東京・浅草の老舗から、お持ち帰りできるテイクアウトグルメ4品をご紹介します。
① 江戸時代から受け継がれる味「上天丼」
江戸時代の1837年創業「三定(さんさだ)」は、現存する日本最古の天ぷら店。お店の8代目がおすすめするのが、かき揚げ・エビ・キスがのったボリューム満点の「上天丼」です。

三定でいただける“江戸前天ぷら”は、風味豊かな特注ごま油で揚げた黄金色の衣が特徴。代々受け継がれた醤油ベースの秘伝タレにさっとくぐらせたら出来上がりです。
かき揚げは、エビ・イカ・貝柱などの海鮮の旨みと染み込んだタレが抜群に合い、感激の美味しさに。プリップリ食感のエビなど、天ぷらの旨みを堪能できます。

テイクアウトは、天ぷらのみも可能です。(※注文:電話か店舗来店、商品受け取り:店舗)
② 老舗洋食店の看板メニュー「ビーフシチュー」
1951年創業「洋食ヨシカミ」では、看板メニュー「ビーフシチュー」をテイクアウトできます。大ぶりのお肉がごろっと入った、スペシャルな一品です。

ほろほろ溶けるような、やわらかい国産肉は絶品。丁寧に手間暇かけて煮込んだシチューはコクが凝縮され、これまで多くのお客さんを虜にしてきたそうです。

お店では、100種類以上あるというメニューのほとんどがテイクアウト可能。ほかに、肉厚の「カツサンド」もおすすめです。(※注文:電話か店舗来店、商品受け取り:店舗)
③ 裏返しの油揚げが新食感「いなり寿司」
1922年創業「福寿家(ふくじゅや)」では、見た目も楽しいいなり寿司をテイクアウトできます。先代から受け継いだ技法で握る「ハスの酢漬け」「紅しょうが」のほか、6種類を揃えています。

こちらのお店では、具入りの酢飯を“裏返しにした特注の油揚げ”で包むのが特徴。仕上げにバーナーで炙り、大豆の香ばしさをアップさせています。濃厚な味わいが広がるいなり寿司は、新感覚の食感に。
油揚げの味は種類によって変えており、「鯛の炊き込みご飯」には塩ベースのものを使用。鯛の香りを、より感じながら美味しくいただけます。

ちなみに裏返しには「裏を返す=(お客様に)リピートしていただく」という意味が込められているそうです。(※店頭販売、テイクアウト予約はHPから可能。デリバリーも対応)
④ 出汁が染み込んだ「おでん」を壺でお持ち帰り!
1915年創業のおでんの名店「大多福(おたふく)」では、約2人前分のおでんを壺に詰めた「タコ壺」をお持ち帰りできます。お店おすすめの12~13種類が入り、練り物から野菜までバラエティーに富んだ盛り合わせです。

おでんは、かつお・昆布ベースの出汁と、具から出た旨みが詰まった、まろやかな味わいに。
お店一番人気の大根は、3日程かけて作られ、出汁が染み渡るジューシーな美味しさを堪能できます。

ほかに、時期により巾着の中身を変える「お楽しみ袋」もおすすめです(※2022年2月取材時は鶏肉・糸こんにゃく)。
ちなみに「タコ壺」は、容器を持参した場合は容器代を値引き。別料金で好みのおでんを選ぶこともできます。(※注文:電話か店舗来店、商品受け取り:店舗)
お店情報
① 三定
台東区浅草1-2-2
② 洋食ヨシカミ
台東区浅草1-41-4
③ 福寿家
台東区花川戸2-18-6
④ 大多福
台東区千束1-6-2 NS言問ビル1階
※新型コロナウイルスの影響など、営業状況については事前にご確認ください
王様のブランチ
土曜あさ9:30~