『クロサギ』平野紫耀演じる黒崎の変装のポイントを解説!

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TBSで放送中の平野紫耀主演の金曜ドラマ『クロサギ』。詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎(平野)が、「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」として家族の仇を探し出し、立ち向かう物語だ。
大物詐欺師・御木本(坂東彌十郎)に復讐を果たした黒崎だったが、父親の新たな仇・宝条兼人(佐々木蔵之介)が登場し、物語はさらなる展開を迎えている。今回はドラマの見どころのひとつになっている、これまでに登場した黒崎の変装シーンについて特集。平野の衣装を担当する横田勝広氏と、ヘアメイクを担当する久野由喜氏に話を聞いた。

リアリティと視聴者目線を両立させるスタイルに

クロサギクロサギ

詐欺を行う目的で、毎話様々な衣装に身を包む黒崎。その人物になりきるため、黒崎の衣装部屋は膨大な量の洋服や装飾品で溢れかえっている。
「変装する職種、扮する人たちのリアリティを大事にしなくてはけないということを念頭に置いてスタイリングするようにしています」と語る横田氏。だが、そこには普段から平野のスタイリングを担っている横田氏ならではのこだわりもあるという。
「黒崎としてだけではなく、平野さん自身のカッコよさも見せたいという思いはあります。監督から意見を伺いつつ、リアリティと視聴者の皆さんが喜んでくださるという2つを両立させるよう意識しています」。

全身高級ブランドで一分の隙もない変装姿

クロサギクロサギ

物語が動き始めた第1話、起業セミナー詐欺を行っているシロサギの春日(高橋光臣)を欺くため、グレーのスーツ姿に身を包んだ黒崎。「台本の中に『春日、黒崎の高級スーツや高級な靴、時計を見る』と書いてあったので、全てを一流品で揃えることになりました。ジョルジオ アルマーニのスーツ(GIORGIO ARUMANI)にオーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)の時計を身に着け、フェンディ(FENDI)の鞄を持っています。シロサギが黒崎の外見で本物の投資コンサルタントに見えるように仕上げました。さらにスーツの色を肌馴染みの良いグレーにすることで、いつものスーツを着ているように見せる意図があります」と語る。

トレンチにドットシャツで“遊び”のある探偵風に

クロサギクロサギ

第2話では調査会社の支店長になりすました黒崎。この衣装に関しては良い意味で“遊び”を入れたスタイルに重きを置いたという。「探偵の方は実際は探偵だと気づかれてはいけないので、調査対象もしくは依頼者に合わせて服装も変えるそうなんです。でも今回は同業者に会いに行くという設定もあり、あえて皆さんがイメージする探偵っぽさを出すことに。打合せの時の『探偵と言ったらトレンチコートだよね』という会話からスタイリングを考えました。コートの中は、サンローラン(Saint Laurent)のドットシャツを着ていて、探偵らしからぬ遊びのある着こなしになっています」と語ってくれた。

柄物を着こなす黒崎はまさに業界人!?

クロサギクロサギ

黒崎が、エンターテインメントという華やかな世界に身を置く音楽業界人に扮した第3話では、柄物を合わせたスタイリングに。監督からの意見もあり、この時の黒崎は“遊び人”風に仕上がっているのだとか。「エトロ(ETRO)のスーツとシャツ、柄物を重ねてガッツリ遊んでみました。実際、ここまで洋服で遊んでいる音楽業界人はほぼいないので、少し誇張しているところはあります」。

マフィアのイメージを体現したシックなスーツ姿

クロサギクロサギ

 そして、御木本との緊迫した上海での対峙シーンが話題となった第5話。敵対するマフィア、レッド・ドラゴンに赤、キング・タイガーに青というイメージカラーが設定されていたこともあり、黒崎はその間を行く“王道”マフィアのイメージでスタイリングされている。
「マフィアの人たちはスーツを買うのではなく、オーダーメイドで作っているイメージが個人的にあったので、イギリスにある高級紳士服街、サヴィル・ロウにあるブランドの商品でスタイリングしました。三つボタンでシックに作られたスーツに、ストライプでおしゃれ感をプラスするように意識しました」。

お金持ちのデート着はドラマでは珍しいカラーリングがポイント

クロサギクロサギ

さらに黒崎と氷柱(黒島結菜)の貴重なデート(を装った)シーンが放送された第6話では、お金持ちの青年のデート着をイメージしたそう。本作では珍しい華やかなカラーリングだ。「ポップな服にすることで、シロサギを油断させる狙いもあります。また、ドラマの中にこういうテイストの服はあまり登場しないので、視聴者の皆さんにいつもと違う黒崎を楽しんでいただきたいとも思っていました」。

新たな仇・宝条に立ち向かう黒崎の服装に変化が

新たな仇・宝条と対峙する黒崎の私服には変化が出てきている。
「御木本との戦いを終え、気持ち的に一区切りということではないのですが、監督やプロデューサーから『衣装のイメージを少し変えていきたい』というお話はいただきました。ずっと着ていたパーカーから、季節が変わることも踏まえてオーバーコートやニットなど、厚手の物を取り入れていっています」と明かした。

外国人にも変身! 変装メイクのこだわりとは?

クロサギクロサギ

第1話の冒頭シーンでは、黒崎がアロハシャツを着た外国人に変装。氷柱に道案内をしてもらっていたが、イメージは日本に観光にきた外国人だったそう。
「グランジスタイルのブラッド・ピットやレオナルド・ディカプリオの資料写真を監督からいただき、それをベースにアロハシャツやアメカジテイストを提案しました。当初はライダースジャケットを羽織らせるつもりだったのですが、日本に来た外国人の方は冬でも半袖の人が多いという話になりまして。和柄も好きな方が多いイメージなので、50年代のビンテージの和柄アロハシャツを黒崎には着てもらいました」と横田氏。

さらに、外国人に扮するということで、カラーコンタクトを入れた金髪姿も印象的だった。1話冒頭の一番最初の変装だったこともあり、メイクにはかなり力を入れていたとか。ヘアメイクを担当する久野由喜氏曰く「数種類のスタイル違いのウィッグ、色違いのカラコンを用意し、衣装を着ていただいた上で、どのスタイルでいくかみんなで意見を出し合って決めました。どれもお似合いだったので、かなり悩みました」と。

また、通常時の変装メイクについては「変装すると、普段の黒崎と衣装も髪型もまったく違うのですが、やはり平野さんに似合うヘアメイクであることが重要です。さらに、実際、黒崎が変装する職業にはどんなヘアスタイルの人が多いのか調べたり、周りの人にどんなイメージか聞いたりして情報収集することで、その職業に見えるように意識しています。そして平野さんがどんなキャラクターやテンションで演じられるのか伺ったうえで、髪型を提案したり話し合って決めることが多いです」と語った。

物語は終盤を迎え、黒崎が自分を狙っていると気づいた宝条。黒崎は一筋縄ではいかない宝条に変装を駆使してどう立ち向かっていくのか? 最後まで見届けてほしい。

■番組概要
〔タイトル〕

金曜ドラマ『クロサギ』
〔放送日時〕
毎週金曜よる10時~10時54分

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