売上げ7億円の“紙ひも”って?
「エムズファクトリー」が販売しているのは、「クラフトバンド」と呼ばれる紙製のひもです。

色とりどりのカラーが揃う紙ひもの正体は、“クラフトバンド手芸”の材料。手ごろな値段で手に入るクラフトバンドを編んでいくだけで、バッグ・財布・名刺ケースといったハンドメイドの作品を作ることができます。

「自分好みのデザインの小物が安く作れる」と、女性に大人気です。
実店舗は本社内にある1店舗のみで、基本的にネットで販売を行っているエムズファクトリー。価格の低い紙ひもで年商7億円という驚きの売上げの裏には、納得の儲かり戦略がありました。
儲かり戦略のカギは“資格”
エムズファクトリーの儲かり戦略は、資格制度そのものを作ったことにあります。

クラフトバンドの100種類の編み方をマスターすると、「クラフトバンド手芸講師」の資格を取得できます。資格をとった講師が教室を開くことで生徒が増え、材料のクラフトバンドを買う人もどんどん増えるという仕組みです。

今や講師は全国に3700人、生徒の数は約10万人近くに。(※2020年7月放送時)
クラフトバンドの需要が増え続けることで、売上げも順調に伸びています。
社長は、スーパー主婦
エムズファクトリーの社長は、3人の子供を育てながら起業した主婦。育児中に紙ひもを使った手芸に夢中になり、2006年に自ら材料を販売するようになったのが会社のはじまりです。
社内には、女性社長ならではの独自ルールも。「男性が一人でもいると、その目を気にして仕事の効率が悪くなる」という考えから、力仕事が必要な現場でも働く社員はすべて女性です。

2020年にはアメリカに進出し、カリフォルニアにも店舗を出すなど絶好調のエムズファクトリー。
主婦社長の戦略が光る、今後も要注目の会社です。
8/23(日) の『がっちりマンデー!!』
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~