TBSで日曜よる9時から放送中の『アトムの童(こ)』。天才ゲームクリエイターの那由他(山﨑賢人)が相棒の隼人(松下洸平)と共に、アトム玩具の社長・海(岸井ゆきの)のもとで大手IT企業のSAGASに立ち向かう姿を描いてきたが、ついに最終回を迎える。
アトム玩具がSAGASに買収され、一度はバラバラになった那由他たち。それから1年後、那由他と隼人がシリアスゲーム(医療・教育などの問題解決に取り組むゲーム)を開発して資金を得たことで、再びアトム玩具のメンバーが集結。「アトムの童」として新たな出発を果たした。会社は軌道に乗るも、アトム玩具がかつて開発した技術「アトムロイド」を巡るSAGASvs宮沢ファミリーオフィスの争いに巻き込まれることに。那由他がSAGAS側に、隼人が宮沢ファミリーオフィス側に分かれることになった熾烈な戦いは、どんな結末を迎えるのか!?
宿敵と手を組む那由他

SAGASが持っている「アトムロイド」などの技術を市場開放して誰でも使えるようにしたい宮沢ファミリーオフィスは、SAGASを買収してゲーム事業部門を売却させようと画策。SAGAS社長の興津(オダギリジョー)は、それを阻止するため、那由他たちにアトムロイドの技術を返す代わりに、ゲーム開発に協力してほしいと要請する。オリンピックで初めてeスポーツに選定されるようなゲームを開発すれば、株主たちが納得して株主総会で勝てると言うのだ。アトムの童を辞めて、シアトルでゲームを作ろうとしていた那由他と隼人だったが、那由他は技術を取り戻すために宿敵・興津のもとで新作ゲームの開発を決意。一方、隼人はシアトルへ向かい、2人は決別することとなった。
敵となってしまったかつての相棒

宮沢ファミリーオフィスの社長・宮沢(麻生祐未)は、経営陣の退陣を求めるために株主総会で株主たちの過半数以上の支持獲得を目指していた。興津はSAGASを立ち上げる際に援助してくれた恩人で影響力の大きい、大手生命保険会社の元会長・伊原(山﨑努)に支持を求める。だが、宮沢ファミリーオフィスの社長・宮沢(麻生祐未)も伊原にコンタクトを取っていた。しかも宮沢が遣わしたのは、なんと隼人。興津を社長の座から引きずり下ろし、過去を清算するため、隼人はシリアスゲームの売り込みに力を貸してくれた伊原の説得を引き受けたのだ。

初めて明かされた興津の思い

新作ゲームのアイデアが浮かばず行き詰まる那由他のもとに興津がやってくる。2人でゲームをする中で、公哉(柳俊太郎)が自殺したきっかけとなる契約書の真相を語り始めた興津。公哉はSAGASから援助を断られたら、外資系のベンチャーに出資を願い出ようとしていたという。だが、その会社が那由他たちのゲームを奪うことを危惧し、完成しなかった場合はSAGASで代わりにゲームを完成させることにして契約したのだ。日本の優れた技術を守り世界へ発信するためSAGASを立ち上げたという興津の思いを那由他は受け取った。
アトムの童メンバーも宿敵だったSAGASに協力

那由他はアトムの童を訪れ、SAGASのゲーム作りに協力してほしいと訴える。断るつもりでSAGASのプロジェクトルームを訪れた繁雄(風間杜夫)だったが、いつの間にかクリエイターたちにアトムの技術を使って“ワクワクする”とは、どういうことかと教え始める。そして、アトム一丸となってゲーム作りに協力することに。
株主総会直前で興津が警察に連行!?
株主総会の当日、伊原の委任状は宮沢の手に渡ってしまう。出席した株主たち全員の票を集めなければ興津が勝つ見込みはなく、ゲームのプレゼンをする那由他にプレッシャーがかかる。そんな中、警察が現れ、興津が不正競争防止法違反容疑で連行されてしまい…。
宮沢は興津社長らの解任を提案。株主たちがその提案を支持する中、残された那由他は何を語るのか? そして那由他と隼人の関係は? その結末を見届けてほしい。
■関連記事
まだ間に合う!『アトムの童(こ)』前半を一挙振り返り!
■番組概要
[タイトル]
日曜劇場『アトムの童(こ)』
[放送日時]
毎週日曜よる9時~9時54分