ご飯がふっくら美味しい秘密
「やよい軒」は、全国に300店舗以上を展開する飲食チェーン。しょうが焼き定食などの定食メニューが人気で、特に「ご飯がふっくらしていて美味しい」と評判です。

人の手で、毎回同じ量をふんわりとよそうのは意外と困難ですが、やよい軒では「飯盛り達人3」という機械を使用することでこの問題を解消。
ボタンで操作する必要もなく、器を機械の台座に置くだけで規定量のご飯が自動で、早く・ふっくら・美味しくよそわれます。

また、重さを感知し、器ごとに設定されたご飯の量をよそうことができます。例えば小さい器の場合は、およそ3秒で何度やっても180gのご飯が出てきます(※誤差2~3gの高いグラム精度)。

おにぎりで研究した技術を活用
飯盛り達人3を開発したのは「不二精機」。約40年前からコンビニなどのおにぎりを作る機械を開発しているメーカーです(※2020年12月放送時点)。

おにぎりが潰れず型崩れしない、絶妙な力加減や握り方を研究し、その技を生かして飯盛り達人3を開発しました。
ご飯をふんわりとよそう鍵は、機械の中にある羽でご飯をほぐしていること。
加えて、ご飯の送り出し口には回転速度の異なるローラーが設置されています。速度の違うローラーの間をご飯が通ることによって、ご飯に空気を含ませながらパラパラと盛り付けることができ、人ではマネできないふっくらした盛り付けを実現しています。

また、飯盛り達人3は、通常の炊飯器を使用するように蓋を開閉する必要がありません。ご飯が冷めづらく乾きにくいため、いつでも炊き立てのような美味しさがキープできます。
販売から2年で、約4億円を売り上げている飯盛り達人3。不二精機ではほかにも、回転寿司チェーン「スシロー」のシャリを握る機械や、うどんチェーン「丸亀製麺」のうどん製麺機など、色々なお店をウラで支える機械を開発しています。
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~