310億円の大赤字を、たった1年で黒字に変えた「LEGO」の“2つの戦略”とは

公開: 更新: TBS Topics


世界中で愛されているLEGOですが、1990年代に大ピンチを迎え、一時期は大赤字を抱えていたといいます。その理由の一つが、インターネットやテレビゲームの普及。子どもたちの遊び方が変わったことにありました。

その当時、レゴ社を復活させるために抜擢されたCEOが取った“2つの戦略”をご紹介します。

「LEGO」を劇的復活させた戦略に注目

① ビジネスをレゴブロックだけに絞る

ピンチだった頃、LEGOではテレビゲームや番組を制作するなど、さまざまな試みを行っていました。CEOはそれをレゴブロックのみに絞り、その売上げの回復に専念。

レゴブロックの売上げの回復に専念レゴブロックの売上げの回復に専念

他の事業を停止したのち、当時から人気の高かったコラボ商品などに力を入れて販売をするようになったそうです。

② NPU戦略の実施

NPUとは、“Nice Parts Usage”の略で、同じパーツを使い回すことをさします。これを行うことでコストを抑えることができます。LEGOには“特別な理由がない限り、新しいパーツを作ってはいけない”という決まりもあるそうです。

NPU戦略でパーツを大幅に削減NPU戦略でパーツを大幅に削減

実はレゴブロックづくりで最もお金がかかるのは、パーツを作るための金型づくりとのこと。NPU戦略によってパーツを大幅に削減することで、コストを大きく抑えることに成功しているといいます。

NPUの例としては、LEGOのエッフェル塔には、ホットドッグ屋さんのソーセージをグレーに塗ったものを使ったり…

エッフェル塔には、ソーセージをグレーに塗ったものを使用エッフェル塔には、ソーセージをグレーに塗ったものを使用

盆栽の花には、大量のカエルを使い回すなどしています。

盆栽の花には、大量のカエル盆栽の花には、大量のカエル

こうした戦略を実施したことで、2003年に約310億円あった赤字を、2004年には約80億円の黒字に転換させたというから驚きです(※当時の為替で計算)

ちなみに現在、本社では“仕事中いつ遊んでもOK”という独特のルールもあるとのこと。LEGOならではの戦略や決まりで、これからもますます絶好調になっていきそうな予感です。

TBSで毎週日曜日に放送されている『がっちりマンデー‼』では、このほかにもさまざまな企業や業界など経済に関する情報が紹介されています。

 

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