WBC代表・高橋選手が現在も続ける「地獄のアップ」
2023年のWBCで代表として活躍したヤクルトスワローズの高橋奎二 選手など、数々のプロ野球選手を輩出している名門・龍谷大平安高校野球部。
甲子園通算出場回数ランキング歴代1位に加え、春1回・夏3回の甲子園優勝経験を持つ(※2023年7月放送時)強豪ですが、その強さのヒミツは「地獄のウォーミングアップ」にあるといいます。

このアップは部の伝統でもあるとのこと。OBの高橋選手は、当時を振り返って「(部で行っていたアップの)印象はキツい。キツいだけですね。地獄でしたね」と、苦笑いを浮かべつつ話しています。
気になる地獄のウォーミングアップですが、“鍛える”という要素もあることから、長いときで2時間ほど行うそう。一般的な高校は20分ほどでアップを終えるのに対し、倍以上の時間を費やしています。

その内容は、身体の可動域を広げるトレーニングがほとんどとのこと。アップの効果について、高橋選手は「(部でトレーニングを行うにつれて)どんどん身体も柔らかくなってきた。あれをやってなかったら今の自分はいない」と言い切ります。

ちなみに現在も、当時教わったアップを続けているそう。プロになってから155キロの球速を出せるようになったことや、躍動感あるフォームができあがったのは、地獄のウォーミングアップによって培われた柔軟性が関係しているそうです。
龍谷大平安高校野球部の現役の部員たちは、柔軟性のほか、瞬発力や体幹を鍛えるもの、過酷な50m往復ダッシュなどをしっかり時間をかけて行っているとのこと。

とくに50mダッシュは、同じメンバーで設定タイムを切らないと終わらないため、結果的にウォーミングアップの時間が約2時間に及ぶこともあるとか。部員たちはその後、通常の練習を開始します。
「日本一キツい」とも言われる、龍谷大平安高校野球部の「地獄のウォーミングアップ」。しかしそれこそが、甲子園やプロで活躍する 強い選手を作り出す重要なポイントだったとは…驚きですね。
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