縁起の良い「亀」をモチーフにした最中とは

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武家の家宝にちなんだ、最中

千葉・佐倉には、江戸時代、約140年にわたってこの地を治めた堀田家の家宝「蔵六石」にまつわる、名物の最中があります。それが「蔵六餅本舗 木村屋」の「蔵六餅」です。

「蔵六餅」「蔵六餅」

しっかりした甘みのある最中は、どこかホッとする味わい。皮の中には、たっぷりの餡にご褒美感を味わえる求肥まで入っています。

亀の甲羅がモチーフ亀の甲羅がモチーフ

亀は、足4本・頭・しっぽと6つの部分を甲羅に隠すことから「蔵六」と呼ばれました。亀の甲羅をさらしたような蔵六石にちなみ、最中も亀の甲羅がモチーフになっています。
家宝にならい、「(佐倉市が)亀のように末永く発展しますように」という願いを込め、作られたそうです。(※蔵六餅本舗 木村屋HPより)

江戸情緒残る街・佐倉

「蔵六餅」をいただける、「蔵六餅本舗 木村屋」は明治15年創業の老舗です。

「蔵六餅本舗 木村屋」「蔵六餅本舗 木村屋」

お店のある佐倉は、江戸時代に佐倉藩11万石の城下町として栄えました。

佐倉城跡佐倉城跡

古い街並みが広がり、「旧堀田家住宅」などの武家屋敷や、武士が通ったという小道も残されています。

旧堀田家住宅旧堀田家住宅

歴史を知ってからいただくと、蔵六餅も一層味わい深く感じられるようです。

お店情報

蔵六餅本舗 木村屋
千葉県佐倉市新町222-1
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