コンビニで一度は見かける“あのカード”
コンビニの商品棚でよく見かける、“企業のロゴやキャラクターの描かれたカード”(一部の家電量販店などでも取り扱いがございます)。一度は目にしたことがあると思います。

こちらですが、正式名称を「POSAカード」といいます。
購入後にカードの裏面に書いてあるコードを削り、その番号をパソコンやスマホで入力することで、カードの金額分の商品やサービスをゲットできるというアイテムです。

実際に購入するお客さんの間では、ネットでのサービスの支払いにあたってクレジットカードの代わりに使ったり、手軽なプレゼントとしても人気だそう。

導入した企業側からは、“お客さんに継続して使っていただける”“(サービスを使う)最初のいいきっかけになる”といった、ポジティブな意見も出ています。
レジを通さないと、“ただの紙”?
このPOSAカードにおいて、アップル・グーグル・任天堂などの有名企業のものを一手に引き受けて作っているのが「インコム・ジャパン」。扱っているPOSAカードは約1000種類にも及ぶといいます。

有名な企業をはじめ、多くの企業から依頼が来る理由は、POSAカードの仕組みにあります。
POSAカードには“レジに通した瞬間に使えるようになる”という性質があり、レジを通す前はただの紙だそう。

コンビニのレジでカードのバーコードを読み込むと、インコム経由でそれぞれの企業のサーバーに情報が飛びます。該当する企業にてカードの番号が使用可能になるように登録されると、再度インコム経由でその情報がコンビニに行くようになっているとのこと。

それにかかる時間も、わずか2秒ほど。こうした点もあってお店としては管理が楽で、高額のカードも盗難を気にせず堂々と店内に置いておくことができます。また、サービスのロゴが大きく見えることからカードを出す企業にとっては高い広告効果を見込めるというメリットが。
インコム・ジャパンはPOSAカードをコンビニに導入してから約10年で、年間約5000億円もの売上げを出しているといいます(※2021年度)。現在はお店に貼ったポスターのQRコードを読み込んでお会計をするだけで買い物ができるようになるシステムを開発中だそう。今後さらに進化するシステムに注目したいですね。
TBSで毎週日曜日に放送されている『がっちりマンデー‼』では、このほかにもさまざまな企業や業界など経済に関する情報が紹介されています。
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