TBSでは毎週火曜よる10時から福原遥&深田恭子のW主演ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』を放送中。第5話では、有栖(福原)の出産や瞳子(深田)に恋が始まる予感が!? いよいよ始まる後半戦を前に、本作の韓哲プロデューサーのコメントも交えながらドラマ前半部分を振り返る。

有栖と瞳子の衝撃的な出会い
波瀾万丈な展開で、ジェットコースタースタートを切った本作。キュレーターという夢に向う有栖が、予期せぬ妊娠とともに突きつけられたのは、彼氏の麻生康介(八木勇征)が逃げるように海外留学してしまったという現実。康介の母・麻生由美子(シルビア・グラブ)からは暗に“子どもを堕ろして欲しい”と諭され、有栖は激昂する。
帰り道、不安定な妊娠初期の、過度なストレスが原因で道端にうずくまってしまう。偶然通りかかった瞳子が有栖に声を掛けたことで、物語は大きく動き出した。

18歳と40歳が涙ながらに語った本心
瞳子は、「BVアート」のやり手のアートスペシャリストとして邁進中。しかし40歳を目前に彼氏も結婚の予定もなしという状況で、親友で産婦人科医の柴崎薫(松本若菜)から、妊娠しづらい状況にあると告げられる。
妊娠6週目の有栖と子宮系の疾患を抱える瞳子。点滴室でたまたま隣同士となった2人が涙を流しながら本音をぶつけ合うシーンは胸に響いた人も多かったのではないか。
そして「BVアート」が経営するアートカフェで有栖がバイトを始めたことを機に、2人は再会。妊娠中の身を案じた瞳子が、有栖を自宅に住まわせることを提案し、年の差を超えた絆を築き始めた。

ラブストーリーの要を担う“訳アリ男子”たち
有栖が出会ったのは、1人ダンスに励む同じ大学の先輩・黒澤祐馬(鈴鹿央士)。金欠の祐馬が有栖から手作りの惣菜をもらったことをきっかけに徐々に話をするように。妊娠しながらも夢を諦めない有栖に好感を持つ祐馬。しかし彼が瞳子の務める会社の御曹司であることが発覚すると、有栖は騙された気分になってしまう。
そんな祐馬を演じる鈴鹿は、現場のムードメーカー。韓プロデューサー曰く「写真好きの鈴鹿くんは現場にカメラを持参。リハーサル風景を撮影するなど、場を和ませてくれています」とのことだ。

瞳子に一目惚れをしたトラックドライバー・加瀬息吹(上杉柊平)の存在も見逃せない。元プロ野球選手の加瀬は、程よい距離感を保ちながらも瞳子にストレートに感情を伝える。だが10歳以上も年下の男性からの告白に、瞳子はなかなか返事をすることができなくて…。
「上杉くん自身の魅力に加瀬が引っ張られないか少し気がかりでしたが、『加瀬が瞳子さんの気持ちをどれくらい分かってあげられるかが大切。瞳子さんに寄り添って加瀬に恋してもらうこと、それができるかどうかが自分の役割だと思っています』とご本人に言われた瞬間から全幅の信頼を寄せています」と韓プロデューサー。今後それぞれどんなラブストーリーが描かれるのか、期待が高まる。

つい溢れてしまった市郎の強い言葉に込めた思いとは?
第3話で視聴者から大きな反響があった、有栖が父・仲川市郎(安田顕)に妊娠を打ち明けるシーン。シングルファーザーとして孤軍奮闘してきた市郎の18歳の娘が、勝手に引っ越しをして妊娠・出産をする事実を知ったときの衝撃は計り知れなかっただろう。
韓プロデューサーにこのシーンの裏話を聞くと、「脚本の龍居由佳里さんとは市郎の『堕ろせ』というセリフを書くかどうか、意見が別れ何度も話し合いました。『本心ではそんなことを思っていなくても、心ないこと言ってしまうのが親子ではないか』となり、あのシーンになりました」とのこと。
さらに、「福原さんもあのシーンでは『後悔なく演じ切りたい』と話していて、そんな福原さんが全力を出し切れるようにと、安田さんが撮影の現場でさまざまなこと意見を言ってくださったのが印象的でした。結果として胸を打つ素晴らしいシーンになったと思います」と続けた。

ドラマがさらに楽しくなるポイントとは
ずばり「各話冒頭の回想シーン」とのこと。ここには、物語の重要なメッセージが込められているという。「回想シーンでは、その回に込めたテーマを登場人物が語っているので、ストーリーと併せて楽しんでください」(韓プロデューサー)
また、祐馬の父で瞳子が勤める「BVアート」の社長・黒澤祐一を演じる髙嶋政宏の役作りについての秘話も聞くことができた。「真っ黒に日焼けしている社長ですが、実は我々からのオーダーではありません(笑)。髙嶋さんのご友人で社長業をされている方たちの趣味が、ゴルフ、サーフィン、クルージングだそうで。その共通項が日焼けだという結論に至り、そこから日焼けサロンに通おうと思われたそうです。あまりの日焼け具合に、奥様のシルビアさんも大変驚かれたとか(笑)」と教えてくれた。

気になる今後の見どころは!?
第6話からは新たな家族・海(カイ)が加わり、物語はさらに加速していく。「当初から龍居さんは出産前だけでなく出産後もしっかり描きたいとおっしゃっていました。出産を終えた有栖も、選択を迫られる瞳子も、これから人生は続いていくからこそしっかり見せたいと思っています」とのこと。
そんな後半戦の見どころとして一番に挙がったのは、拍車がかかるラブストーリー。「有栖と祐馬、瞳子と加瀬はもちろん、康介や光峯綾香(嵐莉菜)、そして新たに榊原透子(北香那)というもう1人の“とうこさん”も登場して、それぞれの気持ちが一気に加速します」
ヒューマンドラマの要素にもさらにフォーカス。「それぞれの家族との向き合い方はもちろん、友情のカタチや個々の登場人物がどんなラストを迎えるのか、楽しみにしててください」と、韓プロデューサー。これからどんな展開が待っているのか、お楽しみに!
■番組概要
[タイトル]
火曜ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』
[放送日時]
毎週火曜よる10時~10時57分