世界最強のギャング組織に接触!『クレイジージャーニー』丸山ゴンザレスインタビュー

TBS Topics


数々の危険地帯を歩いてきた丸山ゴンザレスさんが、8月7日放送の『クレイジージャーニー』(月曜よる9時)で中南米のホンジュラスへ。警察の夜間パトロールに同行し、世界一残虐なギャングとして知られる「MS-13」の現役幹部のインタビューにも成功。ゴンザレスさんに取材旅を振り返ってもらった。

丸山ゴンザレスさん丸山ゴンザレスさん

ギャング組織「MS-13」の現役幹部・ヘスス氏へのインタビューは緊迫感がありました!

組織の上に立つ人独特の空気感がありましたね。身分がもっと下の人間であれば「こいつは金を持っているか」と相手を獲物として見ると思うんです。でもヘススさんからは、僕らをメディアとして値踏みしている感じを強く受けました。深読みすれば、日本のメディアを使って彼らなりのメッセージを出そうとしていたのでしょう。

一方で、何かあれば平気で人を殺す人たちなので、当然緊張もします。ただ、そういう相手に話を聞くのが自分の仕事だし、なかなか会える相手ではないので、できるだけ引き出したいと思って臨みました。

丸山ゴンザレスさん丸山ゴンザレスさん

VTRの最後、パイプ役のキケ氏から「すぐにこの町を出ろ」と言われ、即帰国しましたね。「MSー13」のアジトに行く予定でしたがハプニングがあって・・・。

キケのあの言葉が、あの地のすべてを表していると思います。僕一人であれば「MS-13」の本拠地まで行っていますが、番組ディレクターや現地クルーもいるので、みんなを危険に巻き込むわけにはいかないという判断で諦めました。また機会があれば、あの町に行きたいとは思っています。

以前からホンジュラスに関心があったそうですね?

ホンジュラスは観光立国である一方で治安が悪いことは知っていましたし、メキシコやブラジルに行った時も「ホンジュラスは中南米一危ない」と聞いていました。それと昨年、『クレイジージャーニー』でホンジュラスからメキシコのティファナまで逃げてきた難民家族との出会いも。そんないろいろな要素が重なって今回の目的地になったんです。

取材にあたっては、事前に現地のキケと何度もやり取りをしました。僕の取材は仲介してくれる人ありきで進んでいくので、その人への信用がすごく大事。キケとなら一緒に取材できると思って進めました。

丸山ゴンザレスさん丸山ゴンザレスさん

今回の旅で特に苦労したことは?

夜になっても全然気温が下がらなくて、本当に暑かったこと。気温は35~36℃でも湿度がすごく高くて、昼は照り返しも強烈だから、体感気温は40℃~45℃くらい。暑さは人の判断を鈍らせますよ。スタッフから「どうします?」「行きますか?」って聞かれると、即「やります」「行きます」しか出てこなかった(笑)。

ただ、僕はいつも運に助けられているんですよね。今回も、取材したあの日だけで町で20人以上が死んでいるのに、一度もそういう場面に遭遇しなかった。それって奇跡みたいなことなので。命は無事で良かったですが、こういう仕事なので運がいいのか悪いのか・・・。でも自分としては、トータルでは非常に面白い取材ができたと感じています。

旅のエピソードはありますか?

市場で大麻入りのお酒を売っている映像がありましたが、実はその近くに大麻が入っていないお酒も売っていたので、最初はそれをMCの方たちのお土産に買ったんです。でも、その日の夜にTBSの判断として「大麻が入っていないということが証明できない限り持ち込めない」と。それでまた同じ店に行って、新しく買ったのがあのコーヒーとフルーツのお酒。お土産選びには毎回、結構時間をかけています(笑)。

丸山ゴンザレスさん丸山ゴンザレスさん

ゴンザレスさんのお土産は、皆さん楽しみにしてますから。

僕は喜んでもらおうと思っていつも選んでいるんですが、どうも僕のセンスが噛み合っていないらしく、松本さんたちから「いいね」と言われたことが一度もない・・・。

以前は、立ち寄った雑貨屋でいいモノがあればお土産を買うくらいでしたが、最近は同行スタッフの「今回ももちろんお土産選ぶよね~」みたいな空気を感じるんですよ。なので、自分から「ちょっとお土産探しに行きませんか?」って言うようにしています(笑)。

番組情報

クレイジージャーニー
毎週月曜よる9時から放送中

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