『私の家政夫ナギサさん』『MIU404』がギャラクシー賞9月度月間賞を受賞

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TBSで放送した火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(2020年7月~9月放送)と金曜ドラマ『MIU404』(2020年6月~9月放送)が、このたび「ギャラクシー賞9月度月間賞」を受賞した。

選評は以下の通り。

火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』
女性が職場でバリバリ働き、男性が家事全般をこなすという“逆転”は最近のホームドラマのトレンドだが、多部未華子大森南朋の年齢差を超えた純愛ストーリーとして楽しめた。特に最近の多部未華子の充実ぶりは特筆すべきで、以前から片鱗を見せていたコメディエンヌとしての才能が本格的に開花した。
なんといっても、女性は家事ができて当たり前という呪いを解いてくれたことが本作の最大の功績だろう。
男性は仕事もできて家事もできると絶賛されるが、家事のできない女性はいくら仕事ができてもダメ女の烙印を押されてきた。
「逃げ恥」を送り出した火曜ドラマには、さまざまな呪いを解き続けてほしい。

金曜ドラマ『MIU404』
綾野剛星野源はもちろん、菅田将暉美村里江らの演技に引き込まれた。最後にこどものような目が闇の深さを感じさせた天才・菅田将暉にもっていかれた感もあるが、綾野剛は代表作と言っても過言ではない。
クオリティの高さは、さすが「アンナチュラル」でテレビ関係の賞を総ナメしたチームである。
息もつかせぬ場面展開が連続し、最後に予測不能な結論が毎回待っている野木脚本と塚原演出は、さすがだった。特に、9話(被害者女性の救出とドローンを使った殺人)から10話(ネットでフェイク動画を拡散させる犯罪)の展開が素晴らしかった。綾野剛と星野源のバディもこれまでにない刑事でユニークだった。

<火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』プロデューサー・岩崎愛奈コメント>
未曾有の事態の中、キャストの皆様、脚本家の徳尾さんと山下さん、そして全スタッフが「こんな時だからこそ、肩の力を抜いて楽しめるドラマを届けたい」という思いをひとつに作り上げた作品です。その全員の思いが実り、たくさんの方に愛される作品になったこと、そしてこのような素晴らしい賞をいただけたこと、とてもうれしく思っております。一丸となって作品に向かい合って下さった関係者各位に心から感謝しております。素敵な賞をありがとうございました。これを励みに、これからも皆様の癒しの時間になるようなドラマを作っていきたいと思います。

<金曜ドラマ『MIU404』プロデューサー・新井順子コメント>
幾多ある警察ドラマのなかで、いかに自分たちらしいドラマを作れるか? 各話のテーマをどうエンタメにするか? そんなことを考え話し合いながら、脚本の野木さんと企画を立て、綾野さん・星野さんをはじめとするキャスト、塚原監督を中心とする優秀なスタッフとともに作り上げた作品でした。
途中、撮影が中断するという経験したことのない事態と向き合うことになりましたが、それがよりチームの結束を強くしたと感じました。
キャスト・スタッフがひとつになり完走できたこと、一生忘れることはありません。
この作品に携わってくれたすべての方に感謝!
そして何より、作品を待ちわび愛してくれた視聴者の皆さまに、心より感謝致します。
ありがとうございました!