相葉雅紀がえなりかずきと遊び仲間に⁉『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』制作発表レポート

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TBSでは、4月9日(日)よる9時から『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』を放送する。この制作発表が行われ、主演の相葉雅紀をはじめ、一路真輝坂本冬美石井ふく子プロデューサーが出席。ここではその模様をお届けする。

相葉が演じる主人公・杉信也は、建築士の資格を持ちながらも水道メーター検針員として働く青年。信也は誰にも言えない辛い過去を抱えていた。それは、15歳で両親も家も失い、その数年後には大好きだった姉までもが病気で急死してしまったこと。一人取り残された信也は目標を失い「自分はひとりぼっち」と心を閉ざして生きていた。そんなとき、友人に誘われて訪れたおにぎり専門店「たちばな」で亡くなった姉にそっくりな店主・立花香(坂本)と出会う。人と人との繋がりが希薄になっている現代で「あなたは“ひとりぼっち”ではない」と、一生懸命に日々を生きる人々にエールを贈る、愛と奇跡の物語だ。

相葉も絶賛した石井Pからの差し入れとは

人気シリーズ『渡る世間は鬼ばかり』をはじめとする数々の名作ドラマを世に送り出し、今もなお精力的に作品を生み出している石井。今作は最も親交の深い脚本家であった故・橋田壽賀子氏に捧げる物語だ。会見の冒頭で石井は「ご出演いただいた主だった方にきていただき、きっと橋田さんも喜んでらっしゃると思います。この作品は、今の時代、友だちにも会えず、郷里へも帰れない方々がいっぱいいる中で、どうしたら、皆様に安らかな思いをしていただけるのか、と思い考えたドラマです。そこで橋田賞を受賞された山本むつみさんに脚本をお願いしました。出演者の方たちもとても素敵に演じていただき、本当にうれしく思います。心と心を結ぶおにぎり、それを今の時代に見ていただければ、幸せです」とコメント。

相葉雅紀相葉雅紀

相葉は「僕は石井先生の作品に参加できると聞いたときは本当に光栄で嬉しく思った反面、プレッシャーもありました。でも、撮影では石井ファミリーの皆さんやスタッフの方たちがとても優しく迎え入れてくださったので、優しく愛のある時間を過ごすことができました。自分の中で財産となった作品です」と。

現場では石井Pからの差し入れもあったそうで、相葉が「僕が大好きな卵サンドを(石井)先生に作っていただきました。先生は普段から出演者の方たちにおにぎりを作られているらしいのですが、今回はおにぎり店がテーマだったこともあり、手作りのサンドイッチをいただきました」と。石井は「“何がいい?”と聞いたら卵が好物だと相葉さんがおっしゃったので、卵サンドを作ろうと思い、自分で作って持っていきました」と言うと、相葉が「めちゃくちゃ美味しかったです」と絶賛。また役作りに関しては「信也は僕が想像をしても追いつかないぐらいの経験をしている役なので、できることをすべてやって役に臨みました」と語った。

坂本冬美坂本冬美

坂本は舞台で石井Pと共に仕事をすることもあるが、テレビドラマの現場で一緒になることは初めて。「本当に申し訳なかったのですが、撮影現場で私はNGばかり出していたんです。撮り終わってから先生に泣きつくと“大丈夫、大丈夫よ”とおっしゃってくださるので、その言葉をお守り代わりにしていました。先生がいると、とても心強かったので、しょっちゅう先生のお顔を見に行っていました」と撮影エピソードを明かした。

一路真輝一路真輝

一路が演じるのは立花香と共におにぎり専門店「たちばな」を切り盛りする従業員・藤森聡美。テレビでも舞台でも石井Pと仕事をする機会が多い一路は、「最近は舞台を中心に活動しているので、ドラマは本当に久しぶりで。冬美さんと一緒に“頑張ろう!”と励まし合って、ディスカッションしながら撮影させていただきました。久々のドラマの現場だったので、撮影方法がいろいろと変わっているのかなと思い、覚悟して臨んだら、石井先生は昔と同じスタイルを貫かれていたんです。最初は不安だったのですが、石井先生が作られていた温かいドラマの空気や、撮影方法が変わっていなかったので、すんなり入ることができました。本当にいい時間をありがとうございました」と語った。

