<SNS映え>年末年始のホームパーティーで実践できる料理の盛り付けテク大公開

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TBSでは金曜ドラマ『フェルマーの料理』を放送中。天才数学少年・北田岳(高橋文哉)が、謎に包まれた料理界のカリスマ・朝倉海(志尊 淳)とともに、超一流レストラン「K」で、世界中から集まった料理のプロフェッショナルたちと切磋琢磨し、数学的思考で料理という難題に立ち向かう。若きプロフェッショナルたちが本気で挑む青春ストーリーだ。

SNSではストーリー展開だけでなく、劇中に登場する料理に言及するコメントが寄せられている。それもそのはず、二つ星レストラン「K」の料理として登場する料理は、服部栄養専門学校の西洋料理教授のプロフェッショナルチームが調理しているのだ。今回はドラマの裏話はもちろん、ホームパーティーなどでもすぐに実践できるアドバイスを、ドラマで料理指導を担当する服部栄養専門学校の西洋料理教授・木下雄介氏に聞いた。

料理のプロにとっても新発見!?料理や皿だけでなくカトラリーを温める発想

フェルマーの料理よりフェルマーの料理より

ドラマ『フェルマーの料理』をさかのぼること第1話。岳と海の関係は、岳がつくった「まかないナポリタン」から始まった。ナポリタンを食べた海は、おもむろに「何度?」と岳に尋ねた。すると岳は「45度です」と答えた。この45度というのは、食べるときに使用したフォークの温度のこと。
「45度というと、お風呂よりちょっと熱いぐらいの温度。数字を出すことで、視聴者の皆さんも想像しやすくなったと思います」と木下氏。そう考えると、“数学的思考と料理”は、ドラマにぴったりの作品ともいえそうだ。

続けて、「料理人にとって、“温かい料理は温めた皿に”“冷たい料理は冷やした皿に”盛り付けることは基本中の基本。ただ、カトラリー(フォークやスプーン、ナイフなど)まで温めるというストーリーには、正直、驚きました。でも、よく考えると、そうすることで料理の温かさや温もり、安心感をお客様に提供できると感じます」と明かしてくれた。

『フェルマーの料理』より『フェルマーの料理』より

「このドラマで登場する料理のおいしさは、視覚と聴覚でしか伝えることができません。そこで温かさを表現するための湯気やシズル感、出来立ての高揚感を表現するためのツヤなど、視覚的な分かりやすさを追求して、“おいしい”を表現しています。もちろん、盛り付け方法にもすごくこだわっています。
また調理シーンでは、包丁で食材を切る音やフライパンで炒める音、油で揚げる音など、聴覚的な要素も重視。撮影スタッフの皆さんや俳優の皆さんとともに、日々奮闘しています」。

俳優たちの集中力に驚愕!プロが驚くほど料理の腕が上達

『フェルマーの料理』より『フェルマーの料理』より

木下氏は、厨房やホールのセットがあるスタジオの一角の、調理場でドラマに登場する料理を調理しているだけでなく、料理人役を務める俳優たちの指導も担当している。

「俳優さんたちのパワーや底力には本当に驚かされています。クランクイン前、皆さんに野菜の切り方などをレクチャーしたのはわずか2~3回。ですから技術面はプロの料理人に比べると、まったく届いていない状態でした。しかしいざ撮影が始まると、撮影前とは雲泥の差。
ふだん私は料理学校の生徒に教えているのですが、俳優の皆さんの集中力は桁違いなのだと思います。皆さん、撮影で余った食材を持ち帰ったり、ご自分で食材を買い足したりして、練習しているとおっしゃるのですが…。それでもこんなに短期間で上達するなんて、どれだけ練習していたのだろうと驚くほどでした」と明かしてくれた。

ホームパーティー料理は、彩りと高さのある盛り付けがSNS映えのコツ

『フェルマーの料理』より『フェルマーの料理』より

さて12月に入り、クリスマスや年越しパーティーなど、ホームパーティーを開く予定が入ってきた人も多いのでは? そこで自宅で料理を振る舞う際、どんなことに気を付けると、“盛れる”料理となるのか、木下氏に聞いてみた。
「ドラマと一緒で、視覚的要素が重要。たとえば、単色では少し寂しく感じてしまいます。料理のおいしさが半減する可能性もあるというほど、彩りはとても大事なんです。
またお皿に盛り付けるときには、平面的ではなく、小高く盛ったほうがおいしそうに見えます。素材を重ねながら盛り付けると動きが出て、よりおいしそうに見えるはずです」。

『フェルマーの料理』『フェルマーの料理』

そういえば、岳が広瀬(細田佳央太)に認めさせた数学的デザインを施した料理も、数学者でなくとも美しそうに見える料理だった。それだけ盛り付けも重要ということなのだ。…めんどくさがってドカ盛りにしてはダメということですね?

「料理を“映え”させるためには、盛り付ける皿選びは大切。SNSでは最近、あふれるほどの盛り料理も流行していますが、ホームパーティーにおいては、お皿のサイズに見合う量を盛り付けるのがベスト。ほどよい余白を残せるよう、食材をカットするサイズも考えるといいと思います」。

やはり作り手の一番の喜びは、食べた人に喜んでもらえること。「盛り付けをちょっと工夫するだけで、ホームパーティーの盛り上がりも変わると思います」と木下氏。ドラマに登場した料理の盛り付けも参考に、ぜひSNS映えする盛り付けに挑戦してみよう。

■番組概要
[タイトル]
金曜ドラマ『フェルマーの料理』
[放送日時]
毎週金曜よる10:00~10:54

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