グアナカステ保全地域グアナカステ保全地域

かつて火山が作った森。そこには、環境に適応したユニークな生物たちが暮らしています。


4/18(日) の『世界遺産』

世界遺産

日曜よる6:00~