相葉雅紀相葉雅紀

本作には上戸彩や仲野太賀、えなりかずき、角野卓造らも出演している。共演者のエピソードを聞かれた相葉は「仲野くんとは撮影の合間によくお話をしました。上戸彩ちゃんは一緒にお芝居をするのは初めてだったのですが、バラエティではよくお会いしていたので、撮影でもすぐ打ち解けることができました。えなりくんはとても気さくに話しかけてくれて、遊びに行く仲になりました(笑)。3歳から芸能の世界にいる大先輩のえなりくんからは、いろいろ教えていただきたいと思っていたのですが、“僕、生涯子役なので”と言うんです。ひげも生えているし“無理だよ”という話で盛り上がって以来、現場ではえなりくんを“ベテラン”と呼ぶようになりました(笑)。角野さんからは、ご自身が出された本をサイン入りでいただきました。本当にアットホームな現場でした」と。ちなみにえなりとは何をして遊んだかと聞かれた相葉は「焼き肉を食べにいきました」と明かした。

一路真輝一路真輝

劇中では、「たちばな」で実際におにぎりをにぎるシーンがあるそう。だが、一路は「おにぎりの監修をしてくださった“ぼんご”さんという有名なおにぎり屋さんの方が教えにきてくださって、冬美さんと2人で特訓したんです。でも、本番で、おにぎりをにぎるのは坂本さんだけだったんです(笑)」と明かす場面も。坂本は「おにぎりの認識が変わりました。まず“握ってはいけない”と教わって。型に入れた後、お塩を振って、1~2回整えるだけで、あとは海苔で形を作るんです。そうすると本当にフワフワのおにぎりができました。撮影後、“ぼんご”さんからお米や海苔、お塩をいただいて。お米は2時間水につけて炊くと、美味しいおにぎりができるんです」と。相葉もその握り方を実践したそうで「めちゃくちゃ美味しくできました。お米がふっくらしているんです」と語った。

坂本冬美坂本冬美

坂本は印象に残っているシーンについて聞かれると「相葉さんがいろいろなことがあったと告白するシーンがあります。そこで話しながらおにぎりも完食しなければいけないという大変なお芝居をされていましたが、本当に感動的なシーンでした」と。相葉は「ずっと準備をしてきて告白をするシーンだったので、とてもエネルギーを使いました」と明かした。石井Pも「おにぎりを握っている人の愛を孤独なひとりの青年が感じるシーンで、みなさんが温かく囲んでくださって、良かったなぁと思いました。自分のドラマを観て泣いたことはないのですが、今回は涙が出ました。本当にみなさんのおかげです。ありがとうございます」とドラマの出演者、スタッフに向け感謝を述べた。

この作品は橋田壽賀子氏に捧げるドラマであり、橋田氏が描いてきた人と人とのつながりが、脚本、演出にも受け継がれているそう。そんな撮影スタイルについて相葉は「シーンが始まったら、シーンが終わるまで基本的にカメラが止まることはないんです。そのシーンが10分であろうが、3分であろうが。だから常に緊張感のある収録でした」と語った。さらに、「印象に残っているのは、坂本さんと一路さんが歌うシーン。僕は店の外から眺めていて、店にそ~っと入らなければいけなかったんです。なのにドアにガンとぶつかってしまって。それでもずっと撮り続ける長回しならではのハプニングもありました。すごくやらかしちゃったんですが、そのまま映像では使われていました(笑)」と告白。一路が「ぶつかったのは演技じゃなかったんですね」と話すと、相葉は「すみません。本当の杉信也だったら、ぶつからないで入れたんですけどね。恥ずかしかったです(笑)」とそのときの心境も明かした。

石井ふく子石井ふく子

石井Pは今回の相葉の起用について「私、ずっと『渡る世間は鬼ばかり』をやっていたので、ご一緒する機会がなかったんです。今回、男性が主役なので、どうしても相葉さんにやっていただきたく、強引に頼み込みました。そして坂本さんと一路さんお二人を店主にして。男と女が出会うと、すぐ恋になります。ですが、そうではなく、愛と心を結ぶという意味で、おにぎり店を舞台にしたことで、橋田先生に対するお返しがちょっとでもできたかなという気がしております。ひとりぼっちなんだけど、ひとりぼっちではなかったというラストを、みなさまがどういうふうに見てくださるか、楽しみに思っております」。

最後に相葉が視聴者へのメッセージを。「この数年間、人と人の接触をできるだけ避け、できるだけ会わないようにしてきたこの世の中だからこそ、この作品がみなさんの胸に刺さるのではないかと思います。どうかみなさん、ご覧になってください」と締めくくり、会見は幕を閉じた。

■番組概要
[タイトル]

『ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―』
[放送日時]
4月9日(日)よる9時~10時48分

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